星明かり

夏の夜は星空がにぎやか
天の川が横切る空の端っこに立っている
人間の進化の過程でも
神話の時代を通り越しても何も変わらない

人の夜は街々がさわがしい
人の流れは星の流れのように途切れることはなく
命懸けは意思のままに
風の時代に乗るがままに変わることもなく

欲望と自制がせめぎ合い
羨望と野望が混ざり合う
ココロは悩んでいる
本当はどうしたいのか どうすればいいのか

頼りにしていたカラダは不安を抱えて足踏み
何もかも失うことが怖いココロとカラダは
夜に星空を見上げた
手を取り合ったココロとカラダに星明かりが入った


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