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【50】 アファメーションとセルフトーク

アファメーションは、ゴールを達成した世界の自己イメージの臨場感をあげる技術です。

自己イメージがコンフォート・ゾーンを決めるため、アファメーションはゴールのコンフォート・ゾーンの臨場感をあげる技術とも言えます。

アファメーションによって、ゴールの自己イメージ=コンフォート・ゾーンの臨場感が高くなることで、コンフォート・ゾーンがゴールの世界に移動し、創造的無意識の働きで無理なくゴールを実現していくことができます。


アファメーションは言葉、映像、感情の思考の3つの軸に基づいています。私たちがアファメーションをするたびに、言葉が映像を喚起し、その映像が感情を呼び起こします。

そして、無意識はその思考をあたかも実際に体験したかのように記録していきます。その結果、その思考に基づいた自己イメージが確立され、その自己イメージに従って認識し行動するようになります


このプロセスは、セルフトークと全く同じです。
セルフトークが無意識にマインドの中で繰り返しているものを指すのに対して、アファメーションはゴールの世界に合致した内容を意図的に言語化するという違いはありますが、本質的にはセルフトークもアファメーションと同様の効果をもっています。
そのため、1日に数回行うアファメーションでゴールの自己イメージを強化したとしても、それ以外の時にゴールに反した内容のセルフトークを無意識にずっと繰り返していたのでは、ゴールの自己イメージの臨場感は上がりません。

そのため、ゴールの世界の臨場感をあげるためにはアファメーションを行うことと並行してセルフトークをコントロールする必要があるのですが、実は、アファメーション自体が、セルフトークをマネジメントする役割も持っています。


多くのセルフトークは、人に言われた言葉を受け入れたことで形成されています。

他人に「あなたって〜〜な人だね」と言われたり、別の人に「この人って〜〜な人なんだよ」と説明されたときの言葉を受け入れたことによって「私は〜〜な人間だ」というセルフトークができあがります。

あるいは、何らかの場面で「自分は〜〜な人なんだ」と自分自身を評価した際も、その言葉を受け入れることでセルフトークとなります。

そして、そのセルフトークが無意識に何度も何度も反復されることで、自己イメージが出来上がります。

ということは、ゴールの世界に合致した自己イメージを確立するには、無意識のなかでリピートされるセルフトークの内容を、自分が意図的に選択したものに置き換えてしまえばいいわけです。

そのためには、他人に言われた言葉や自分のなかで偶然生まれた言葉ではなく、ゴールの世界に合致した言葉を意図的に繰り返し繰り返し無意識に入れていくことが重要です。

それが、まさにアファメーションのプロセスであるということです。

無意識にしているセルフトークがアファメーションの内容と合致したものになっているかどうかも、日々確認してみましょう。

ワーク
普段、心の中で繰り返している、あるいは、繰り返し口にしている言葉は、アファメーションの内容と一致していますか?
一致していなければ、日常で繰り返している言葉も、アファメーションに合致したものに置き換えてみましょう。
難しく感じる方は、以下のアファメーションを自分でしっくりくるようにアレンジして使ってみてください。
「私は、ゴールを実現した自分にふさわしい言葉を心の中で繰り返している。だから、いつも自分の理想の振る舞いや行動をしていて清々しい。」