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海外移住に向けて「人生ロードマップ」書いた話

夫婦でいつか海外に住もう。
そういう話を常々していた。

私は小学生の頃に「環境保護NGO」について調べたことをきっかけに、いつかは社会課題・環境問題に対して取り組む仕事を海外でやりたい。

奥さんはもともと帰国子女。海外が長かったので、そちらの方が肌に合う。また、1度くらい海外でビジネスに挑戦してみたい、という気持ちも少しあった。

しかし、2人とも日本でそれなりにキャリアを積み重ねていたので、仕事に追われている間に2〜3年経ってしまっていた。

「こりゃ締め切りを作らないと、海外住めなくなるね」

ちょうど仕事が忙しすぎて奥さんの体調がちょっとよくなかったこともあって、日本的な過剰な働き方から本格的に距離を置こう、と決めて、そのプランニングを始めた。

それが2017年の年末。
テキトーな裏紙に2人で「今後の人生ロードマップ」を手描きした。

スクリーンショット 2020-01-17 7.10.40

こんな感じのやつ(実際は手描きなのでもっと汚い)

私個人の場合、「死に方」から逆算して人生設計したりするので、「どんな人に囲まれて、どんな風に死ねたら満足した人生だと思えるか。それを実現するには何が必要か」を落とし込んでいきました

「結果から逆算すると、想定外のチャンスとか経験を積めないよね、機会損失しちゃうよね」という考え方の人もいると思うので、今の自分の状況から積み上げ式でもいいと思います。

ということで、上のマップの内容は全然正確じゃないけど、ひとまず「締め切りの年齢」を決めた。

締め切りまでのアクションを決めていく上で、夫婦で話し合った議論点はざっくり3点ほど。

①ビザを取るとしたら、どちらが取るか
②どのように生活費を稼ぐか
③子供産むタイミングどうする

①は2パターンあって、一つが奥さんがずっと外資系企業を転々としていたので、その米国本社に転職を試みる

もう一つは、リタイアメントビザや投資家ビザ(投資やってなかったけど)、専門職系のビザなど、何か条件を満たすことでビザがおりそうな国を探す。そこで仕事を探し直す。

②の生活費については、①が何になるかによって左右されるけれど、どちらかが就職できればひとまず安心。もう一人はフリーランスなり、パートタイムジョブなり、資産運用なりでサポートする。

ビザによっては就労してはいけない、という条件の場合もあるので、その場合はどうするか、とかも考える。

また、あんまり「いつまでに移住実現しなきゃ!」と自分たちに余計なプレッシャーかけると、「本社への転職うまくいかない、どうしよう・・・」と心が不幸になる可能性もあるので、もうそしたら「200万円で住めるだけ住もう!生活費はむしろ稼がない!」と割り切って、期間限定海外生活というのもアリだよね、と妥協プランも用意しておいた。

③はなかなか切実ですね。妊娠するとしばらく海外生活はお預け。というか、子育てでバタバタし始めたらおそらく実現するのは子供が独立する60代以降とか。その時、自分たちの親は大丈夫だろうか。

一方、30過ぎたそこそこいい年齢2人なので、早めに産まないと子供への影響も出てくるのではないか。

結局、ここの判断は人によると思うのですが、私たち夫婦の場合「子供は欲しいけど、自分たちで産まなくても(養子)あり」という価値観だったので、ひとまず海外移住を優先させることにしました。(ここは賛否両論あるかもしれません)

毎日のように夫婦でいろいろ話し合って、2018年の5月くらいから本格的に準備を始める。私は「2019年の頭には移住するので会社辞めます!」と先走って2018年の10月には仕事を辞めたけれど、実際はそこから約1年(2019年の9月に移住)かかりました。

ここら辺の詳しい話はまた機会がありましたら。

ちなみに、なんとなくな憧れだけで「海外に住むこと自体が目的になっちゃう」とまずいな、と思ったので、当時、大谷翔平選手がやっていたことで話題になったマンダラート(マンダラチャート)を私もマネしてざっくり作りました。

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(これは大谷翔平選手のやつ)

真ん中に、実現したいこと書いて、それを実現するための8要素を周りに書いて・・・ってやっていくやつ。

これがあれば、「日本にいる間に何をしなければいけないか」「海外に住み始めたら何をしなければならないか」が明確になるので、オススメです。

もし、このnoteを読んでいる方で、海外移住を検討されている方がいらっしゃいましたら、こんな計画の立て方もありますよ、の一例として役立てていただけましたら幸いです。

最後までありがとうございました。

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