アメリカ人男性と結婚して失ったこと
こんにちは。
夫婦コンサルタント/心理カウンセラーの伊藤敏恵です。
あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
既にご存知の方も多いかと思いますが、私の主人はアメリカ人男性でして、私はアメリカ人男性の主人と結婚してから、失ったものがいくつかあります。
失ったという表現は大袈裟と思われる方たちがいらっしゃるかもしれませんが、私はアメリカ人男性と結婚してから、大晦日と元旦が”特別な行事”とい枠組みから外れた感じになりました。
『大晦日と元旦が”特別な行事”とい枠組みから外れた』ということは、どのようなことかといいますと、多くのアメリカ人にとって、
●New Year's Eve(大晦日)
●New Year's Day(元旦)
この2日は、特別な日ではないからなんですよね(苦笑)
そのため、我が家では、大晦日も元旦も”普通の日と一緒”というような枠組みといいますか、
特にこれといって、特別なイベントもなければ、特別なものは何もないのです。
日本で生まれ育った私にとっては、大晦日と元旦が”普通の日と同じ”という感覚に慣れるまで、とても時間がかかりました(苦笑)
実際に、完全に慣れたかといえばそうではなく、やはり、なんとなく少し寂しい感じがします。
こちらの記事でお話しましたが、我が家ではクリスマスのお料理は主人の担当で、お正月のお料理は私が担当です。
ただ、我が家のお正月料理というのは、通常の日本のお正月料理(おせち料理など)ではありません(苦笑)
どのような物が我が家のお正月料理かといいますと...
お鍋料理です。
我が家では、主人のリクエストでお正月料理はお鍋なのです。
お鍋の支度は、簡単ですので、私にとっては楽ですから助かりますけど(苦笑)
おそらく、私を含め、多くの日本人の皆さんにとっては、お鍋というのは特別なスペシャルメニューではないと思いますが、
アメリカ人の主人にとっては、お鍋は”日本的”といいますか、特別感があるそうなんですよね。
文化の違いといいますか、そもそも、アメリカのレストランでお鍋を提供するお店は皆無だと思いますので、やはり、珍しい感じなのだと思います(苦笑)
主人と結婚した当初は、私もおせち料理を作っていました。
これでも、私、お料理がとても得意で上手でして、おせち料理のいくつかは自分で作っていたんです。
私の出身地のおせち料理で代表的なものといたしまして、
などです。
市販で購入するものもありましたが、私は伊達巻や錦玉子、煮豆やきんぴらごぼう、紅白なますなどをはじめとして、いくつかは自分で作っておりました。
しかしながら、このおせち料理、アメリカ人の主人には、まったく人気がなく...。
むしろ、主人が食べれない食材がほとんど、といいますか、私の主人は海鮮を食べませんので、残念ながら、伝統的なおせち料理はアメリカ人の主人にとっては、
■あまり好みではない食材ばかり
ということで、主人にとって、伝統的なおせち料理は喜びや嬉しさや感動は、まったくなく...。
そのため、私はおせち料理を作ることを止めたのです(苦笑)
でも、紅白なますは主人が好んで食べますので、今年も作りました。
他には、もやしと春菊の和え物も、主人が好んで食べますので、お通し的な感じで作りました。
ちなみに、アメリカ人に【お通し】を説明する際には、Appetizer と言うと、すぐに理解してくれます。
国際結婚の場合、食文化の違いは、ときには、夫婦関係の悪化の原因になるケースがあります。
私の元には、国際結婚をしていらっしゃる皆さんからのご相談も、数多く、寄せられますが、
食文化の違いがご夫婦の喧嘩の原因のひとつになっていらっしゃるケースも、意外と多くお見受けしております。
同じ日本人同士の結婚でも、出身地が異なりますと、自分たちが好む食事にも違いがあったりしますから、
その点で、もめるご夫婦の皆さんたちもいらっしゃいますので、食事の問題は国際結婚だけで発生するわけではありませんが、
ただ、お正月のような伝統的な行事の際には、文化的な違いが顕著に表れるような気がしますね。
というわけで、我が家ではアメリカ人文化に沿って、大晦日と元旦は”普通の日扱い”的な感じです。
特に、2023年の元旦は日曜日でしたから、我が家では元旦というよりは、普通の日曜日と同じような感じでした(苦笑)
ただ、今年も無事に健康で、主人と一緒に新年を迎えることができましたので、その方が、おせち料理よりも、幸せなことですね(笑
夫婦コンサルタント/心理カウンセラー
伊藤敏恵
【ダウンロード版・E-Book】好評発売中!
■愛する男性と最高の結婚生活をおくるために