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ハラスメントを徹底解説

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パワハラ、セクハラ、マタハラ、世の中にはたくさんのハラスメントがあり、事業主には「従業員がすこやかに働けるよう環境を整える義務」があります。また、実はハラスメントには、典型的な「… もっと読む
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マタニティハラスメントの基本形は4つ!マタハラを弁護士が法律に基づき解説

マタニティハラスメントの基本形は4つ!マタハラを弁護士が法律に基づき解説

こんにちは、非営利組織とコンプライアンス研究会の代表世話人を務める弁護士・塙 創平(はなわ そうへい)です。
前々回はパワハラ、前回はセクハラについて、起こりやすい場面や形をしてきました。

今回は、昨今急激に整備が進む一方で、現場での理解がまだまだ不十分であるマタハラについてご紹介します。
マタハラは、全員が当事者になりうるわけ「ではない」こと、経験者であっても人によって全く状況が異なることや、

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「不法行為」とはなに?不法行為責任からハラスメント判断までを解説

「不法行為」とはなに?不法行為責任からハラスメント判断までを解説

こんにちは、非営利組織とコンプライアンス研究会の代表世話人を務める弁護士・塙 創平(はなわ そうへい)です。
ここまで、代表的なハラスメント(パワハラ、セクハラ、マタハラ)の具体的な例や型についてお伝えしてきました。

その中で挙げた事例は、たびたび「ハラスメント対応に必要な3つの視点」の記事内でご紹介した「問題行動判断の4段階基準」に照らし合わせ解説しています。

しかし先日、こんなご感想をいた

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セクシャルハラスメント(セクハラ)の種類と具体的な事例を弁護士が解説

セクシャルハラスメント(セクハラ)の種類と具体的な事例を弁護士が解説

こんにちは、非営利組織とコンプライアンス研究会の代表世話人を務める弁護士・塙 創平(はなわ そうへい)です。
前回の記事では、「こんな行為がパワハラにあたるよ」という基本形をお伝えしました。

今回は、セクシュアル/セクシャルハラスメント(セクハラ)の基本形をお伝えします。ややもすると「自意識過剰だ」などの中傷で、訴えた被害者側がさらに苦しむことも起こりうるセクハラ。
誰もがすこやかに働ける環境整

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パワーハラスメントの6つの型とは|パワハラの典型的場面を弁護士が解説

パワーハラスメントの6つの型とは|パワハラの典型的場面を弁護士が解説

こんにちは、非営利組織とコンプライアンス研究会の代表世話人を務める弁護士・塙 創平(はなわ そうへい)です。

前回の記事では、事業主がハラスメント事案を速やか・安全に解決するために必要な3つの視点についてお伝えしました。

ここからは、組織で起こりやすい「パワーハラスメンと」「セクシャルハラスメント」「マタハラ(パタハラ)」について、詳しくお話していこうと思います。まずこの記事では、ハラスメント

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ハラスメント対応に必要なのは「3つの視点」!

ハラスメント対応に必要なのは「3つの視点」!

こんにちは、非営利組織とコンプライアンス研究会の代表世話人を務める弁護士・塙 創平(はなわ そうへい)です。前回は、「ハラスメントとは何か」について、語源にさかのぼって全体像をお伝えしました。

今回は、ハラスメントに対応する際に必要な「3つの視点」についてお話したいと思います。

ハラスメント事案が起きた際の主な関係者は、「被害者」「加害者」、そして「事業主」です。つまり事業主は、「被害者(当該

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「ハラスメント」とはなに? パワハラ、セクハラ、マタハラ…大切なのは「すこやかに働ける」か!

「ハラスメント」とはなに? パワハラ、セクハラ、マタハラ…大切なのは「すこやかに働ける」か!

こんにちは、非営利組織とコンプライアンス研究会の代表世話人を務める弁護士・塙 創平(はなわ そうへい)です。

前回までの記事では、「コンプライアンス」をより深く、実践的に理解できるよう努めてきました。今回からは、コンプライアンスの一場面として、近年、特に注意が必要なハラスメントについて、7回にわけて説明していきます。

ハラスメントとは何?ハラスメントは、英語のharassmentからきています

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