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積み上げようとするから詰む

衝撃的な動画を見つけてしまった。
もっと早く見てたら、教師やってた時もっと子供を笑顔にできたかもしれないと思うと胸が苦しい。@NZ🇳🇿

何に衝撃を受けたか?

努力を積み重ねた延長戦の未来に「成功」を持ってくることがそもそも間違っている、という考え方。

こういう系の「あるある」を列挙していく。
・努力しても成功するとは限らない
・成功するまで努力しろ
・努力は夢中に勝てない
・努力を努力と思うな
・正しい方向に努力しろ、自己満足するな(近いと言えば近い話)
・成功体験があるから努力したいと思える(動画前半はここにも触れている)
・努力を積み上げて「塵も積もれば山となる」
……このいずれにも当てはまらない話だった。親和性はあるけどね。

「努力と成功の順番」にフォーカスするとこの動画で語られた概念を理解しやすい


宋世羅さんは、「努力」がもたらしうる「思考停止」について語っていて、まさに自分のウィークポイントについて語っているなと胸が痛くなった。

努力が思考停止をもたらしうるとは。

どういうことか。

努力することで思考停止するニンゲンの口癖3選

成功している人の成功パターンは2つという説。
①たまたま(小さくても)成功して、そこから努力も
②初手から成功を目指し、失敗してもそれを繰り返した

要は、以下のようなのがダメなパターン。
自分は似たようなこと全部やってたけどね。
・自己研鑽とりあえず本を何冊も読む。
・受験英語とりあえず英単語ばかり覚える。
・サッカーとりあえずリフティングばかりする。
・ハンドボールとりあえず筋トレをする。
・受験世界史とりあえず一問一答をこなす。
・卒論とりあえず片っ端からググる。
・何事もとりあえず情報を片っ端から集める。
・文章上手くなりたいからめっちゃ読んで書こう
・SNSとりあえず毎日投稿しよう

芋堀のように簡単に何かが手に入るわけない
単純作業の苦行≠努力

自己研鑽ホントにしたいなら、本やYouTubeばかり見聞きしていないで、上司や顧客にフィードバックをもらえ。
受験受かりたいならまず過去問をやれ。
英語喋りたいならどんどんセリフ考えて口に出せ。
スポーツで結果出したいなら結果出してる選手と同じバリューが出せるように頭を使え。
卒論は情報集める前に仮説を立てて結論を出そうとしそこから裏付けの情報を足していけ。
面白い授業を作りたいなら、単元についての勉強ばかりしてないで生徒の反応や喜ぶ顔、一緒に楽しむ光景を思い浮かべろ。
……
と、過去の自分に言いたい。


努力の悪い所って、努力は努力でほんとに無駄になるわけじゃないところなんだよな。
でも成功や目的を見失ってあっという間に自己満足の努力になってしまいがち。

何かを重ねて重ねて重ねて、その結果にただのゴミの山ができる、すごく頑張って、すごく努力して、ゴミの山ができる。

よく、「正しい努力」なんて言い方がされる。
けど抽象度が高い。
解像度が低い。

だって、努力なんて、どんなことしたって成長に繋がるやん?何かしらの蓄積になるやん?積み重なるやん?
だから正しいやん?

そう思ってしまっていたから自分は何事も空振りだったのだ

自分にとにかく必要だったのは、遠回りせず真っ直ぐに目的に向かう姿勢。最短/直近の目標を無駄にせず即達成するスタンス。

【今まで考えていた「積み上げ」】
無駄なことなんてない。connecting dots。とにかくインプット。なにか行動を起こせば成長はする。どんな事でも積み上がる。

【この動画を見て変わった「積み上げ」観】
自分が成長することより結果を出すことを考え、その過程でPDCAを回しながら七転八倒したり成功体験を得たりするから積み上がっていく。
成長のための努力は自己満足で陳腐化しやすいが、目的や結果のための努力は陳腐化しにくい。


積み上げや成長を目的に設定すると、「なんでもok」になるのがとにかく良くない。


目標達成、成功、を目的に設定してそのゴールに向かうプロセス以外努力と言わないようにしないと。
というか目的のない努力は努力じゃないように呼ばないと。


なーんか書いてみるとどこかで聞いたことがあるような話になっちゃったな。


抽象化すればみんなわかってるようなことなのに、宋世羅さんは「全然わかってなかったなあ」と突きつけてくれた

他人だけじゃなく自分自身も「ひたむき」を目的化してたフシが

目的から逆算、みたいなのの本当の意味が分かってなかったなあ

こつこつがんばったさきにあるのはとにかくただのゴミ
単に頑張るのはやめよう

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