喧しい二人は仕舞われた
「……買いすぎです」
「……反省してます…」
長身の男女。男は責める調子で、女は落ち込んだ様子で並んで街中を歩いていた。二対の手には冒険者の格好にはあまり似合わない大きな包み。
長身だけれども華奢な女には荷物は大きく、身体の横の直径より荷物のほうが幅をとっている。
いつもなら見かねた相棒が荷物持ちを代わるのだが、その彼も今は同じく大きな包みを抱えている。これ以上の荷物は持てない。
元より、今回は彼女の自業自得なので、早々手を貸すつもりもなかった。珍しくため息をついて、カーティ