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ハーバード現役研究員皮膚科医が書いた~見た目が10歳若返る本~

著:小川 徹
2022年5月3日


●10分読書●
●あらすじ


海外のエリートはとにかく外見に気を遣っている中、日本のビジネスパーソンは外見へのこだわりは劣っているように映る。なぜ海外のエリートが外見に気を遣うかというと、自分が思っている以上に外見というのうは周囲への影響が大きい為である。また、医学界においても患者の中で外見に自信を持っている人ほど内面まで自信に溢れていて人生が前向きに生活している人が多いのだ。更に外見を決める皮膚は人間の最大の臓器でもあり、皮膚の不調は臓器の不調サインにもつながっている。だからこそ「皮膚を通した健康を知る」ことを本書で学び外見/内面/健康の三つの側面から“見た目を若返らせる方法”を紹介していく

●感想


当たり前のようなことが正直、紹介されていることが複数あった。逆に言えば当たり前のことをどれだけ丁寧に行うことができるのかがら何歳になっても若々しい自分で入れるのだと再確認できた内容だと思う。一つ嬉しかったのは、今まで肌感覚で「外見に自信が持てれば内面まで明るくポジティブになれる」という考えがあったが、欧米では当たり前のような価値観であったことである。あくまで本書での見解なのでそれが一般常識であるかというのは考慮すべき点ではあるが今後の事業に向けて自信が持てた内容だ。
もし本書で紹介した内容が正直面倒くさいという方は次の二つを最低限行うことで若々しさを保つことができる。①朝晩の洗顔②なんでもいいから化粧品を使用しての保湿ケア。まずはこれだけでもやってみてください!!
 

第一章 男性も女性も第一印象を決めるのは“やっぱり「肌」“


日本人男性は欧米と比較すると肌への意識が低いように思われ、女性と異なりフルメイクが難しい為に「素の肌」のケアが重要になってくる。その際に5つのポイントで人間は“老けて見えるか”を判断しているとのこと
①目の外側のシワ
②目の下のたるみ
③くま
④肌のくすみ
⑤髪の毛の量
上記が衰えて見えるだけで印象も大きく変わってしまう為にそれらをケアすることが重要である。
そのケアが7つのポイントである
①顔を「正しく洗う」
 一日2回を目安に朝でも洗顔料を使用してのケアを推奨する。なぜならば特に男性は睡眠中に肌表面の皮脂の分泌が多く
 朝起きた時点で水だけでは洗い流せない状態になってい為である。
②「保湿」で乾燥を防ぐ
 「乾燥は肌の大敵」と言われるが、特に男性は肌の皮脂が多いのに対して水分量は女性より低く常に乾燥している状態である。 
 そしてその乾燥状態が続くと肌のキメ(皮膚表面の凹凸のこと)が乱れてしまいトラブルの原因になります。その為に「保湿剤(クリ
ーム等)」を使用する必要があり、基本的には洗顔後の“5分以内”に使用することで肌が乾燥する前にケアが整うのだ
③紫外線こそ、基本且つ王道
 老化の8割は光(紫外線)老化であるとも言われ、日本人男性は紫外線ケアまですることがまだまだ珍しい状況において10~
20年後の自分も若々しくいたいなら必須のケアである。ポイントとしては①メガネやサングラスで「目からの日焼け」を防ぐ②「紫
外線」の強い時間帯を避ける③「曇りの日」も油断しない④「冬」も油断は禁物⑤「日焼け止め」を正しく使用する。これらを意
識することが重要である。
④シミ対策を「正しく」行う
③に付随してくるがシミの主な原因は紫外線である為、まずは③のケアをしっかり行うことが重要である
⑤シワ・たるみ対策を「正しく」行う
 シワの種類によってケアも異なってくるが、例えば日頃から表情筋のマッサージを行うだけでも十分なケアになる。シワの影響が最もでるのは「首」であり、その為には枕を高すぎないようにすることなども重要である。
⑥ニキビ対策を「正しく」行う
 少年時代のみならず大人でも起きる「大人ニキビ」は、個人差があるもののカカオやコーヒー、アルコールの過剰摂取で発生する
ことがあるので思い当たる場合は摂取量を控えた方がおススメである。また、過度に炎症したニキビをセルフケアで治すことは難し
い為、早めに皮膚科医へ相談をし施術をすることも推奨する。
⑦くま対策をしっかりする
 くまには3種類あり、「青くま」は血行不良や睡眠が原因なのでマッサージや生活改善を推奨する。「茶くま」は色素沈着による
発生しているものなのでまずは肌をこすらないこと。「黒くま」はたるみが原因の為、保湿対策が有効だが、むくみがある場合は内
臓系の疾患などの予兆である可能性がある為に、早めの受診することをおススメする。
 

