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ガイドブックにない熊野・・ハンパないポテンシャルを持つ那智勝浦③-coolなkumano22

那智勝浦①では、山。

那智勝浦②では、海。

那智勝浦が持っているハンパないポテンシャルを紹介していますが、
今回は、私がおすすめする温泉と美味しいものです。
熊野とは①で紹介したように、熊野信仰は自然崇拝が起源。
それは大いなる大地の営みへの畏敬。
大地の営みは、世界最大級の「熊野カルデラ」が大きな要因。
その熊野カルデラに沿って泉質抜群の多くの温泉が湧き出ています。

熊野の温泉と景勝地と熊野カルデラ

ハンパない湯量と泉質の温泉の数々

■南紀勝浦温泉
那智勝浦の温泉と言えば、南紀勝浦温泉ですね。
ガイドブックに載ってますが、触れずに入られないので。
そのフラッグシップはホテル浦島と万清楼のホテル浦島グループです。
ホテル浦島は、12とか20(どっちか忘れました)の泉源を持ち、館内にある忘帰洞や玄武洞など6つのお風呂にブレンドまたは単一泉で供給しています。もちろんかけ流しです。
中でも私のおすすめは、「磯の湯」です。単一泉で二つの泉質の湯船があります。そのとなりが玄武洞でトップフォトのように洞窟風呂になっています。

ホテル浦島の代表「忘帰洞」

万清楼は私の定宿でコンパクトで温泉と料理が最高。

万清楼の朝ご飯
小鉢いろいろと炊きたてご飯

町内には、各旅館をはじめ公衆浴場「はま湯」や足湯などの温泉がありこれだけで十分楽しめますが・・

ここからです。ガイドブックにないのは。
湯川温泉
ここは、和歌山でもトップクラスの湯量と最高の泉質があります。
おすすめというか、あまり教えたくないくらいすごい温泉。
熊野古道沿いにあり、いにしえは熊野詣での「湯垢離場」として栄えた約1500年の歴史があります。
かけ流しどころか「出しっぱなし」の強烈な湯量を誇る温泉です。

きよもんの湯
ゆりの山温泉

湯川温泉には、「きよもんの湯」「ゆりの山温泉」「四季の里温泉」の日帰り温泉があります。さらに山の越えて海にでると「夏山温泉」(太地町)があります。

熊野では、本宮の「湯の峰温泉」とここ「湯川温泉」は、絶対に行くべき温泉。
最高の泉質と湯量があります。
ちなみにいづれもいにしえの熊野詣の「湯垢離」の温泉です。

他のもすごいのがあるんです。
たらいの湯と流し台の湯
それは、那智の谷にあります。
この谷には、自噴の温泉が湧き出ています。
今の温泉は、ほとんどはポンプアップしてますがここにはいくつも自噴の温泉があるのです。

たらいの湯(勝手にそう呼んでます)
流し台の湯も勝手にそう呼んでます

両温泉とも、道路から近いところにあり地元の人たちが洗い物などで利用しています。入浴はできないことはありませんが・・昔、テレビの番組で入っていました。
私も真冬にロードバイクで那智山クライムをやったときに、気温の低さのなかの下りであまりの寒さで気絶しそうになり(ちょっと大袈裟笑)、ここの温泉で手を温めただけで生き返りました。

少し前まではこの周辺に入浴施設もありましたが、紀伊半島大水害で撤去となっています。

那智の源流から那智の海に至るこの谷には、黄泉の入り口とされた「妙法山」、滝が神で熊野詣の最終目的地とされた「那智の滝」、大地から自噴する温泉、「白蛇弁天」や「お蛇浦」の海があり
熊野のなかでも大地の営みが間近に感じる最強の霊地であると思っています。

美味しいものいっぱい

■勝浦と言えば肉?
勝浦と言えばマグロではなく。生マグロが正解。
やっぱり生は美味しい。
マグロはガイドブックにあるので・・

過去最高のマグロのモニュメント
450kg、274cm

那智勝浦で何を食べるかといえば・・
お肉です。

勝浦は、マグロの漁港。漁師さんはマグロを降ろすとすぐにまた漁にでます。何日も。船上で食べるご飯はやっぱり肉がなければ。
と言う理由で肉が多く流通し美味しい肉が多いのです。
私がよく行くのは

ステーキハウス
ハンバーグも目の前で焼いてくれます
いろんな部位がたのしめる「和」

両店とも予約が必要です。
観光客は勝浦と言えば生マグロで名店を訪ねるのは当たり前ですが、是非お肉もすごく美味しいのでお楽しみください。

■私がよく行く地元民愛用のお店

昔ながらのグリルと純喫茶。

ランチもディナーもテイクアウトも
レストラン「グルメ」

レストラングルメ。洋食屋、グリルという名がピッタリのお店。
私的ナンバー1グリル。
奥さんは美人でキュートです。

昭和感溢れる純喫茶ユータウン
世界一うまい焼きそば定食

純喫茶ユータウンは、元気なおかあさんとご主人がお二人で頑張っています。昭和感丸出しの純喫茶。
懐かしい雰囲気です。
世界一美味しいと思っているメニューが3つ。
焼きそば定食、たまごサンド、ホットケーキ。

マグロを扱う居酒屋はたくさんあります。
「bodai」「いちりん」「竹原」がおすすめ。

こんなんもあります。

まぐろの無人販売機

お土産は

おすすめするお土産は3つ。
牛王神符
日本で最も権威のあったお札。
誓約書の原型。
今は魔除け、病魔退治などで。
熊野の三社それぞれにあります。
熊野の象徴・・八咫烏と牛王神符を参照

カラス文字で描かれた牛王神符(熊野那智大社)

■山口光峯堂の那智黒の硯
碁石などで使われる黒い石が那智黒。
職人の技術で創られた那智黒の硯は天下一品。
墨のすりあじは無双です。

がんこで笑顔がかわいいおやじが
説明してくれます

■丸正酢
那智の伏流水を使って昔ながらの醸造で創られる無添加の酢。
世界に販売する人気商品です。
特に「ちゃんぽんず」は万能で人気ナンバー1。

充実のラインナップ

お土産というか自分のために買ってください。

那智勝浦は温泉も美味しいものも秀逸なのです。

次回は、ハンパないポテンシャルを持つ那智勝浦編④で
最強の霊地である那智の谷を歩く「那智参詣曼荼羅のみちを歩く」を紹介します。熊野古道を那智の海から谷を上がり、那智の滝や熊野那智大社、那智山青岸渡寺に参拝し、余力があればかけぬけ道を妙法山まで歩きます。


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