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風邪引きの最近

身体を壊した、風邪を引いた
心と体は繋がっていて、どちらかの調子が崩れるともう片方も引きずられるらしい

風邪を引いた後で、私の行動の中から原因を見つけ出そうとしたが
もう何もかもが合わさって複合的に起こったと考えるしかない
どんなときも調子が良いと呑気に、気を許してはいけないのだ

ここ2,3日寝込んでいるが、自分の老後が心配でしょうがない
ただの風邪でさえ、将来が不安になり、勉強もせず脳が劣化してくるのではないか、身体が衰えるのではないか、欠勤などで周りの信用を失うのではないかと、ただの鼻詰まり以上の呼吸困難を感じている

この調子では将来、年老いたときに死が現実味を帯び、精神的にブレーキが利かなくなり、コロッと向こうの世界に転げ落ちてしまいそうである

テレビで見るような「自分のことを年寄りだと思ったことがない」「死は怖くない、そのときまで楽しく生きるだけさ」というお年寄りは本当にひれ伏したい
並大抵でなく強いのだろうと想像する

弱くなることは、大きな学びをもたらしてくれる
風邪をひくこと、怪我をすること、精神的に不安定になること
死にたいと思うこと、何もかもが敵に見えること
何もできなくなること、全てが怖くなること
自分が嫌になること

経験したいとは到底言えないが
そのような「弱い」状況に放り込まれてしまった際に
あるいは迷い込んでしまった際に
学んでから抜け出してやろうと思うといい

弱い人などいない、弱い状況があるだけだ
その弱い状況は自分が経験してみないと味わえない
完璧な理解は不可能だが、30%の理解ならできるようになる

辛い、苦しい、と訴える人に対して
かつての自分が必要としていたケアを、提供することができるようになる
「こちらは気にせずに休んで」「自分の体を一番に考えて」などの言葉でかもしれない

五月病という言葉があるだろう
私はそれはこの時期特有の精神的な病気のことを指すと考えていた
新年度・新学期が始まりエンジンをかけていた心が、一度休憩を欲しがる時期

では私が罹っている風邪は五月病ではないのか
確かに心からではなく、体から蝕んできた風邪だ
心が病んでいたわけではない
現に1週間前には家族と団らんしていた
それでも最終的には体から心へ調子が崩れていった
さてこの状況は五月病と説明してもいいのだろうか
あとから五月病だったのさと笑い話にしたい

とりあえずあと1日2日は寝るしかない
歌も歌えないし、文字も15分くらいしか連続して読めないし
椅子にもまっすぐ座っていられないのだ
将来このように一人で生きていくとしたら
もっともっと強く逞しくならなくてはいけないのだ

みなさんご自愛ください
太陽の光を浴びて水分と運動と栄養と睡眠を適切に
いまあるものを大切に
ここまで読んでくれてありがとう

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