でき損ないから生まれた「スコフィン」
世のなかには、「失敗」や「偶然」から生まれた名品がたくさんあります。
スイーツでいうと、タルト生地を先にいれておくのを忘れてできたという「タルト・タタン」が有名ですね。
レシピにおいては特に、失敗から学ぶことが多いような気がします。
つい3日前の話。レクチンフリーで、あたらしいスコーンレシピを試してみたくて焼いたところ、「なんか違う」仕上がりになりました。マズいわけじゃないけれど、要改良というのだけは明白で。
レシピを調整しているうちに、「型で抜くのではなく、マフィン型で焼いてみたらどうだろう」と思いつくままやってみたら、これがおもしろかったんです。
スコーン生地なのに、マフィン型で焼くとなぜか「マフィン」のような食感と見た目(これは当たり前か、型をつかっているんだから)。
スコーンとマフィン。くっつけて「スコフィン」。
こうしてでき損ないから生まれた、わたしの「スコフィン」がこちらです。
買っておいたまま、すっかり忘れていたブレンドスパイス「チャイ・ミックス」を混ぜこんだ生地に、アプリコットのクランブルがのっています。
チャイとアプリコットの「スコフィン」レシピ
材料(直径約5.5cmマフィン型6個分)
つくりかた
①ギーを冷蔵庫で冷やしておく
②ボウルにアーモンドパウダー、キャッサバパウダー、ベーキングパウダー、スパイスミックス、塩、①をいれ、パン粉状にする
③エリスリトールとアーモンドミルクを加え、混ぜあわせる
④冷蔵庫で1時間冷やす
⑤ボウルに「クランブル」の材料をいれ、よく混ぜあわせる
⑥ ④を型にいれ、⑤をのせて220℃に予熱しておいたオーブンで15分焼く
ケーキスタンドは栗原はるみさんの新作で、その下のタオルは、この日『イノブン』で買ったものです。
水きりした豆乳グルトと、自家製ミックスベリーのジャムを添えて。
ここはやはり、コーヒーではなくチャイラテをお供にいただきました。
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