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にしだひろみ
2023年8月4日 13:32
詩集『ちいさな箱』はお手紙から始まりました2012年に詩集を作りそれ以降もゆっくり詩を書きとめながらまた詩集を作りたいな今度はどんな風にしようかなぼんやりと考えていましたその時浮かんできた人が友人の さくらちゃんでした以前からお友だちだった さくらちゃんその人柄と作っておられる作品にこの人と何かを作れたら···と思ったのですわたしはお手紙を書きましたさ
2023年8月4日 13:45
これから作る詩集にどんな詩をおさめようあれこれ考えました初めは子育てをめぐるお母さんへの詩集を考えましたでもさくらちゃんとお手紙交換しながら思いが変わって行きましたお母さんに限らないでもっと広くいろんな人への詩集をたとえば一緒に作ってくれる さくらちゃんが持っていたいと思ってくれるそんな詩集にしたいそうしてわたしは詩を選び直しましたこれまでの詩のな
2023年8月4日 13:54
さて詩が決まりましたデザインはどうしましょうどんな風に持っていてほしいかなできたらお守りみたいになりたい暮らしの隅っこにあって時々開いてホッとしたりうれしくなったりそうだ箱に入っていたらどうでしょうちいさな箱に箱の中に小さな詩集とあと何か大切なものを入れられるすき間があるような大切な手紙とか写真とかたからものを入れて部屋の隅っこに仕舞っていたらち
2023年8月4日 14:05
詩集『ちいさな箱』は 箱以外すべてが手作りです詩に添えられたモチーフは製作者さんの手作りスタンプ製本も手作業で味わいのある糸綴じです箱のおめかしも手作業ひとつひとつすべてが手作業です蓋の裏に付けられる小さなドライフラワーはその時々で変わるのでわたしの箱は何かしら?と楽しみに開けてくださいねそんなわけでちいさな箱はたくさん作ることはできませんたくさ
2023年8月4日 14:15
ものごとをコンパクトにできる時代だからかたちあるもの手間のかかったものがかえって大切に思えますたとえば幼い子どもからの手紙折り紙の裏にクレヨンで 「ままだいすき」と書いてあるクレヨンの字ははみ出てて平仮名はちょっとオリジナルまだ覚えたての文字をいっしょうけんめい描いた跡母のよろこぶ顔が見たくていっしょうけんめい描いた跡母にはそれは掛け替えのない宝物
2023年8月4日 14:23
『ちいさな箱』を作る過程で製作者のさくらちゃんとびっくりしたことがありますわたしたちは以前からお手紙のやり取りをしていましたさくらちゃんはふとお手紙を送りたくなる人でふとお手紙をくれる人でしたそれから何年もたちちいさな箱を作り始めた時わたしがさくらちゃんに送った過去のお手紙類の中からひとつの詩が見つかりましたそれは「秘密の箱」というものでしたもちろん未来