田舎の女目線で非日常サウナを愛でる
いつも見ていただき、ありがとうございます。
今回はこれまで体験してきた、銭湯の域を超えた非日常を味わえるサウナを愛でていきます。
どの施設もサウナーには名の知れた有名どころです。私ごときが文章であれこれ書いたところで、行って、見て、体験した方が伝わると思いますが、何卒お付き合いください。
①宮城県丸森町 MARUMORI SAUNA
キャンプ場の一角に構える貸切サウナ。見た目からして別荘感溢れる佇まい。
▲トントゥがおでむかえ
愛でポイント
・事前予約の上貸切・・・行って、思う存分サウナ入って、帰るだけ。精算さえ無くどう過ごすかは自分次第。
・プチキャンプ体験・・・焚火、薪割り自由。基本的なものは用意されているので食材を持ち込んでBBQをしてみたり。ちなみに最寄りのスーパーは限られており、買い忘れたらそこまで行かなければならないのも田舎あるあるで懐かしい気持ち。
・細かい配慮・・・人数分のミネラルウォーターをはじめ、更衣室・WCともに2つあり男女グループで来ても安心。フィンランドのタオル、グッズの支払いがキャッシュレス、サウナから直接川へ出られる導線など、仕掛けがいっぱい。yogiboもハンモックも最高。サウナも入りたいし、yogiboでも寝たいし、どうしたらいいのかわからなくなる。
・夢のサウナ部屋・・・フィンランドのアロマ、セルフロウリュも常備。ラドルがじょうろタイプになっている。そして天井が近い。砂時計もオシャレ!シャワー室とサウナは繋がっており、シャワーも見たことがないデザインで最初は操作に戸惑う。
▲水風呂は天然の川、外気浴は天然の岩
丸森町は義実家の隣町であり、台風19号の被災地でもあります。訪れた時も仮設住宅や泥かきをされているボランティアの方々を目にしました。この素晴らしい施設を守り、再開させてくださった関係者の方に感謝申し上げます。
②福島県猪苗代町 レイクサイドホテルみなとや
老舗ホテルがテントサウナをアクティビティ化。猪苗代湖のほとりで目覚ましい進化を遂げる貸切サウナ。
▲鎮座するMORZH(現在はMORZH MAXも稼働中)
愛でポイント
・時間貸切・・・3時間4部制になっており、他グループと被らない。コロナ対策もしっかりされているので安心。
▲夜サウナで月を眺める
・オプションが充実・・・アロマセレクトの他、インフィニティチェアやヴィヒタ、サウナグッズの販売あり。マッカラもあるらしい。MORZH MAXにはベッドがあるので、ウィスキングごっこを楽しめる。
・ホテル設備も併用・・・道路を渡るとホテルがあり、駐車場は無料。着替えはホテルの浴場で場所も確保され、帰りはのんびりお風呂に入って帰ることができる。ドライヤー等も完備。ホテルなので宿泊、必然的に朝ウナも可能となるゴールデンコンボが発動する。
・自然の四季と一体化・・・MARUMORI SAUNAと同様、こちらの水風呂は天然の湖となっており、透明度が高く冬はシングル。冬は白鳥が飛来する観光地という事もあり、完全防寒で鳥にエサをやる人々と裸で湖にダイブするサウナーを一目に見ることができる。また、雪深い地域なので積もればダイブも可能。
▲キンキンのイオンウォーター
気さくな若旦那様がコロナ渦中の集客として始めたテントサウナ。まだ知名度は低いが、この素晴らしい立地での体験は全てのサウナーが満足すること間違いなし。
③山梨県南都留郡 ホテルマウント富士
リゾートホテル編。名前を聞いただけで何故かよだれが出るホテル。最近の「サウナを愛でたい」でも紹介されていました。
▲サウナがある満天星の湯
愛でポイント
・何よりもホテルであること・・・日帰り入浴もあるが、宿泊して夜も朝も思う存分満喫できる。
・計算されたサウナ室・・・万平さんもレポートされていますが、サウナ好きが造るサウナは完璧じゃないわけがない。説明書きが見えないほど暗いのに、30分毎にikiが照らされるその時、天井のアールに沿ってオートロウリュが通っていく道が見える。ストーブってこんなにカッコよかったっけ?気が付いたらikiばかり見つめていて、色気すら感じた。こんな心を奪われたのは初めて。更に有り難いのが、男女でセッティングも浴室の形も全く同じです。
・富士の天然水風呂・・・狭い。狭いけどそんなことはどうでもいい。水を是非飲んでいただきたい。立山アルプスの水と同じマウントクオリティ。またサウナもさながら、バイブラ水風呂「雲海」を作った方々の想いを想像すると、涙が出そうになる。
・極上外気浴・・・ここに勝てるところはあるのでしょうか。イスも全部いいメーカーのもの。富士の水に浸かり、富士の風を全身で受け止める。たとえマウント富士がそこに見えなくても感じる。日本海側の民は富士山に一種の憧れを持っているのかもしれません。
▲史上最も贅沢なサ飯であった
言葉に著していると、思い出してととのってきました。マウント富士さん最近Twitter始められたので、今後も大注目ですね。またイキタイ。
④佐賀県武雄市 御船山楽園ホテル らかんの湯
「のちほどサウナで」を観た後、数週間はここへ行くことしか考えられなくなるほど心を奪われてしまった。御船山の森に建つ異次元。
▲ホテルのエントランス
愛でポイント(ありすぎて書ききれない)
・おもてなし・・・インパクト大のエントランスから、荷物を部屋まで運んでくれる。コロナ対策でセルフサービスの施設が多い中、ウエルカムドリンクや、布団敷き等スタッフさんの入室がある。私は嬉しく感じました。
▲部屋にサウナ手引きがありサウナに興味がない人も惹かれる工夫が。
・らかんの湯・・・浴室内は、あれこれ書くよりも万平さんのレポートをどうぞ。愛でポイントを挙げると切りがないので感じた気持ちを著していくと、細かいところまで行き届いた内装やアメニティにとにかく感動する。痒いところにすべて手が届いているので痒いところがない。一秒でも長くここにいたい。
・ご飯が美味しい・・・節約のため比較的安価なプランにしたにもかかわらず、まだ出てくるのかと言わんばかりの夕食でお腹も大満足。朝食もただものではない。スタッフのおばちゃんに面白い方がいた。
・朝晩で男女が入れ替わる・・・どんなに夜更かししても早起きしたい宿泊者の特権。私は圧倒的に女湯が好きだったのですが、男湯から見える女湯の煙突を見て、昨晩の余韻に浸ってととのうのも何だか良かったです。(もちろん男湯も良かったが)
ここでととのうと、ある特別な感情に襲われた。例えるならば、遠距離恋愛中の恋人に会えた時の気持ち。長い時間我慢してようやく会えた時の幸せな気持ちと、もう明日にはお別れしないといけない寂しさが混在している。そんな場所でした。
あそこもあそこも入ってない、とお思いでしょうか。まだまだ行きたいところは山のようにあります。このご時世ですから、貸切使用は安心して楽しめるメリットですよね。
行った気分になれる、「のちほどサウナで」も是非ご覧になってみてください。
お読みいただき、ありがとうございます。