Motokazu Hojo

バスケットボールコーチをしています。 少しでも多くの選手がスポーツを楽しみ、共に成長で…

Motokazu Hojo

バスケットボールコーチをしています。 少しでも多くの選手がスポーツを楽しみ、共に成長できるような環境作りをしたいです。

マガジン

  • Go Far Together

    「全ての努力する選手・スタッフが共に成長できるように」を理念とした活動を少しずつ始めていこうと思います。 第1歩としてコーチがいないチーム向けに練習を組み立てるためのヒントなどを提供できればと思っています。 タイトルは"If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together." ということわざから。

  • バスケットボールコーチを目指す旅

    私がどんなバスケットボールコーチかを知ってもらって、チームに所属するための記事です。

最近の記事

GFT practice 2nd プレスブレイクにおけるボールキープ

今回は前回に引き続きGFT practiceというシリーズで、プレスブレイクについて考察していきます。前回プレスブレイクが「なぜ」難しいかを考えましたが、今回はそれをもとに「どうやって」行うかを考えていきたいと思います。 前回ボールハンドラーに対する影響として、①常にターンオーバーのリスクにさらされる、②ドライブ時にはトラップやヘルプを頭に入れる必要がある、③パスを出すために工夫する必要がある、の3つを挙げましたが、これらから導き出される「どうやって」のヒントとなるキーワード

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    • GFT practice 1st プレスブレイクがオフェンスに与える影響

      今回はGFT practiceという新シリーズを書いてみます。GFT practiceではもう少しバスケットボールの戦術的な部分について考察していきます。 最初のテーマはプレスブレイクにします。プレスディフェンスに対してターンオーバーを繰り返し、練習してきたことができないという光景が育成年代の試合では散見されます。これに対してどういった練習をすれば良いのかということを考えていきたいと思います。今回はプレスディフェンスがオフェンスに与える影響について考えてみます。ここではマンツ

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      • GFT 11th シーズンプランを見直してみよう(スケジュール編)

        前回はシーズン中にシーズンプランをどのように見直し変えていくのかということについてキーワードに焦点を当てて考えました。今回はシーズンプランの中でもスケジュールの部分をどのように見直し変えていくのかということについて考えてみます。 スケジュールの何を見直すのかスケジュールの中でも公式戦や学校のテストなどは大きく変動することはないと思いますが、前回述べたようにキーワードが変わればそれに応じてスケジュールも変える必要が出てきます。ここで見直す必要があるのは、チェックポイントです。

        • GFT 10th シーズンプランを見直してみよう(キーワード編)

          前回はシーズンプランをチームをサポートする方々に共有してみるということについて考えました。今回はシーズン中にシーズンプランをどのように見直し変えていくのかということについて考えてみたいと思います。 なぜシーズンプランを変えるのかそもそもなぜ一度作り上げたプランを変える必要があるのでしょうか?それはプランとはその通りに進まないものだからです。もっとも予測しにくいのは選手のケガだと思います。いつ誰がケガするかわからないのでケガで長期離脱する選手が出たりした場合にはシーズンプラン

        GFT practice 2nd プレスブレイクにおけ…

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        • Go Far Together
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        記事

          GFT 9th シーズンプランを周りに共有してみよう

          少し間が空いてしまいましたが、時間を取れそうですのでまた少しずつ書いていきたいと思います。お付き合いいただけますと幸いです。 前回はシーズンプランを選手・学生スタッフと共有し、アップデートしていく方法について書きました。 今回は逆にシーズンプランを選手・学生スタッフが立てた場合に部長・顧問・OBOG・保護者といったチームをサポートする方々にそのシーズンプランを共有してみるということについて考えてみたいと思います。 なお今回は生徒・学生主体で運営されているチームを想定しています

          GFT 9th シーズンプランを周りに共有してみよう

          GFT 8th シーズンプランを共有・アップデートしよう

          前回はシーズンプランの立て方に関するポイントを紹介し、「なぜ」練習するのか、「いつ」「なに」を練習するのか、「どうやって」達成度を測るのか、といったことを明確にしておくとチームの成長を測りやすいという話を書きました。 今回はコーチが立てたシーズンプランを選手・スタッフと共有してアップデートしていこうという話です。 共有して意図を説明するまずはシーズンプランを共有することになりますが、この時に重要なことは作成者の意図を説明するということです。それがコーチであれ最上級生であれ、

          GFT 8th シーズンプランを共有・アップデートしよう

          GFT 7th シーズンプランを立てよう

          前回はチームコンセプトを決めるための下準備として「どの相手に勝つことを目標にするか」「自分たちの強み・弱みはどうか」「どんなゲームをしたいか」といったことを考えてシーズンのプランを作成すると書きました。今回はそのシーズンプランを作成する段階について書いていきたいと思います。 キーワードを作る初めに「どんなゲームをしたいか」「どんなシーズンを過ごしたいか」を明確にできるようなキーワードを設定します。つまり「なぜ」こうやって練習するのかを明確にするということです。キーワードは抽

