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CLLENNのTL作品がTop3を独占! 今注目を集める「TL編集の現場」を聞いてみよう

こんにちは!CLLENN公式noteです。
現在CLLENNではデジタルマンガ編集者の採用を積極的に行っています。

編集者100名採用特設ページ

先日発表された「コミックシーモア 2024年 上半期ランキング」TLコミック編にて、CLLENNのTL作品が1位から3位まで独占ランクインを果たしました。
そこで今回は、CLLENNのTLジャンル編集長のT.Yさんにインタビュー。CLLENNだからこそのTL編集のやりがいや独自性を伺いました。

T.Yさん(「新規TLレーベル 編集長」)
入社年/2020年
これまで手掛けた作品:「発情する運命」「イジワル王子はめちゃくちゃに愛したい。」「愛が重い騎士公爵は、追放令嬢のすべてを奪い尽くしたい。」等  
好きな作品、作風/キュンが詰まっていてヒロインが愛される作品

そもそも「TL(ティーンズラブ)」ってどんなジャンル?

――CLLENNでは一般コミックだけでなく、「TLジャンル」の制作が盛んだと伺いました。定義として「TL」とはどのようなジャンルなのでしょうか?

大きくくくると、成人女性向けの作品ジャンルで、漫画や小説、ゲームなどさまざまな媒体からTLジャンルが発表されています。TL漫画とくくるのであれば、少女漫画でラブストーリーを楽しんだ方々が、もう一歩踏み込んだラブロマンスを求めて読まれていることが多いジャンルと言えますね。

例えば、少女漫画では手をつなぐ、キスをする……といった表現までにとどめられることが多いですが、その一歩先まで読んでみたい場合にTLジャンルが候補に上がってきます。成人男性ジャンルと異なり女性目線で描かれていることが多いです。

――そんななかで、CLLENNのTLジャンルの人気はどこにあると思われますか?

まず前提として、TLジャンルは「イケメンと美女のラブコメ」のように、ストーリー展開が型にはまっているものが多いので、どんなものを手にとってもハズレが少ないことが挙げられます。そのうえでCLLENNの強みは「TLジャンルのなかで色々なシチュエーションの作品があること」だと思いますね。

例えば、「コミックシーモア 2024年 上半期ランキング」で1位を獲得した『好きなヤツほどいじめたい。XLなライバル同期の不器用な溺愛』は、編集者100名採用で入社した新人編集者が担当した作品です!
著者であるako先生の描くキャラクターの顔の良さと「働く女性×ライバルのイケメン」という設定が現代の女性に刺さったのではないかなと思います。

3位の『奈々子と薫 堕落していく、僕たちは。』の著者、つきのおまめ先生はTLジャンルが好きな方なら知らない人はいないほどのベテラン先生。2位の『愛が重い騎士公爵は、追放令嬢のすべてを奪い尽くしたい。』は私が編集を担当した作品ですが、配信当初はTLジャンルではまだ少なかった「異世界モノ」にチャレンジし、著者の海原ゆた先生に王道の展開を意識してご執筆いただいた結果、読者の皆さんにウケたのではないかと考えています。

――たしかにこう見ると、1位から3位だけでもまったく違う3作品が集まっていますね。

そうなんです。現在CLLENNのTL編集者は10名ほどいますが、ベテラン編集者と若手編集者ではまた違った企画が上がってくるのが面白いなと感じています。TLジャンルのメイン読者層は30~40代女性と言われていて、ベテラン編集者はそのメイン層をつかみに、若い編集者はこれまでの枠にとらわれない作品を作る……といった構図ができているようにも思えます。もちろん、ベテラン編集者が今までにないものを作るのも大歓迎ですよ。

CLLENNは未経験から入社される編集者も多いですから、ベテラン層にとっても新しい視点がもらえる現場です。私自身も長くTLジャンルに関わってきましたが、日々新しい発見をさせてもらっています。

T.Y編集長が考える「CLLENNのTLの未来」

――CLLENNだからこそできるTL編集の強みはありますか?

私たちCLLENNは雑誌・Webのような特定の媒体を持っていません。漫画を作り、その漫画に合ったレーベルを見つけ、発表していきます。だからこそ「作家・編集者がやりたいことができる」という部分が強みですね。

例えば私が担当した『愛が重い騎士公爵は、追放令嬢のすべてを奪い尽くしたい。』は海原ゆた先生から「TLと異世界を掛け合わせた作品を作りたい!」とご連絡をいただき、制作を進めた作品です。レーベルの中では初めての設定でしたが、先生のやりたいことを第一に、TLでできることを話し合い、うまく融合していただきながら楽しんで描いていただけたのは大きかったなと考えています。作家の先生には楽しくのびのびと描いていただくことも大切なのかなと。

©海原ゆた/CLLENN

――今後の「TLジャンルの可能性」についても伺いたいです。

現在CLLENNの新レーベルとして、「TLジャンルの作品を、一般コミックとして同時配信する」という試みを始めています。一般コミックに性的表現を追加する形で、一般版とTL版のどちらも配信するというものです。

そもそもTLジャンルの作家さんは、人間の身体をしっかり描く必要があるため画力が高い方が多いんです。そんな作家さんたちの存在を、TL作品だけでなく、一般コミック読者にも知ってほしいと思っています。

一般コミックから入った読者の方がTLジャンルを手に取ってくださるとうれしいですし、TLジャンルの作家さんが一般コミックの舞台へ手を広げるのももちろんうれしいです。さらに、その担当編集が色々なジャンルに挑戦できるのも、やはりCLLENNのTLジャンルの強み・可能性なのだと思いますね。

幅広いジャンルにアンテナを張れる人、募集中!

――T.Yさんは、今後どんな編集者と一緒に働きたいですか?

TLジャンルのみにとどまらず、新しいことに挑戦したい人にぜひCLLENNの門を叩いてほしいと思います。先ほどお伝えしたように、TLジャンルの編集者がTLだけを編集していればいい時代でもなくなってきました。だからこそ、今世間ではどんな漫画がトレンドなのか、どんな漫画が求められているのかに対し、常にアンテナを張れる人と一緒に仕事をしていきたいですね。

――最後に、CLLENNへの応募を考えている方へ一言お願いいたします!

「こういう作品が好き!」「こういう作家さんとやってみたい!」と、
自分の中でこだわりや熱意を持っていることが、編集者として大事なことだと思っています。我こそは!と思う方はぜひ応募していただきたいです!

経験者でも未経験者でもこだわりを持つことは大切ですし、
恥ずかしがらずに、ぜひ夢や目標を語ってほしいと思います。

一緒に楽しく魅力的な作品を作っていけたら嬉しいです!

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