ここ、古民家。

築70年の畑付き古民家で、家とお庭と心のお手入れをしながら、日々を心穏やかに暮らすこと…

ここ、古民家。

築70年の畑付き古民家で、家とお庭と心のお手入れをしながら、日々を心穏やかに暮らすことを目指します。 思考をシンプルに。「自分の今、ここ。」をつくっていこう。

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最近の記事

すこしの鰹節、日本の食卓。

こんにちは。 この一ヶ月ほど夫が大忙しです。私の畑仕事の時間がなかなか確保できていません。 それでも、野菜の収穫だけは、食べ頃を逃さないためにも毎日欠かしません。 今日はツルムラサキとモロヘイヤを収穫しました。ツルムラサキは、ここ古民家の畑で今一番勢いの良い夏野菜の一つです。さっと茹でて鰹節で和えて食べます。ネバネバしているので、食欲のない時でもツルッと入っていきます。お味噌汁に入れても良いですよ。ツルムラサキは風味にクセがあるのですが、鰹節を少し和えると、良い意味でそ

    • ヒメジオンのオードブルと、季節外れのたきび。

      こんにちは。暑くて暑くて、午前8時にもなると汗が滲んできます。日中、娘を連れて公園やお散歩に出るのも難しくなってきました。それと関係があるのか分かりませんが、このところ娘の寝付きが悪くなってきました。 もしかすると、運動不足気味なのかな。なんとかして外遊びをさせてあげたい… そう思い、真冬になってからずるずるとお休みしていた朝活を、昨日再開しました。 昨日撮ったものなんですが、なんだか冬の写真みたいですね。娘の裸足が写り込んでいますね。3歳を目前にしても未だに靴をめった

      • 初夏の色水、シソの味。

        こんにちは。 前回の記事が注目記事にピックアップされ、梅雨のジメジメもなんのその。ウキウキと過ごしています。新しくフォローしてくださった方、そして始めからずっと読んでくださっている方、ありがとうございます。あいかわらずのゆっくりペースですが、これからものんびりとお付き合いください。 今日は梅雨らしく、朝からずっと雨です。今年はからっ梅雨で、畑は乾燥しがち。野菜も草花も喜んでいる事でしょう。 さて、梅雨と言えばコレです。少し前の話になりますが、梅雨入りしてすぐの頃に赤しそ

        • 初夏の暮らしごとと、鈴なりの夏野菜。

          こんにちは!ここ古民家の畑も初夏の趣です。 なかなか芽が出ず、地中で枯れてしまったかなと思っていた生姜も、しっかり葉っぱを伸ばしていました。ちなみに、暦の上では初夏はとっくに終わっていて、今は夏なんだとか。暦に馴染みのない私にとってはなんだか不思議に思えます。 春に種をまいたバジルは、あっという間に大きくなりました。芋虫に食害されながらも、無農薬でスクスク育っています。 毎日のように収穫し、せっせとジェノベーゼソースにして食べています。チーズと一緒にトーストに乗せると最

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          無農薬で過ごす、畑の時間。

           こんにちは。日中の気温は汗ばむ程になってきて、春の終わりを感じますね。みなさんいかがお過ごしでしょうか?私はというと、娘が夫とデートしている時間を利用して、せっせと畑仕事をしています。娘を騙し騙し、遊び相手をしながら雑草をひいたりもします。  こちらは九条ねぎの畝です。私はネギや生姜やシソなどの薬味が大好き。自分の畑で一番のお気に入りは、この九条ねぎです。一旦育ってしまえば、次々に生えてきて、いくらでも採れます。冷や奴にかけたり、納豆に入れたり、冬にはお鍋の具として大活躍

          無農薬で過ごす、畑の時間。

          お庭づくり⑧ひなたのロックガーデン

           こんばんは。GWはどのようにお過ごしですか?私は、娘を追いかけ回したり、追いかけ回されたりと、通常通りの日常を送っています。最近の癒しはもっぱら、娘の昼寝の間にお庭や畑を眺めながら飲むカフェラテです。  今日は長らく中断していた表庭のお手入れの様子を記録したいと思います。  荒れに荒れていた表庭のお手入れも、ようやく終わりが見えてきました。日当たりの加減で植物のチョイスが難しく、植栽プランがなかなか決まらなかったのですが、少し考える期間を置いたりしながら、焦らず少しずつ

          お庭づくり⑧ひなたのロックガーデン

          古民家は花ざかり

           すっかりあたたかくなりました。ここ古民家のお庭や畑にはたくさんの花が咲き、春の香りに包まれています。毎日のように何かしらの草花が見つかるので、散歩はさながら宝探しのよう。おかげですっかり花が好きになりました。  こちらはヒヤシンス。他の球根と同じように、先住者の方が植えていたようです。畑の隅で花開いて初めて気がつきました。  この冬に表庭に植えたトサミズキは、あっという間に成長し、美しい葉っぱが出てきました。この特徴のある葉っぱが気に入ってトサミズキを選んだので、新葉が

          古民家は花ざかり

          植木の剪定③サザンカの剪定とお礼肥

           ここ古民家の裏庭には、紅白のサザンカが植わっています。以前、このサザンカの剪定をした事を書きました。あれから2か月後の2月始め、2回目の剪定をしました。  振り返る事、3ヶ月前…毎日があっという間に過ぎていきますね。1回目の剪定をしたのは12月の事でした。5年放置されていて、あまりにも茂っていたため、一回では終わりませんでした。今年に入り、2回目の選定をしました。2月の始めの事です。  白いサザンカは、最初はこんな感じでした。  赤いサザンカはこんな感じでした。  

