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正直、子どものはなし。

ああ、どんくせえ。。

これは誰かにではなく、自分の息子に対して思うことである。

今からでなんだが、小学校に通うようになった8歳の息子だが、これが僕に似て非常に鈍(どん)くさいのである。

まさにこれは同族嫌悪以外の何物でもない(笑)

昨年、通常授業が再開され小学校に通い始めた1か月半で息子を絡めた事件が何件も起こる。

スメイトと喧をしたが要領よ逃げられず息子だけ先生に叱られる、
となりのの子にバカにさて、いたずらの対にされる、
クラメイトにタックルされて後部をしたかにに打ち付ける、
しまいに教室で教壇にいて顔から倒てしまい、2針うという怪をしとここ挙げるけでもんざりなとであが、このにもこの手の事件が出し、わがながらありの鈍(ど)くささに易してしまう。

もうすこし自分で気を付けていれば、ここまでいろいろなことがあるわけではない。

とはいうものの、

一応、息子の弁護をするが、
息子はある私立の幼稚園からその小学校に上がった。
幼稚園から上がってきた子たちはある程度様子が分かっていてよいのだが、
小学校から入ってきた輩がこれまた非常に問題ありな子供が多く、
小学校受験をするにおいて塾などで非常に訓練されてきており、小学校低学年としては非常にすれた子が多いのである。たとえば、小学生のくせに人を陥れるなんて平気のへいさ(苦笑)

非常に人間兵器としては強力な奴らだ(笑)

しかも、親たちは金持ちでほとんど不労所得でも生活できていて、
働かなくてもいいのにわざわざ共働きで子供の面倒はお互いみないという家庭が多い。
その多くが学校以外の時間は24時間やっているような保育施設(これがまた高額!…笑)に入れるか、
やたらと拘束時間の長い塾や習い事親との時間をあまりとれずに情緒不安定な子が多いのである。
それにそういう子は自分の不満のはけ口を身近なクラスメイトに求めたがる。
それもぼんやりとしているように見える息子は格好の標的になる。
息子はそれに加えて人がいいのでモノを貸したり、友達の話を聞いてやったりするが、それは次の問題への布石となってしまうのだ。

ちなみに息子がぼんやりしているように他人から見えるのは、僕の責任でもある。

僕の、ぼんやり病が自分の息子にも受け継がれたようだ。

「ぼんやり病」というのは、例えば外を歩くといろんなものが目に飛び込んできたり耳に聞こえてきたりする。
それにかかわってしまうとそっちに意識が行ってしまい、社会生活に支障をきたすというものである。

僕の場合は物心ついたころから、

風がいて木々の揺らるときそれに聞えた

てい街路ル模が突然回し始たり

模様ら何飛びしてきり、


僕もそういうものを物心ついたときからずっと見たり聞いてきた。
父親などからは「いつまでもぼんやりしやがって!」と怒られてきたのである。
他人から見るとなにをぼんやりしやがって!と見えてしまうのだろう。

僕からすると頭のなかがとても疲れてしまい、もう抗弁する気力さえもなくなるのである。

これは人より優れていることではなく、劣っている部分なのだ。
残念ながら世間で言われる「共感覚」なんていうものではなく、
そんなランボオとかボードレールとかそんな人たちと近しいものがあればよいのだが、
ほとんど実生活や勉学などに役にも立たず現実生活の中で非常に苦しい思いをしながら生きてきたのである。
発達障害の一種のようなものなのかもしれない。

息子の将来を案じているのは僕だけではないが、
誰もこのどうしようもない感覚はおそらく理解できないだろう。
この世はWONDERに満ち満ちているのだ。

よく巷で「感受性」などの文言を訊くことがある。
こいつ何を言ってやがる、と僕は思う。
感受性とは精神病理学用語で、「の感受性」とか言われるものがその正体なのだ。
向精神薬を患者に与えてみての患者の状態、もしくは与えてみてどう反応するか、について「感受性が鋭い」などというのだ。
安易に言葉尻だけを見てしまうと、なにか赤毛のアンの主人公がもつ鈍感力がそれに通ずるように思う。

僕は物心がついてから木漏れ日が怖かった。
その中に身を置くと僕の頭の中では 「チェンバロ」 が不穏で和声のない音楽を奏でていて、僕は必死に訴え続けたが、どうしてか 誰にも 訊いてもらえるものではなかった。
ただの恐怖でしかなかった。
すごく速いパッセージを耳から耳へパンニングさせて、その意図を探られまいとを散らしているかのように。


それは誰にも共有できないことだ。

僕は必死に訴え続けたが、どうしてか誰にも訊いてもらえるものではなかった。

そんなこんなを息子に見出してしまう。
自分がそれほど得をしていない半生だったから、
息子の人生もそうなってしまうのではないか?と懸念されてしまう。

もう、

僕の性質をたっぷりと受け継いでいる息子はテレビで僕と同じように笑い、放屁するのである(笑)

てめえの感受性くらい、てめえでまもれってな!

と誰かの言葉を引用してもみる(笑)

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