映画『コネクション』 | ガーターベルトを着用した尾身会長に人は抗えるのか?
池袋シネマ・ロサで、映画『コネクション』を観てきました。当日は舞台挨拶もあって、チケットも売り切れ。かなり盛況でした。
若い女性も目につきます。映画の内容は「週刊実話」などを彷彿させるものなので、若い女性が殺到するような映画ではないはずです。(失礼)
何でだろう?……と思っていたら、2.5次元舞台で活躍する若手俳優がかなり出ているのですね。
キャスティングの妙も感じさせます。
「実話」系のルポライターとカメラマンのバディものです。
ルポライター役の杉枝真結さんと、カメラマン役の上田堪大さんのコンビが刺激的な出来事を取材していきます。
「裏垢女子の迷走」
「元ヤン社長の落とし前」
「販売屋の突発的実演会」
「幽霊の怨返し」
「犬男の危険な飼い主」
「裏社会ライターの策略」
エピソードのタイトルを並べただけでも、通俗的な興味をそそられてしまいますね🤣
まるでコンビニの雑誌コーナーで、イヤでも目に飛び込んでくる「実話」系雑誌の見出しです。あらゆるコンテンツは人の関心を惹いてナンボなので、こうした割り切り感は潔いです。
テレ東の人気番組「ハイパーハードボイルドグルメリポート」のポッドキャスト版「ハイパーハードボイルドグルメリポート no vision」でも、印象に残った回がありました。
「パパラッチの飯」です。
ここでベテランのパパラッチとインタビュアーのやり取りが、う~んと唸らされました。
「今、コロナでおじさんいるじゃないですか」
「尾身さんですか?」
「そうそう。何かやってくれないかなと思っているよ。実は性癖で、ガーターベルトを履いていた……とか」
尾身会長がガーターベルト着用!
……これはかなり衝撃的です。
下世話な話題が嫌いな人間でも、このようなスクープがあったら思わず記事を読んでしまうでしょう。
なかなか抗えないと思います。(少なくとも、自分は抗えません😅)
映画『コネクション』の主人公たちも、そうした際どいネタを狩猟民族のように探してます。
福山雅治主演の『SCOOP!』なども彷彿させます。
また、ジェイク・ジレンホールが怪演した『ナイトクローラー』なども同じカテゴリーでしょう。
しかし『コネクション』の主人公たちは、上記2つの映画よりも、大ネタは狙いません。あくまでも「実話」系に根ざした「ネタ」を探しています。
だからこそ、遥かにB級感があるのです。そこが生々しいまでの生命力も感じられ、映画のパワーにもつながっています。
なお、本映画はシナリオランドでもお世話になっている春井環二さんが脚本を手掛け、また音楽の一部も担当されています。八面六臂のご活躍で、驚きです!
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