          植木の剪定③サザンカの剪定とお礼肥

          古民家で見つけた球根

           お久しぶりです!  このところ仕事に追われ、てんてこまいしておりましたが、やっと一段落しました。畑やお庭の姿もすっかり春らしくなったので、少しずつ写真を載せていきたいなと思っています。今日は、ここ古民家に植わっている球根のお話です。  日中はすっかり暖かくなり、外へ散歩に出ると、あちこちで満開のモクレンや梅などを目にするようになってきました。  ここ古民家の敷地内にも、水仙をはじめとするたくさんの球根植物が次々と咲き始めました。古民家は甘い香りに包まれ、その香りに毎日

          古民家で見つけた球根

          伝わる、味わう、日々の記録とエネルギーの粒。

           こんにちは。ここ数日暖かくなったと思ったら、今朝はまたひんやりとしましたね。先日の地震で大変な思いをされている方がたくさんいらっしゃると思います。私は震災の経験はありませんが、以前住んでいた地域で水害に遭いました。一度経験すると、大雨に敏感になってしまうものです。十年にも渡って余震が続く生活、そのご心労をお察しします。  でも、感情移入しすぎて私達まで落ち込んではいられません。目の前のことを元気にがんばる事が、元気な人のやるべき事だと考えています。  去年末からなぜなぜ

          伝わる、味わう、日々の記録とエネルギーの粒。

          お庭づくり⑦クリスマスローズと日陰の花壇

           引き続き、表庭づくりです。ジャノヒゲや玉すだれを植え付けて、トサミズキの花壇もだいぶん賑やかになってきました。  落葉樹のトサミズキはこのとおり、冬場は枝だけになってしまいます。来年の冬にはリュウノヒゲや玉すだれが茂って来るとしても、まだ少しさみしい感じがします。私は冬枯れで枝だけになっている木々の姿がとても好きですが、このお庭に来る皆に楽しんでもらえるように、冬咲の花も植えたいと思います。  というわけで、次に植え付けるのはこちら、クリスマスローズです。名前も花も以前

          お庭づくり⑦クリスマスローズと日陰の花壇

          お庭づくり⑥アオキと日陰の花壇

           先週までせっせと続いていたお庭づくりも、ここ数日降り続いている雨のため、しばし休戦です。色々勉強していくと、日当たりや水はけ、風通しなどの条件によって植えられる草花の種類が大きく違ってくる事を知りました。本当にたくさんの種類があるので迷ってしまいますね。すでに裏庭や畑に植わっている草花の移植をしつつ、何を新たに植えていくか少しずつ考えたいと思います。   石の花壇を作る前に、きちんと表庭の日当たりを調べてみました。すると思っていた通り、日陰の多い事が分かりましたが、意外に

          お庭づくり⑥アオキと日陰の花壇

          お庭づくり⑤石の花壇と砂利小径

           しきりにお庭を話題にしている私ですが、特に花好きというわけではありません。幼少から草花で遊ぶ事は大好きだったのですが、見た目の美しさについては夢中になった事がありません。お花見も、自発的に行く事はありませんでした。ましてやお世話となるとまったく興味がありませんでした。自分ではお花を購入したりしないし、人から花束や鉢植えをプレゼントされても、放ったらかしにして枯らしてしまう事がほとんどでした。母が育てていたお花のプランターに時々水をやったりしていましたが、あくまで母を喜ばせた

          お庭づくり⑤石の花壇と砂利小径

          お庭づくり④水仙の球根の冬支度

           前回に引き続き、表庭で見つけた水仙の球根のお世話です。葉の根元に詰まっていた砕石を取り除いたら、球根がむき出しになってしまいました。  写真右下に見える細長く白いものは水仙の根っこです。土には砕石もたくさん埋まっていて、指で触るとカチカチに固まっています。こんな痩せた土から、どうやって栄養を取っているんでしょうか・・・たくましい限りですね。  根元にはミントが生えていました。お庭にミントを地植えしたら大繁殖して大変だと知人から聞いていたので、ハーブを植える時にはきっちり

          お庭づくり④水仙の球根の冬支度

          お庭づくり③球根の芽と、バーネットの庭

           厳しい寒さにも関わらず、ここ古民家の表庭には、たくさんの可愛らしい芽がすくすく育っています。  砕石の間を縫うようにして、 ピンと勢いのある葉があっちからもこっちからも伸びています。  この古民家の下見に来たのは6月でした。その時は庭全体が雑草に覆われていて、この球根の存在に気が付きませんでした。  ちょうどアヤメの季節でした。たった一輪だけでしたが、雑草の間から華やかな顔を出していました。その根本を見てみると、たくさんのアヤメの球根が埋まっていました。これを掘り上げ

          お庭づくり③球根の芽と、バーネットの庭

          お庭づくり ②沈丁花とムラサキゴテン

           前回に引き続き、表庭のお手入れのお話です。  この夏、知人から沈丁花(ジンチョウゲ)という植木の枝を分けてもらい、挿し木をしました。沈丁花をお庭に植えたいと思ったのは、知人宅を訪れたのがきっかけです。春先の、ちょうどその花が満開のシーズンでした。花弁は繊細な陶器のような質感で、丸みのあるフォルムが存在感たっぷりでした。お庭の中央に立つと、うっとりするような香りが漂っていました。造形と言い、香りと言い、あまりにも自分好みだったので、挿し木の時期が来たらぜひ分けて欲しいとお願

          お庭づくり ②沈丁花とムラサキゴテン