見出し画像

サチャインチナッツのスコーン〜オレンジヨーグルト添え〜

スコーンは、焼き菓子のなかでもっとも好きといってもいいくらいの存在です。

数え切れないくらい焼きましたが、「これがベスト」と納得のいくスコーンには至っていません。シンプルで素朴なスイーツだからこそ、簡単なようで難しい。奥が深いなと思うのです。

「数え切れないくらい焼いた」とはいっても、そのほとんどはイングリッシュスコーンで、スタバにあるようなアメリカンタイプはあまり焼いていなかったな、とふいに気づいた2021年9月某日。

さっそく焼いてみました。

画像1


アメリカンスコーンとイングリッシュスコーンの違い

諸説ありますが、わたしが知り得ている情報だとこんな感じです。

【アメリカンスコーン】
形:三角形
バター:多め
砂糖:多め
食感:しっとり、ずっしり
位置づけ:軽食

【イングリッシュスコーン】
形:丸形
バター:少なめ
砂糖:少なめ
食感:ホロホロ、サクッ
位置づけ:アフタヌーンティー

イングリッシュスコーンの生地は、アメリカンに比べるとバターや砂糖は控えめです。これは、食べるときにクロテッドクリームとジャムが添えられるから、なのだそう。

成形時に生地をまとめてから伸ばし、ナイフでカットするのがアメリカンタイプに対し、イングリッシュタイプは生地を折りたたんでから型で抜く点も違いますね。


サチャインチナッツとは

アメリカンスコーンの生地に混ぜ込んだのは、「サチャインチナッツ」です。香ばしくておいしくて栄養価が高いのに、残念ながらあまり知られていません。

【サチャインチナッツ】
南米ペルーが原産。インカナッツ、インカグリーンナッツとも呼ばれる。体内でつくることができない必須脂肪酸のひとつ「オメガ3脂肪酸」を含有。良質なタンパク質やビタミンEも豊富なナッツ。

画像2

レンズ豆を少し大きくしたような形をしています。そのまま食べてもOKなので、仕事の合間のおやつや、いつものサラダにトッピングするのも◎。


低糖質グルテンフリー&シュガーフリー「サチャインチナッツのスコーン〜オレンジヨーグルト添え〜」レシピ

材料(8個分)

【スコーン生地】
ココナッツオイル:25g(溶かしておく)
ヤギのミルク:50ml
バニラエクストラクト:大さじ1
卵:1個
アーモンドパウダー:100g
ココナッツパウダー:25g
エリスリトール:15g
ベーキングパウダー:大さじ1
サチャインチナッツ:60g

【ヤギのオレンジヨーグルト】
ヤギのヨーグルト:90g
オレンジパウダー:小さじ3

つくりかた

①ボウルにココナッツオイル、ヤギのミルク、バニラエクストラクト、卵をいれ、よく混ぜあわせる

②あらかじめ混ぜあわせておいたアーモンドパウダー、ココナッツパウダー、エリスリトール、ベーキングパウダーを数回に分けて加えいく

画像3

③サチャインチナッツを加え、混ぜあわせる

画像4

④2cmの厚みに丸くのばし、8等分にカットする

画像5

⑤180℃に予熱しておいたオーブンで20分焼く

⑥ヤギのヨーグルトとオレンジパウダーを混ぜあわせる


画像6

型で抜かず、ナイフでざっくりカットして成形が完了するのはラクですね。

画像7

サチャインチナッツをガリガリっと噛みしめながら、味に変化をもたらすのが「オレンジヨーグルト」。

画像8

これは、先日のヤギのミルクと一緒にオーダーしたヨーグルトをつかっています。

画像10

濃厚でまろやかな味わいのヤギミルクのヨーグルト。オレンジパウダーの酸味とうまくマッチしました。

画像9

たまにはアメリカンタイプのスコーンもいいものだなと、アメリカンではないコーヒーを〆に、しみじみと。


***

カップ&ソーサー・プレート・フォーク:RIVERET、ケーキスタンド:STYLE ROCOCO、陶器スプーン:TABLE WARE EAST、手織りトレー:Amazon

この記事が参加している募集