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「子育て」と「新人育成」の共通点!同じ土俵に立たないこと

昔々の話です。
役場に採用されて1年目、シングルマザーで子ども1歳を育てていました。

役場で最初に私の上司となってくれたYさん、けっこうドキリとする言葉をたくさんかけていただき「私のプライベートのことまで見透かしているようだ・・・」と感じていました。

おそらくこのYさん、今まで子ども(子育て)にしっかりと関わってきた人なのでしょう。

たくさん覚えている言葉がありますが、今回は「子育て」「新人育成」に関する記事として一言、紹介させていただきます。


「子どもにカッとする時もあるかもしれん。でも、同じ土俵に立ったらいかん。」
「頭にくるということは、子どもの高さにこっちが合わせているということよ。」



グサッときた言葉でした。
当時の私は、まだ保育園に通っている我が子と同じ土俵に立っていました。
余裕がなく、かなり子どもにガミガミ言っていました。

そんな姿を見せたことがないのに、なぜか突然上の言葉をかけられ、戸惑いました。

でも、その言葉を聞いた後、すー・・・と冷静さを持つ自分もいました。
そうか。私はこんな小さな子どもと同じ土俵に立っているから、腹が立つんだ・・・。


今、職場で新人育成をしている人を見かけると、
採用されて数年の職員と「同じ土俵に立っている」ベテラン勢を多く見ます。

採用されて数年なんて、右も左も分からないという言葉がピッタリで、それが中途採用の人だったとしても、公務員の業界の特殊性にすぐ慣れるわけないのに「どうしてこんなことが分からないの?」なんて言っている人が多くいます。

「逆になんで分かると思っているの?」と言いたくなりますが、人を育てることが下手な人は総じて、悪い意味で相手と自分を対等、自分ができることは相手もできると思っているように感じます。


冒頭の言葉を、少し言い換えます。

「新人にカッとする時もあるかもしれん。でも、同じ土俵に立ったらいかん。」
「頭にくるということは、新人のレベルにこっちが合わせているということよ。」



子育て経験者、そうでない人、関係ありません。
年齢、性別、関係ありません。

「人」を育てること。


育ててもらっている側は、育てる側だけを見ていればいいです。

育てる側は、育ててもらっている側よりも
視野を広く、俯瞰して「二人でいる様子」まで見ていないといけません。


子育て、新人育成の振り返りに、思い出してもらえると嬉しいです。

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