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未来は「暇な時間を埋めるビジネス」が生まれる

生活を高速化したい人が増えています。

博報堂の調査によると、「日頃の行動(仕事や家事、遊びなど)を、今よりスピードアップして高速化したい」人が、20代・30代・40代で増えているという。

「自由時間に予定を入れたい」
「物事は素早く進めたい」
「複数のことを同時にこなしたい」

の3項目については、20代のみ「したい派」が「したくない派」を上回ったという。

世代によって生活スタイル・価値観が露骨に変わってきていますね。

隙間時間でバイトする「Timee」が、効率よく生きたい若い人のニーズにマッチしてきていますし、社会人もフリーランス、複業、副業、ギグワーカーが徐々に当たり前になってきています。

今は「効率よく」の側面が強いですが、AIがさらに進化していけば、物事を処理するだけの仕事はAIがやってくれるので、人にはもっと、まとまった時間がやってくるかもしれません。

こんな記事もあります。

働き方が本格的に変わっていくのはもちろんのこと、暇になった時間を何に使うか、でその人らしさが強く形成されていくようになるのではないでしょうか。

人々は他の人とは違う、自分ならではの人生をより強く追求するようになり、人生は画一的なものではなく、それぞれに分かれたものとなっていく
。人々はそれぞれの興味/関心などを軸にますます多く、自らの世界を持っていく。

また、現実世界のほかに、XR技術の進化・浸透とともに、バーチャル世界がリアル世界と融合し、リアルとバーチャルの境界は意味をなさないものとなります。リアルとバーチャルが融合された世界の中で、人々はそれぞれの世界毎にアイデンティティを保有する、マルチアイデンティティ時代が本格的に到来すると考えています。

「余った時間をどう使うか」に人の個性が表現されていく時代に。

現在でも「リアルで会った時の顔」と「SNSの顔」を使い分けています。Twitterで複数アカウント作って、呟く内容を使い分けている人もいます。VRの世界に人間が入り込めるようになっていけると、その世界独自のキャラクター、生き方なんていうものも生まれてきて、マルチアイデンティティがさらに進みそうですね。

孫正義さんも令和インタビューでこのようなことを語っていました。

どんな時代でも、常に人に生きがいはあるわけですよ。昔、機械がないときに人々は手で田植えをして、手で魚を釣って、手で土を運んでいたけれど、機械が登場しても職は奪われるどころか、むしろ新しい職が次々に生まれていった。同じように、AIがどんどん人間の仕事をこなすようになっても、AIを道具として使って、AIとともに提案をしていくコミュニケーションの仕事が次々と誕生するはずです。

あるいは、AIによる代替で可処分時間が増えることによって、人はもっとアートやスポーツやエンターテインメントや料理といった、より人間らしいことに時間を費やし、生きがいを見いだしていくことができる

逆に言うと、機械とAIができるような単純労働やルーティンワークは、そんなものをなんでわざわざ人間がするの?という時代が訪れる。人間はもっと人間らしく会話をしようよ、触れ合おうよと。人の温かみを感じるサービスや商品をリスペクトしようよと。そういうことによって生まれる、新しい価値や新しい仕事、これはもう山ほど生まれてくるはずです。

人が余った時間を、もっと人間らしく、自分らしく生きたいと思った時、どういうサービスが生まれてくるでしょうか。ここら辺に新しいビジネスのヒントがありそうです。

今でも世界中の家を定額で借りられるサービス「HafH」なんかもできて、「海外フリーランス」が自分らしい生き方である、というのもハードルがずいぶん下がりました。

手軽に宇宙に行けるようになったら「宇宙フリーランス」なんてのも生まれてくるのかなあ。あらゆる星に住み放題、なんて。その時まで長生きしたいですね。

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