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2ヶ月かけて読了した『劣等感がなくなる方法』について

やっと、加藤諦三『劣等感がなくなる方法』を読み終えた。
200ページもない本を読み切るのに2ヶ月以上もかかってしまった。

過去にも何度かこの本について記事を書いたのだけど、そこでも書いているように、読んでいてかなり消耗する本だった。

というのも、自分の問題点を、的確にズバッと指摘してこられるのだ。鋭利な刃物で急所を突かれたような感覚がして、なかなか一気に読み進めることができなかった。

しかし、この本に出会えて本当に良かったと思っている。自分には深刻な劣等感があるということや、今後の人生をより良いものにしていくためには、それを自覚することが最初の一歩となることを知ることができた。


自分研究と題して自分自身と向き合うことを始めてから、かなり自分のことを理解できてきたつもりだったけれど、クリティカルな部分からは目を逸らしてしまっていたことに気付かされた。

今まで目を逸らしていた自分の問題点は、まず、私には深刻な劣等感があるということ。劣等感があるから、自分を大きく見せようとするし、人と一緒にいるだけで不愉快になる。

そして、「どうせ自分はダメだ」と言うこと。これは、「そんなことないよ」と言ってもらいたいときや、「こんな風になったのはお前のせいだ」と暗に伝えようとしているときである。「受け身的攻撃性」と呼ぶらしい。

また、劣等感を覚えている事柄を隠そうとすること。私の場合、「人間関係を築くことが苦手なこと」を隠し続けているうちに、それがすごく深刻なことのように思えてきて、「人間関係を築けない人はダメだ」と思い始めた。


多分、自分ひとりでここまで的確に自分の問題点を把握しようとしたら、相当長い時間が必要だったと思う。そこからどうやって次のステップに進むかを考えていたらと思うと、本当にこの本に出会えてよかったと思う。

多分だけど、この本をスラスラ読めるようになってきてやっと、深刻な劣等感から抜け出すことができたということになると思う。

この本を指標にして、これからも自分の劣等感と向き合い続けていきたい。今後の人生を「自分の人生」として、より楽しく生きていくために。

大切なお時間を使って読んでくださり、本当にありがとうございます! 気に入っていただけましたら、サポートをいただけるととても嬉しいです。これまでにいただいたサポートが、私のモチベーションとなっています。