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女の悲鳴、女であること

きょうは会社の研修会があってね。
クルマのなかで、大音量で音楽をかけていると、外から叫んでも聴こえない、
でも警笛を鳴らせばちゃんと聴こえる。
という実演をやった。





研修参加者を2班に分けて、
車内組と外で叫ぶ組。
外にいる人が大声で
『止まってください!!!』
車内では
え?聴こえない。
外にいる人が笛を吹くと、
車内では、
たしかに聴こえる!!





これを全員分、順番にやるんだけど。
狙ったようにあたしの叫ぶ番は大トリで
あたしが
『止まってくださーーーい!!!』
車内、
え?聴こえる???💥💥💥




え?
何これ??
すごーぃ!!!
─────ちょっとした大騒ぎに。






何年もトレーニングしてきたのだから、
当然といえば当然なんだけど。
あたしは、
警笛よりも甲高い声で叫ぶことが
ふつうにできます。






理論的に言えば、
女が『理性を欠いた』状態で、
とっさに悲鳴をあげるときに使う
発声箇所を、
まったく通常のシチュエーションでも
まったく平然と使いこなせるように
自分自身をトレーニングしてきたから、
なのですが。






でもさ、
一般論的にいえば、
『あたしがこんなに高い声を出せるのは』
単純に、
『女だから』
なんですよね??





女ってのは高い声を出すことができて、
そりゃあまぁ個人差はあるだろうけど、
人によっては警笛よりも大きな高い声を
ふつうに出せてもまぁ不思議ではない。
そんな話。





わたしが日ごろから振りかざしている理論によれば、
『思考と感情が女性である』ならば
『身体も女性である』はずで、





だからまぁ、
自分の信奉する理論を自分自身に当てはめると、単に起こるべきことが起こっただけ、とも言えるのですけど。





それにしたって、
どうにも、
狐につままれたような不可解さ。






だからね、
①出生時は男児で
②戸籍上は男性で
③性同一性障害の診断書を取っていない
④股間の手術を受けていない
これらの事実を並べてみれば、
この人は男性です!
という証拠がそのまま残っているというのに。





現実には、
①女性名で勤務することが許され(=通称使用)
②周りからも女性であると認識されており
③女にしか出せない甲高い悲鳴を実演
これって?
単純にこの人は女性だってことですよね??






2019年、
性転換に乗り出す直前のあの時期、
LGBT関連の書籍を大量に読み漁って、
ネット記事も浴びるように読んだというのに。





そこに書いてあった、
LGBTは差別されるだとか、
性転換のプロセスは過酷をきわめる、
だとかの話って、
いったいどこの世界の話??!?





だいいち、
あたしは単に女性であって、
LGBTじゃないんだよ??
差別されていないし、
治療もべつに必要ない。




2024年、
わたしはわたしの望んだ世界線にいる。
わたしは何の変哲もない
ただの女性である、
という世界線──────。




🐤🐥🐤🐥🐤🐥🐤🐥🐤
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#わたしはわたしの身体が好き
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