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その数字、どうとらえますか?

こんにちは。大塚としひでです。
今回は数字のとらえかたで、
起きる現実は変わるよ、というお話。

ある会社でのこと。

第1営業部長は数字に厳しい人。

今月の売上予算未達成なら、

部下を怒鳴り散らす。

部下がどんなに頑張っても

予算を達成できないのならば

意味がないと考えているのです。

もちろん、

部下をいじめたいわけではなく、

部下を成長させたい。

ただ、自分も昔はそうやって上司に

怒鳴られながら育てられてきた。

それ以外にどうしたらいいかは

あまり考えたことがない。

そして、

予算を達成できないのは

部下の気合い(時には能力)が

足りなかったり、

部長である自分の叱咤激励が

足りなかったからだと思っている。

そのため、常に威圧し、

恐怖で支配し行動させている。

一方。

第2営業部長は第1営業部長とは

対照的に、数字に固執しない人。

売上予算が未達でも、

達成できた部分はねぎらい、

未達だった理由を部下と一緒に考え、

改善しようと話し合う時間を大切に

している。

決して優しいだけではなく、

やると決めたことをやらなかったり、

言い訳をする部下には厳しく接する。

ただ、

予算を達成できなかったとしたら、

それは部下の気合いや能力不足が

原因ないと考えている。


だから、起きた事実を客観的に分析し、

原因と改善策を部下と話したり、

アイデアを出したりする時間を

大切にしている。


あなたはどっちがいい?

さあ、

あなたならどちらの上司と一緒に

仕事したいですか?


おそらく第2営業部長と仕事したい

と思いますよね。

しかし、

現実の世界では、

第1営業部長のような人が多い

のではないでしょうか。


0/100思考


例えば今月の売上予算が1億円だった

として、

実績は9,500万円だったとします。


第1営業部長なら、

9,500もの売上を上げたことは労わず、

500万円の未達だった部分に着目し、

500万円未達だったことを責めるのです。


そして

「できたことを褒めたら、

甘やかすことになる」

なんて言い訳も言います。


これはいわゆる

「0/100思考」

と呼ばれるものです。


言葉の通り、

0か100かで物事を判断するのです。


0/100思考は部下を不幸にする


今回のケースであれば、

「売上予算を達成できないのならば、

仕事をしていないのと同じ」

といった発想です。

上司である部長がこの発想だと、

部下は不幸になります。

どんなにがんばっても、

予算を達成しなければ、

上司に怒鳴られるのですから。

そして、

「予算を達成しなければ、

仕事をしていないのと同じ」

などどいうネガティブな思考が

出来上がり、自分を責め始めます。

辛くなりすぎると感情が麻痺して

きます。


また、自分と同じような気持ちで

仕事をしていない人に対して、

厳しくあたるようになります。


この妄想はやがてエスカレートし、

ひどい時は

「自分は能力がない」

「売上未達なら生きている資格がない」

などと肥大化することもあります。


その結果起きること


その結果、

何が起こるかと言うと、たとえば

予算を達成するための架空売上といった

会計不正だったりするのです。

また、

部下自身の心身に支障をきたしたり、

最悪は命に関わることも現実には

起こり得ます。


上司とすれば、

部下を育成するためとか

部下を叱咤するためといった、

ほんの親心だったり愛情の裏返し

だったりすることもあります。

実はそんな大したことではないと

思っていることが多いのです。


でも、

上司のそのちょっとした態度が、

会計不正という大問題を引起こしたり、

1人の人間の人生を変えてしまう

こともあるのです。


上司のあなたへ。

そこまで考えて部下と接してますか?

ドキッとしたあなたへ。

じゃあどうしたらいいんだ?

って思いますよね。

そんな時は、

第2営業部長を参考にしてみてください。


第2営業部長が大切にしていることは

以下の通りです。

・できた事実を認め、部下の働きをねぎらう

・うまくいかな時は人のせいにするのではなく

 原因を追及し改善することを大切にしている

・アイデアを大切にし話やすい雰囲気を作る

・不公平や不満がでないようルールや決めたことを守らないことに対しては

 その事実に対して厳しく接する

 (ただし人格否定はしない)



気づいたら変化のチャンス

ドキッとした上司のあなたはチャンスです。

これからステキな上司へと変化できるのです

から。

そう、のびしろしかありません。


もちろんどんな上司の「在り方」を選ぶかは、

あなた次第です。

あくまでも個人的な見解ですので、

役立つと思ったら取り入れてみてくださいね。


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