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お庭づくり ②沈丁花とムラサキゴテン

 前回に引き続き、表庭のお手入れのお話です。

 この夏、知人から沈丁花(ジンチョウゲ)という植木の枝を分けてもらい、挿し木をしました。沈丁花をお庭に植えたいと思ったのは、知人宅を訪れたのがきっかけです。春先の、ちょうどその花が満開のシーズンでした。花弁は繊細な陶器のような質感で、丸みのあるフォルムが存在感たっぷりでした。お庭の中央に立つと、うっとりするような香りが漂っていました。造形と言い、香りと言い、あまりにも自分好みだったので、挿し木の時期が来たらぜひ分けて欲しいとお願いしてみたのです。

 知人は快く枝を分けてくれました。沈丁花の花はピンクと白の2種類ありますが、私がもらったのは白い花が咲くものです。沈丁花は金木犀、クチナシに並ぶ三代香木と呼ばれています。

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 もらってきた枝を短く切り、葉っぱを三枚程残し、下の方の葉は全て落とします。葉っぱを落とすのは、水分が逃げるのを防ぐためです。根っこがない状態で葉っぱをたくさんつけて置いておくと、葉っぱから蒸発する水分量に対して、下からの給水が追いつかなくなるのです。

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 植木鉢はプラコップの底に穴を開けたものを代用しました。間に合わせでしたが、これで十分だったし、発根したかどうか確認できて良かったです。土は挿し木用の物を購入しました。

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  あとは切り口に発根促進剤をつけて、挿し芽用の土に挿すだけ。時期さえ守れば、簡単です!

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 これで挿し木完了。2ヶ月程で発根したので、植木鉢に移しました。三本挿し木したうち、発根したのは二本でした。ちなみに、枯れてしまったのは真ん中の枝です。右側の枝が特に順調に育っている感じがします。

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 玄関前の表庭に植え付けて、花の咲く時期には良い香りでお客さんをお迎えしたいです。植え付けする春が待ち遠しい!この通り、植え付ける場所は準備万端です。

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 さらに先週は、庭に生えていた植物の挿し芽をしました。表庭のどんぐりの木の根元に、綺麗な紫色の葉っぱが生えているのを見つけました。

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 どんぐりの木は伸び放題で、幹のあちこちから枝が伸び、わさわさに覆い茂っていました。そのため、木の根元にはほとんど日が当たらない状態でした。その日陰の中で、紫色の葉っぱは枯れもせず、瑞々しく生えていました。調べてみると「ムラサキゴテン」と言うそうで・・・なんとも雅な雰囲気ですね。

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 こちらの写真はどんぐりの木を剪定した後に撮ったものです。選定前には、こんな木漏れ日は落ちませんでした。

 というわけで、ムラサキゴテンも挿し芽で増やしてみる事にしました。5節残して茎を切り、沈丁花の時と同じように下の方の葉っぱを落としました。

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 今回は挿し芽の適期から外れているので、失敗も予想してたくさん作りました。霜にやられないよう、室内にて育成してみようと思います。

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 無事に発根しますように。

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