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〔1〕決断力を鍛える方法〜《中間管理職専用》〜時には人のせい!会社のせいに出来るポジションにいることを忘れないで〜

中間管理職は、
企業の発展に不可欠な存在!

そうは言っても
その立場は板挟みの日々で、
膨大なストレスが降りかかってくる。
 
上層部の期待部下の要望との間で
板挟みになりながら、
決断を迫られるポジションです。
 
Aを選べば部下から文句を言われる!
・Bを選べば上層部から詰められる!

 
どちらを選択しても、
結局、上か下のどちらかからは文句を言われ、
時には責任をなすりつけられてしまう
辛い立場とも言えます…


セクション1: 板挟みの中で決断する日々

中間管理職は絶え間なく、
上からも下からも
あらゆる選択を突きつけられ
決断を迫られ続けます。
 
一見すると、
選択肢は豊富にありながら、
それぞれが異なる期待や圧力を背負っているため、
どの道を選んでも課題がついてきます。
 
◇毎日の葛藤と対立
中間管理職は、
上層部と部下、
双方の橋渡し役として期待されます。
 
上層部からは結果と効率を求められ、
部下からはサポートと理解を求められます。
 
コスト削減の命令が下ると、
部下のモチベーションや仕事の質を維持しつつ、
予算内で結果を出さなければなりません。

上層部の言うことを聞けば、
部下のヤル気はなくなる…

部下の言うことを聞いてやれば、
上層部から文句を言われてしまう…
 

中途半端に両方の意見を取り入れようとすれば、
誰からも評価されないどころか、
双方から批判されてしまう…
 

◇決断の重圧
決断に迫られる状況は日常茶飯事で、
特に緊急を要する問題では、
迅速かつ効果的な決断が求められます。
 
しかし、
その決断が後になってから
批判されることも珍しくありません…
 
特にブラック企業体質の上司がいると、
上層部に確認をとった上での決断であっても、
「俺は聞いていなかった。
お前が勝手に判断したんだろ!」

と言われて、
全ての責任をなすりつけられることも…
 
◇ストレスとの戦い
このような状況は、
精神的にも肉体的にも疲労が溜まり、
当然、ストレスも蓄積していきます。
 
ストレスが蓄積すると、
冷静な判断が難しくなるだけでなく、
健康問題にもつながりかねません。

ストレスが溜まっている事に
部下達は気づきます。

それが、
部下達の出世の意欲を奪い
「あんなに大変なら出世したくいなー」
と思われてしまって、
後釜が見つからず、
ずーーーとアナタだけが大変な状況が続く…
なんてこともあります。

セクション2: 責任の重圧から解放されよう

日々抱える責任の重圧は、
心身の健康に著しい影響を及ぼすことがあります。
 
その負担を軽減し、
より健康的でバランスの取れた
職場環境を実現するための
戦略について探っていきましょう。
 
■責任感の再定義
中間管理職は、
現場で起こった全ての責任を
自分一人で背負うことになりがちです。
 
これはかなりキツイですよね…
 
社長ではないから、
思い切った決断は出来ませんしね…

そもそも、
ほとんどの中間管理職が、
[全責任を取らされる]に見合う程の
給料を貰っている訳ではないでしょうし…

 
いずれにしても、
中間管理職が持つ責任感のレベルを再定義し、
自分一人で全てを解決しようとするのではなく、
チームとしての解決策を模索することが重要です。
 
自分だけが責任を取る立場ではない
という認識を持つことで、
精神的負担を軽減できます。

 
■優先順位の明確化
 中間管理職はとにかく
「やる事が多い」
「確認事項も多い」

タスクだらけの日々の中で
何が最も重要かを判断し、
優先順位を明確に設定することで、
不要なプレッシャーを排除しましょう!
 
全てのタスクが
同等の重要性を持つわけではない
ため、
緊急性と重要性を基にタスクを分類し、
やるべき事を効率的に分配するスキル
を身につけましょう。
 
そうしないと、
多忙に追われて心身共に壊れてしまいます。

 
■委任する力
全ての決断や作業を自分だけで行うのではなく、
適切な業務の委任を行うことで、
責任の重圧を軽減することが可能です。
 
部下への信頼を築くことで、
彼らも成長の機会を得られ、
チーム全体の能力が向上します。
 
委任することで時間が生まれ、
より戦略的な業務に集中できるようになります。
 
とは言え
「任せられる部下がいたら苦労しないよー!」
という中間管理職も多いと思いますので、
その辺のテーマは別の機会に取り上げたいと思います。

セクション3: 決断力が格段にアップする考え方
― 中間管理職だからこそできる ―

日々の決断においては
中間管理職という
《中間の立場》存分に利用しましょう!

すべてのプレッシャーを
自分だけで受け止める必要はありません。

 
決断力を高めるうえで、
非常に重要なポイントをまとめました→
 
◎上層部や会社の方針を利用する
自分が直面する問題や決断について、
会社の方針や上層部の意向を
利用することは全くもって正当な
事です!
 
例えば、
とあるプロジェクトが
上からの指示に基づくものであれば、
それを明確に部下に伝えることで、
不必要な責任感から自身を解放できます。
 
「私が決めたわけではない」
という事実を明確にすることができ
不当なプレッシャーや批判から
自分自身を守りましょう!
 
 
◎部下の文句や要求を上手に処理
部下からの不満や要求を
すべて自分で受け止める必要はありません。
 
部下の声を聞きつつも、
必要であれば上層部と共有し
解決策を模索しましょう。
 
全部、一人でやる必要はないですし、
アナタの部下ではありますが、
大前提、会社の社員なので、
最後は上層部が面倒を見るべき存在
です。
 
 
◎適切なエスカレーション
すべての決断や問題を
自身で解決しようとせず、
必要な場合には適切に
エスカレーションすることが肝心です。

これは逃げではなく、
効果的な問題解決の方法
です!
 
上層部への報告や相談を通じて、
より賢明な決断を下すための
サポートを求めることは、
賢いアプローチと言えます!

※「エスカレーション」→
意味は「拡大」「上昇」等で
ビジネスシーンでは
「上位の管理職に指示を仰ぐ」
「自分よりも上の立場の人に対応をゆだねる」
アクションのことです。
 
エスカレーションのスキルを
身につけることが出来れば、
マネジメント力は飛躍します!
 
中間管理職として生き抜く為の
根幹になるスキルなので、
次回のCOOエクスペリエンスでは、
エスカレーションを深堀したテーマを
お届けしようと思います。

コンクルージョン:

中間管理職として
多忙な日々を乗り越えるには、
自分一人で全てを背負わない事が
ポイントになります。
 
会社の方針や
上層部の意向を有効活用すること、
適切なエスカレーションを行うこと、
そして部下の声を適切に処理しながら
健全な職場環境を作っていきましょう。
 
戦略的に中間管理職の立場を活かし
会社の為だけではなく、
しっかりと自分自身の為にも
賢明な決断を行っていきましょう。
 
※賢明な決断というのは、
当然、転職や独立も含まれます。
 
全ての問題や責任を
アナタになすりつけてくるような
会社に生涯を捧げても報われません!


今日のお話はあくまでも、
まともな企業にお勤めの
中間管理職の方向けです。
 
今日の話が綺麗事に聞こえた方は、
ブラック企業、
もしくはその予備軍企業に
お勤めの可能性があるので、
今日の内容でご紹介した対策どうこうの前に、
今後のことを真剣に考えてみて下さい。

アナタをきちんと評価してくれるような
報われる環境に居ない限り、
仕事人生は報われません。

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