花鳥風月

今週から、朝６時に起きて、朝ごはんを作るようになった。

夜早めに眠くなるかな？と思ったら、何故だか眠れなくて、身体にもいろいろあるらしい。

なので、今日は娘を見送ったあと二度寝したら、めちゃくちゃ怠さが出てきて、よし、となった。

こういうちょっとした身体の症状って、力みや緊張で堰き止められていたものが、リラックス効果で流れてくれたからこそ出てくるものだと思っていて、だから、わたしにとってはありがたいことなのである。

こういう時は、やっぱり日中に寝るに限る。

寝起きの怠さの中ぼーっとしていたら、窓の外から鳥の鳴き声が聴こえてきた。

とても軽やかで愛らしい音色。

声が近い気がして、そ〜っとベランダの窓から覗いてみたら、すぐ目の前に止まっていた。

その佇まいのあまりの可愛さ、静なる美しさに、一瞬にして身体の怠さが吹き飛んでいた。

まもなくして飛んでいった後は、向かいの家の屋根の上で踊っていた。

うっかり見過ごしてしまいそうな、そのありふれた風景の中には、生まれたままのナチュラルな姿で、ただ生きていることを楽しんでいるような足取りの軽やかさが光って見えて、わたしの奥の方で微かに魂が震えるのを感じた。

時間にしてほんのわずか、一羽の鳥とのささやかな邂逅が、わたしの世界の居心地を瞬く間に変えてくれた。

さっきまでの怠さが嘘のように、身体中に気持ちのいいエネルギーが流れ始める。

こんな風にして、わたしはいつも空や木々や花や鳥たちが見せてくれるいのちの輝きに、パワーをもらっている。

娘が帰宅後、お菓子がなくて機嫌がいまいちだったので、久しぶりにハーゲンダッツのファミリーパックを買いに行くことにした。

本当は、ここ一週間ほど、ジャンクな甘いものが食べたくて仕方なかったのだけど、ネットで注文したおからのドーナツがなかなか届かなくて、少し悶々としていた。

コンビニとかで適当に買って食べるのはやだなぁと思っていたので、我慢していたのだが、そんな少しの我慢でさえ、娘に反映されて見せられる。

というわけで、ドーナツだけを一途に待つことは諦めて、昔大好物だったグリコのカフェオレも合わせて、ものすごい久しぶりに買ってみたけど、やっぱり美味しかった♡

夜ご飯は夫が作ってくれた。買いたての野菜たちのエネルギーがとにかく心地よくて、一口ごとに身体中から溢れる歓喜のままに“美味しい”を連呼しながら食べた。

そうして心身が満たされた食事のあと、気分がいいので、こうしてnoteを書いている。

今日のうれしかったことは、二度寝と鳥に出逢えたことと美味しく食事を頂けたこと。あと、光溢れる素敵な絵に出逢えたこと。深く感じていたくて、早速スマホの待受にした。

そう、どんな出逢いもすべてはいつかのわたしだ。

そして今日に限らず、日々ちょこちょこ模様替えをすることも楽しんでいる。

お家時間が長いので、家の中はいつもときめき溢れる空間にしていたい。

先日、誕生日だったので、今は寝室に花を飾っている。

バラとスイトピー。いつも選んでくれる花や色がその時の気分にぴったりでうれしくなる。花束の他にヒヤシンスの球根も買ってきてくれていたので、初めて育ててみている。

水の適量が難しくて、何度も入れ直したり、球根の根元からする匂いがちょっと気になったりして、ついつい嗅いでしまう。

深緑の花瓶が好みの色で、お気に入りになった。

そうそう、年末に注文していた、展覧会に向けてキャンバス作品を描くための卓上イーゼルも届いて、少しずつ描くための準備を進めている。

小野竹喬さんの画集は、15年以上前に古本屋で見つけてなんとなく買ったものだったのだけど、その時はまさか自分が絵を描くことになるなんて思ってもみなかった。

でも、思いの他、いろんな人の画集を結構あれこれ持っていることを思うと、その頃から絵画という表現にとても惹かれていたのだなと感慨深い気持ちになる。

ずっと自分には出来ないと思いながらも憧れていたことが、いつの間にか出来るようになっていた、その線引きはただの思い込みだった。

本来、人は、自由自在なのだ。

やっぱり絵を描くという創作表現は心地がいい。

とは言うものの、年末の整体師さんのセッションでは、絵やピアノより、言葉の表現が足りていないという身体の反応があった。喉のチャクラが少し詰まっている（圧迫感がある）ことが気になっていたので、なるほどなと思ったけど、絵を描き始めてから、言葉が少し苦手になってきている感じがする。

もしかしたらその苦手意識が、身体に出てしまったのかもしれない。

まぁ、あまり深く考えずに、こうして日々のちょっとしたことを書けたらいいな。

ささやかな出逢いや気付きで、内から満たされる日々が悦びだ。

最後までお読みいただき、ありがとうございます✨