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認知の歪みを知り心のコリをほぐすことができればラクになる①過度の一般化

コンにちは、コンばんは!ここげです^•^
「認知の歪み」ご存知でしょうか。私の記事でも何回も紹介しているんですが、一言でいうなら「思考の偏り」です。心は思考の影響が大きいです。ということは、思考の偏り=心のコリとも言えるわけなんですよね。

メンタルが弱ってしまう大きな原因である心のコリ。私の記事では、この偏った心のコリをほぐすための内容が多いです。実は、この思考の偏りは「気づく」だけで、半分は解決したようなものなんですね。

この認知の歪みの怖いところは「自分では気づきにくい」点にあります。あきらかに偏った、自分にとってマイナスな影響のある思考をしていたとしても、気づかないんです。

こうなると、例えば、ずっと同じ思考をグルグルして、負のループにハマってしまうということがあるんです。

この認知の歪みパターンを知ることで、自分の偏った思考に「気付き」心のコリをときほぐそう!というのが、今回の記事の内容になります。

過度の一般化の例

ではまず、こちらの画像を見てください。

画像1

ひとまずここでは、この画像の彼を田中さんとします。

田中さんは、自分で寿司を作ろうとして少し失敗しました。

その後の思考の流れとしては、

寿司を台無しにしやがった!俺は「いつも」そうだ。

この寿司は俺の人生そのものだ。「いつも」失敗ばかりだ。

俺はいろんなことに手をつけるが、一つだってやり遂げられない

誰も俺を愛さない

このような思考パターンが、認知の歪みの一つ「過度の一般化」になります。

過度の一般化とは?

過度の一般化とは?
一部の出来事からすべてに思考を広げてしまうこと。

田中さんは、寿司を作るのをちょっと失敗しただけなのに、自分の人生と重ね合わせてます。

しまいには、誰も自分のことを愛さないという思考にまでなっちゃってますよね。

このように、一部の出来事から、自分の人生や、しまいには、自分のことを、「人間が愛すか愛さないか」みたいなテーマにまで、思考が広がってしまうことが「過度の一般化」となります。

一見すると「そんなわけないじゃん!」と思うかもしれませんが、生きづらそうにする人の思考には、このパターンの偏りが、見え隠れすることがけっこうあるんです。

この認知の歪みに有効なのは、自分の思考を客観的にみることです。これは、メタ認知とも言われてますね。

客観的に考える

では、ここで一旦整理します。

田中さんがしたこととは?

寿司を少し崩してしまっただけです。

それなのに、田中さんはその後「ちくしょう!寿司を台無しにしやがった!」「お前はいつもそうだ」

というふうに、些細な出来事を、「過度に一般化」してしまうんですね。

「いつも」というキーワードは、この認知の歪みパターンの特徴の一つです。これは、客観的に考えれば、実は全然そんなことなかったりするんです。

人は、自分の記憶を勝手に書き換えながら生きてます。

つまり、マイナスな記憶ばかりが頭の中に残っているだけなんです。本当は「いつも」ではないんです。うまくいっているパターンに、目を向けられてないだけなんですね。

だから「いつもそうだ」というふうになってしまうんです。

人生そのものなどではない

では、次の田中さんの思考です。

この「寿司は俺の人生そのものだ!」「いつも失敗ばかりだ」というふうに考えます。

そもそもの話、まだ全然食べられますし、他の失敗は今は関係ありませんよね。そして、先ほども言った通り、いつもではありません。うまくいったパターンも必ずあります。

自分がやり遂げられるかは関係ない

では、次の田中さんの思考です。

「俺は色んなことに手をつけるが、ひとつだってやり遂げられない」

はい。この時点で寿司が関係なくなっちゃいました。

もう一度整理しますが、田中さんは寿司を作ろうとして、少し崩してしまっただけです。

なのに、人生と照らし合わせて「俺はなにも達成できない」というふうに考えてしまってるわけですよね。

これでは辛いことが多いでしょう。

そんなことはない

では最後の田中さんの思考です。

「誰も俺を愛さない」

ついに「愛」というワードまで出てきました!

何度も言いますが、田中さんは寿司を少し崩してしまっただけです。

なのに「誰も俺を愛さない」は、いくらなんでも飛躍しすぎですよね。

そんなことはないんです。

田中さんを愛す人は居るんです。

このように、些細な失敗などの出来事を、大きくして「いつも」のことのように思ってしまったり、自分の人生にあてはめたりしてしまうんです。

この認知の歪み、思考パターンをしていることに「気づく」ことさえできれば、この心のコリの半分はほぐしたようなものです!

おわりに

今回は、認知の歪みパターンの一つである「過度の一般化」について紹介しました。

ほんの一部なことを「いつも」のことのようにして、落ち込みすぎてしまうようなら、この過度の一般化の、思考パターンにハマっているかもしれません。

こういった思考の偏りを知り「心のコリ」をほぐしていくことで、ほんの少しは生きやすくなることと思います。

ここまで読んでくれてありがとうございました。

それではまた!





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