第二章 見た目年齢は「腸年齢」で決まる


便秘になると肌に吹き出物ができたりと昔から「腸と肌はつながっている」と言われています。老化に伴い腸環境は衰え外見にも影響を及ぼしやすい為、腸を整えいく必要がある。その為に必要なことが「普段の食事」である。以下の7つを紹介する
①「ミネラルウォーター・ローテーション」で水の飲み方にこだわる
 人体の6割は水分でできていることから“水”にこだわることで腸にも大きな影響を与える。その為に各国の、そして硬度が低いも
のから高いものまでまんべんなく摂取することでバランスの良い水分状態を保つことができる
②「ヨーグルト・ローテーション」で健康推進効果を最大化させる
ヨーグルトは腸内での善玉菌を増やすのみならずカルシウムやタンパク質を豊富に含んでいる。その際にはただ摂取するのではな
く、さまざまなブランドや含まれている菌を意識してローテションして摂取することで健康推進効果が期待できる。また一度の摂取
量は100g程で整腸効果を考慮すると朝に摂取することを推奨する。
③「食物繊維」を意識して摂取する
欧米化に伴い日本人の「食物繊維」の摂取量は年々減少しており、以下の食べ物を意識してい摂取することを推奨する
お米・おから・海藻・キノコ・芋・豆・バナナ・イチゴ・ブロッコリー・ごぼう・ホウレン草
④アンチエイジング効果のある「コーヒー」「紅茶」の上手な付き合い方
 どちらも素晴らしい効果があり、たとえば 「紅茶」にはポリフェノールやハイドロキシんといった成分で体の酸化機能を防ぎ、肌の若
返りや美白効果が期待できるのだ。また、「コーヒー」においてもクロロゲンやカテキン、ポロフェノールが赤ワインど同等まで含まれており同じく肌の酸化を防ぐ作用や生活習慣病の予防が期待できる。但しどちらも飲みすぎは禁物で「1日3杯程度」を目安として摂取することを推奨する
⑤若返り効果をもたらす「ワイン」「ウイスキー」の上手な飲み方
 ワインには有名なポリフェノールが、ウイスキーにはシミの原因物質「メラニン」の生成を抑える働きがあると結果がでている為、適
度な摂取は是非推奨したい。但し飲みすぎは「アセドアルデヒド」の分泌が追い付かず肌のDNAを傷つける可能性がある為
に注意が必要である。
⑥協力なアンチエイジング効果がある「ナッツ」で上手に間食を
 仕事に疲れたからといって休憩がてら甘いものを摂ることは血糖値を急激に挙げることになり非常に控えたいものである。その変わりにおススメしたいのが「ナッツ」である。ナッツには豊富なタンパク質やミネラル、食物繊維が多く含まれており、更に中性脂肪を減らしたり善玉コレステロールを増やす「オメガ3・6脂肪酸」が含まれている為に間食の食べ物としては有能すぎるのだ。
⑦ジャンクフードなど「老化を早める食べ物」は避ける
 スナック菓子やカップ麺、ハンバーガー等はビタミン・ミネラルが少ないことに加え、参加されている油を多く含んでいることから身体の老化を圧倒的に早める為になんとしてでも避けたいものである。また、ジャンクフードの摂取は精子を傷つけるという効果がでている為に、将来のことを考えているのであれば尚さら控えるべきなのである。
  

第三章 毎日の習慣で「外見力」を磨く


1章が「外側のケア」であり、2章が「内側のケア」であり本章は「心のケア」である。ストレスが溜まっている状態でいくら内外のケアをしても肌が荒れるのは心が皮膚と密接につながっている為である。特に①睡眠②運動に加え、③入浴に④禁煙そして⑤スマホが重要なポイントであるので、それぞれ紹介していく。
①睡眠は入浴後3時間以内に就寝することで成長ホルモンが分泌され、7時間寝ることが望ましい
②入浴は37~39度のぬるま湯をゆっくり浸かる。また入浴剤を用いて保湿やリラクゼーション効果があるものをローテーションすることでリラックス効果を得られる
③ジョギングを行うことで「セロトニン」が分泌され脳内の活性化につながるので行うなら朝が推奨される。そして血液が循環になり肌めぐりも改善されるというものである。
④きちんと「禁煙」する。タバコには有害物質が60種以上含まれており、ニコチンには肌を収縮させる働きがあることから肌にとっても大敵である。
⑤「スマホ」のブルーライトは有害な光がでており、皮膚にも負担をかけシミやシワを発生させる要因にもなり得るという結果がでている
 
 

 


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