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新作中編小説『はじまりの島パゲア~少女冒険家ライリーと祭祀長の少年』を公開!

こんばんは。ねむるこです。
気が付けばもう8月!本日、少しずつ書き進めていた児童向け小説をカクヨムにて公開し始めました。
また、本作は「第12回角川つばさ文庫小説賞」に挑戦しておりますので応援して頂ければ幸いです。


十二歳の誕生日と共に、少女冒険家ライリーは家出のような船出をする。
目指すは冒険家である父親オズウェルが消息を絶った、パゲア島。

島は神出鬼没。辿り着くことができるのかすらも分からない。
ゴミの海域に、助けを求める船。海賊たちの出現……。あらゆる困難を乗り越えてライリーは島に流れ着く。

そこには自然と対話しながら生きる人々が暮らし、祭祀長としてティランノスという少年が君臨していた。

パゲア島の秘密。父親が消息を絶った原因とは?
上陸後、想像もしていないかった過酷な運命がライリーを待ち構えていた。

ネットの情報や映像じゃつまらない。自分の目で未知の世界を見るんだ!

常に前に進む少女ライリーのワクワク、ドキドキの冒険譚。

以下、見どころを語っていきます!

見どころ① 女の子の冒険家が主人公

冒険小説の主人公は男の子が多いイメージがあったので女の子にしてみました。登場したとしてもサブキャラ、サポートキャラであることが多かった気がします。
私自身、子供の頃「女の子が自ら進んでジャングルとか大海原に冒険する物語があったら面白いのに」と考えていた事があったので形にしてみた次第です。

だからと言って「女の子らしさ」を強調するのではなく、一人の人間としてライリーという少女がどんな風に考え、行動するのか描くことに専念しました。

見どころ② ライリーが冒険する背景にあるもの

ライリーが冒険する背景には内面的なものと外面的なものの両方が存在します。
まずは内面的なものから。
架空の地名ですが世界観は現代の地球、とある大陸となっています。
ライリーのいる世界にはインターネットがあります。なのでわざわざ冒険に出ずとも誰かが撮影した映像や画像が存在します。

それでも冒険に出る理由は何なのか。
ライリーの冒険は父を探すことが目的となっていますが、その前に父の影響で冒険することに憧れを抱いていました。
彼女なりに「危険を冒してまで人が冒険する意味」を見出そうとしています。

外面的なものは、社会問題です。
環境汚染に貧富の差。
ライリーはゴミの海域と海賊の海域を命懸けで航海します。
新しい世界を見ることで、現在起こっている問題を目の当たりにする。冒険は楽しいことばかりではないことを描いています。
怖い目にも遭うし、怖い人もいる。

楽しくないことは知らない方がいいのでしょうか。
見ないふりをしていいのでしょうか。
そんなことは決してないと伝えられたらいいと思っています。

ライリーがどんな風に乗り越えていくのか、ご注目ください。

見どころ③ ボーイミーツガール

本作の一番の見どころはライリーとティランノスの出会いです。
パゲアで祭祀長の役に就いている少年、ティランノスの登場は先になりますが、この物語の大きな見どころとなる予定です。

最初はギクシャクとした仲ですが、話し合ったり問題を解決しあって2人は少しずつ打ち解けていきます。

恋愛とは異なる、信頼しあえる、背中を預けられるような関係を描きたいと考えています。

以上、新作小説の紹介でした。
8月中に更新を続け、完結する予定ですので宜しくお願いします!

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。



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