見出し画像

別世界のコミュ力お化けヤンキー〜七番目の片思い〜【大学3〜4年】

私はギャルやらヤンキーやらを知らない環境下で育った

しかし、大学は本当に色んな人がいる

彼は私が中高時代には接したことのないような
ほぼヤンキー
だった

人を敵か味方でしか見てない人だった
本当のヤンキーはもっと違うんだろうが
ずる賢いマイルドヤンキーみたいな感じだろうか

彼は歳上がタイプらしく
看護師の彼女と付き合っていて
半同棲していた
当時はそんな彼がやけに大人に見えた

思えば恋愛経験豊富な人は恋愛経験が全くない人間を見下す人がものすごく多い
全員がそうとは言わないが、
私の経験上かなり多い
多分自分が恋愛してきたから、恋愛したことないできない人がマジで理解できないのかもしれないけど

それはもうマウントを取られている気分というか
ずっと馬鹿にされているような感じで
大学時代ものすごく苦しんだ

同じ研究室に配属されて話すようになった
そういえば入学当初初めて喋ったのも彼だったことを後から思い出した

雨が降り出すとコンビニで傘を盗むような人で
(立派な窃盗罪)

なんで好きだったのか今思えば分からない
好きになる私もとんだクレイジー野郎だった気がする

雪降る中、新宿の交差点で雪を投げあって喧嘩した

本当に見下されていた

苦しかったのに、好きだった

「〇〇(私)のために言ってるんだぞ」
と何回か言われた
ネガティブな私は当時、
彼から否定されるのをなんとなく
彼は本当のことを言ってくれる唯一の人!
みたいに思っていた

ただ彼にとって私が都合の悪い人間だっただけなのかもしれない

でも、
お世辞ばかり言う人より数倍マシだし、
厳しいことを言ってくれる人は貴重だと今も思う

最後は研究室の同期を集めさせて皆の前で
こいつめんどくせぇ
って言われた
もはや公開処刑

もう過去のことだから大丈夫
そう思ったけれど、
事細かに思い出して言葉にするのもしんどくなった

私は私を傷つけるような人をいつも好きになってしまうんだということに後々気づく
自分を適当に扱われるのが妥当だと心から思い過ぎていて、適当に雑に扱ってくる人を正当な評価を下してくれる分かってる人と認識してしまうのだろう
その考え方が間違っているのも分かっているがやめられない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?