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読書記録その8

年末も12/29まで休めません。そのくせ仕事始めは1/4です。何がクリスマスだよ、と言いたくなります。

今回の書籍

『スペインサッカーの神髄』小澤一郎
    W杯期間中に「ひるおび」(TBS系の昼の情報番組)に出ずっぱりだったサッカージャーナリストの小澤一郎さんが2010年5月に書いた本です。

どんな本か

    スペインにおいて育成で定評のあるクラブにスポットを当て、なぜ育成が上手く行っているのか、そしてそれがどのようにしてトップチームの強化につながっているのかが書かれています。

基本的に

  • トップチームと下部組織(大体が10歳以上)の哲学が統一されている

  • 育成=人間形成であって、選手としての育成は二の次

  • 下部組織が大きい

  • 育成や指導に長けている人物をチームに置いている(プロでのプレイ経験がある人はむしろ少ない)

  • それぞれに監督・コーチはもちろんトレーナー・ディレクター・スカウトに至るまでスペシャリストを配置している

この本が書かれた直後

    この本が書かれたのは2010年5月でしたが、その2ヶ月後にW杯南アフリカ大会でスペインが優勝。当時はスペインの育成メソッドが世界最強と言われ、それが実を結んだ絶妙なタイミングでした。

最後に日本は?

    日本のクラブはプロでのプレイ経験がある人にこだわりすぎているのかもしれません。また、各クラブの下部組織も規模が小さく、その分学校の部活が幅を利かせているように思えます。


今回は以上です。

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