          GFT 7th シーズンプランを立てよう

          GFT 6th チームコンセプトを決めるための準備

          前回今回は「正しい」は1つではなく選手や状況によって変わるということ、理想だけではなくチームコンセプト(チームとしての正解・理想)を持つことの重要性について書きました。 今回はチームコンセプトを決める前にどんなことを準備するかということについて、大学のコーチをしていた時私がしていたことを中心に書いていきたいと思います。 どの相手に勝つことを目標にするかカテゴリーにもよりますが、大学生の場合たいていリーグ戦が最も重要な試合で対戦相手はシーズン開始時にすでに決まっていることが多

          GFT 6th チームコンセプトを決めるための準備

          GFT 5th 「正しい」理想とはなんだろう

          前回はグループ戦術の理想を作るために「真似る」「体験する」「映像で振り返る」という3つのステップを提案致しました。今回はその理想に「正しい」ということがあるのかということについて考えてみたいと思います。 「正しい」は1つではない私自身感じていることでもありますが、「正しい」は自分たちや対戦相手によって変わります。例えば皆さんは下図のような状況で「正しい」ディフェンスとはどう考えますか? おそらく一般的な日本のチームにおいては下図のようにx5がヘルプにでてx1, x3がカバ

          GFT 5th 「正しい」理想とはなんだろう

          GFT 4th 自分たちの理想を作ろう

          前回グループ戦術を練習する際にはまず「状況設定」を、そしてその中で「位置関係」「タイミング」といった要素をイメージして共有することが重要であると書きました(前回コンビネーションプレーと表現していましたが、グループ戦術という表現に修正しました。)。今回は「正しい」と考えられる「状況設定」「位置関係」「タイミング」についてもう少し詳しく考えてみたいと思います。 前回同様下図のようなハイポストフラッシュ→バックカットというグループ戦術を例として考えていきます。「正しい」このプレー

          GFT 4th 自分たちの理想を作ろう

          GFT 3rd 理想のイメージを共有しよう

          かなり時間が空きましたが、前回「キーワードを作ってみよう」の中で具体的に意識するポイントをまとめようという話を書きました。今回はこのポイントを見つけるための方法について考えていきます。 今回は下図のようなハイポストフラッシュ→バックカットというコンビネーションプレーを例として考えていきます。ウイングがディナイされている時のプレーとして練習しているチームは多いのではないでしょうか。 ポイントを見つけるためには、まず理想のイメージを持つことが重要です。当たり前じゃないかと思わ

          GFT 3rd 理想のイメージを共有しよう

          ご報告と今後の展開について

          前回の投稿からかなり間が空いてしまい失礼しました。 報告が大変遅くなりましたが、所属チームが決定しましたのでnoteでもご報告させて頂きます。 今シーズンはB3リーグ岐阜スゥープスでアシスタントコーチを務めることになりました。 以前の記事にユースチームのコーチを志望していると書きましたが、トップチームのスタッフのお話を頂いたことが今の自分へのご縁なのだろうと考え引き受けることにしました。 プロチームのコーチとなりましたが、できる限り「自分らしく」やり切れたらと思います。

          ご報告と今後の展開について

          好きな練習メニュー③

          ここ2回好きなメニューについて書きましたがどちらも選手が夢中で取り組めるようなゲーム形式のメニューだったので、今回はコーチがアイデアを伝えるドリルについて書きたいと思います。 今回紹介するのはサイドピックシューティングと私が呼んでいるドリルです。大学チームを率いていた際はピックからオフェンスを始めることが多かったです。そのあたりの理由についてもいずれ書きたいと思いますが、今回はそのピックの基礎を作るメニューです。 ウイングにオフェンス・ディフェンス、2ガードポジションにパサ

          好きな練習メニュー③

          好きな練習メニュー②

          前回好きなメニューについて気ままに書いている時間がとても楽しかったので、今回も好きなメニューを紹介していこうと思います。前回書いていて思ったのですが、どんな練習メニューが好きでそれをどんな風にコーチするかにコーチとしての人間性や信念みたいなものが表れているのかもしれません。 今回はファイティングドリルというメニューについて書きたいと思います。このメニューは初めてプロチームの練習を見学した時に見たメニューをアレンジしたものです。 ゴール下の両側にベースラインの方を向いた状態で

          好きな練習メニュー②

          好きな練習メニュー①

          少しモチベーションが下がり気味でしたが、ある友人から「好きなジャンルについて、考察してみると良いんじゃないかな」とアドバイスを頂いたので、今回は好きなジャンルについて気ままに書いてみようと思います。アドバイスには戦術的なものとかって言われてたのですが、好きなジャンルと考えた時に1番に浮かんだのが練習だったので今回は好きな練習メニューについて書きます。 好きなメニューと考えた時に最初に浮かんだのが3on4パスゲームでした。ルールは簡単で、スリーポイントエリア内で20秒のうちに

          好きな練習メニュー①

          B.LEAGUE TRYOUT 2021

          本日B.LEAGUE TRYOUT 2021の要項が掲載されていました。こちらに参加しようと思います。 そしてこのトライアウトをユースチームのコーチへの挑戦の1つの区切りにしようと思っています。 昨日もあるコーチとメッセージのやり取りをしましたが、直接ユースに入るのはやはりかなり難しいらしく、アカデミーコーチからのステップを踏んだほうがいいのではとアドバイスをもらいました。 ただ私がユースに行きたい動機の1つにこのコーチと競い合いたいというコーチが1人います。そしてアカデミ

          B.LEAGUE TRYOUT 2021