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目的を考えない人が売れるわけないけど、目的に縛られてもダメな理由

リーダーシップ・プログラムでよくお話しすることがあります。

リーダーシッププログラム中のボク

それは「目的」について。

目的を明確にすることは、ビジネスをする上でとても大切です。

「なんのために商品を販売するのか?」
「なんのために顧客の声を聞くのか?
「なんのために部下をサポートするのか?」

仕事の目的を言葉にすればするほど、自分のやるべきことが理解できます。
そして目的を理解した分だけ、心を込めた仕事ができます。

しかし、「目的を問う」ことも、やはり万能ではありません。
新しいアイデアをひねり出したり、新しい何かを生み出す時には邪魔になることさえあります。

現代のビジネスには新しい発想が必要な場面がたくさんありますよね。

あなたも販売チャネルの拡大や既存商品のリニューアルなど、これまでとは違う視点でモノゴトを見て、はじめてアイデアが浮かび、新しいプロジェクトに着手したことがあると思います。

つまり「目的を考えぬくことはとても大切。だけど、新しい着想を得るには、いったん目的を忘れるくらいじゃないといけない」


こう考えていくと、必然的に脳みそをアップデートしなくてはいけないことに気がつきます。

脳みそのアップデートに必要なことは次の2点です。

① 毎日継続のルーティンをもつ

ボクの場合は、毎日起きたら30分ほど机に向かい、自分の夢やエゴと向き合う「自己対話の時間」を過ごします。これは、年単位で継続しているルーティンですが、目的は自分自身の精神的成長のためです。

もちろん、ランニングやヨガでも何でもいい。ルーティンをもつ人は、日々の変化に気がつきやすくなります。

② 新しいことをしてみる

毎日のルーティンで土台がつくられます。そして、時どき新しいことを取り入れてみることで、凝り固まった頭がアップデートされます。

たとえば、ボクは飲食店で行列に並ぶのが嫌いです。なぜなら、食べるのが早いので「並んでまで…」という気持ちが拭えないのです。

しかし、時どき並んでみます。とくに意味はありません。強いて言うなら「好き嫌いを一旦忘れて新しいことをしてみたい」という動機からです。


読者の中には「こんな簡単なことで脳みそがアップデートされるのか?」と思う方もいるでしょう。案外、こんな簡単なことでも脳には刺激がいっていますので、確実にアップデートされていると思います。

目的について深く考えていると、さまざまなムダが省かれていき、効率的に仕事を行えるようになります。しかし、新しいものはムダの中から生まれてくる。

つまり「目的を考え抜く」と、「目的なし」のバランスを大切にしなくてはいけないのです。


■まとめ

目的意識が薄い人は、自分の仕事について「なんのために?」と、目的を考えるクセをつけていくといいでしょう。

目的意識が強い人はあえて目的を忘れ、自分の感情を味わってみてください。きっと、新しい目的に気がつきやすくなります。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


もうすぐ新刊でます。こちらもよろしくお願い致します🙌


リーダーシッププログラムは、この書籍に書かれているような会社にしていきたい方に行われる経営者・幹部研修です。とてもオススメの本なのでぜひご一読ください。

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