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ふるえてひらく、音という光



素朴・上質・至福という響きが

こんなにも似合う音楽がある。





生まれてきたよ。

さあ、お祭りの始まりだ。

いつも、生命の誕生と躍動を祝福しているのは

流れ、止まることを知らない

ありふれた日常。



木製のボディに反射する、虹色の風景。

音という光の花がひらくみたいに、始まるギター。

あたりまえのようにそこら中に漂い

溶け込んでいる

なんてことない生活音こそ、

この世界に満ち溢れている “ 光 ” だってことを

思い出させてくれる。




音に光が、光に花が、観えてしまう

あまりに愛しいその振動。

脳に、身体に、浸透していく、

捉えきれないなにか。

花が纏う儚い夢のような現実。

走馬灯のように流れる、記憶という輝きの断片。

懐かしいという、あやふやで夢見心地の感触。

まるで、蜃気楼のようなそれは

ぜんぶ

いつかのあの場所に繋がっている。









ご覧いただきありがとうございます✨ 読んでくださったあなたに 心地よい風景が広がりますように💚