当事者だからこそ理解しにくいこともある
一昨日の夜、漠然とした不安に襲われて眠れなかったのだけど、その理由がわかった。生理前だったせいだ。
初潮からもう十数年経つわけだけど、最近生理前や生理中の落ち込みが激しい。月経痛もかなり軽い方だったのに、最近は痛みが増している。血の量もめちゃくちゃ増えた。ドバッと一気に尋常じゃない量が出てすぐ終わる。
元々生理による影響がほとんどなかったから、今も婦人科を受診するほど困っているわけじゃない。だから多分生理のある人の平均的辛さになっただけだと思うのだけど、今までと違うと戸惑う。
生理つながりで、ある漫画のエピソードの一つを思い出した。
ある漫画というのは、「ツキイチ！生理ちゃん」という漫画だ。
映画化もしているし、知っている方も多いと思う。
正直私は生理にそれほど困った経験がないので私は3話くらいしか読んでいないのだけれど、そのうちの1話がすごく印象的な話だった。
詳細はよく覚えていないけれど、PMS（生理3～10日位前に始まる、さまざまな精神的・身体的な不調のこと）がひどい女の子と、PMSが軽い女の子のすれ違いの話だ。
お互い毎月月経を経験しているからこそ、相手の苦しみが理解できないというところに焦点を当てていて、その視点が私としては面白かった。
当事者だからこそ、自分以外の当事者の気持ちが理解できないというのは、生理だけじゃなくていろんなことに言えることだなと思う。
正直私は、生理痛がひどい人というのに関心がなかった。「嘘ついてるんじゃないの？」とまでは思わなかったけれど、「生理痛が辛い人ってかわいそうだなぁ」くらいにしか思っていなかった。
心のどこかに、大袈裟じゃないかという思いがあったのかもしれない。
人それぞれ辛さは違うし、当事者だからと言って、他の人の気持ちをわかった気になるのは危険だ。私も生理を経験しているのだから、辛さを理解できると思ってしまうのは、傲慢とも言えると思う。
当事者として語る時にも注意が必要だなと思う。自分の経験はあくまでひとつのケースであって、みんなが同じ状況ではないと、しっかり伝えていくことも忘れてはいけない。
生理中だからなのか今日は集中ができないから、この辺で終わろうと思う。なんだか眠い。これも生理のせいかしら。
生理中あるある。落ち込んだ時は全部生理のせいにしがち。
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