#10インバウンド事業について

今日は私たちの業界について書いてみたいと思う。
皆さんはインバウンドという言葉をそもそもご存知なのだろうか?

私たち事業者は誰もが知っていて当たり前のようにインバウンド、インバウンドと言っているが他業種の方からすれば実はあまり聞いたこともない言葉なのではないだろうか?
訪日外国人観光客の事を総称してインバウンドと言っているのだが、もちろんインがあればアウトもある。アウトバウンドは海外へ出かける日本人観光客の事をいう。

いわゆる訪日外国人観光客向けの事業を行っているのがインバウンド事業者という訳だ。
よく使われる言葉はインバウンド対策、インバウンド向け施策、インバウンド需要などと使われる。

民間企業、行政問わず国をあげてこのインバウンド需要を拡大させ世界に誇れる観光立国になろうと全国で様々な事をやっているのだ。
訪日外国人観光客の数は年々増え続けており2020年には年間30,000,000人、2030年には60,000,000人を目指すという目標が日本にはある!
これは政府が発表した公式な目標数であるがこの目標に向かってどんな事をしているのか見てみよう。

では、インバウンド事業とは例えば何を言うのか具体的なものをいくつか紹介しよう!

先ずは外国語対応、多言語対応というものだ!
いわずもがな、街中に溢れるサイン(標識)や標示からレストランのメニュー、Webサイト、接客応対などなどがある。最近ではコンビニやファストフード店も外国人店員が増えているのを目にすると思う。人手不足で日本人が集まらないというのも理由の一つだが、外国人を雇えば人手不足と外国語対応の2つの問題が解決するのだ!

他にも日本に来たときに使えるクーポンを海外で配布していたり、観光地や地方自治体のPR合戦などもある。海外によく行く人は目にしたことがあるのではないだろうか?
海外なのにやけにHokkaidoとかOsakaとか日本の地名を目にするのはそのせいである。

細かい事を言えばもっともっとあるのだが代表的なものだけにしておこう。
このような事を事業としてやっているのが我々インバウンド事業者である。

では、私はどんな事をしているのか?
いくつか代表的なものを書いてみよう。

1、海外

海外旅行会社へのセールスアテンドやツアー商品造成のサポート、旅行会社へのアポ取り
旅行博や訪日イベントへの出展サポート、現地通訳の手配

2、国内

国内ランドオペレーターと提携してツアー客へのダイレクト販売、ランドオペレーターへのセールス代行、動画政策、SNS拡散、海外の宣伝媒体の紹介、翻訳などなど

とりあえず過去やってきたものを書いてみたがこうして書き連ねてみると色々とやってるもんだと我ながら少し驚いてしまう(笑)

現在のクライアントは小さなアパレルメーカーから大手の総合商社、免税店、レンタカー会社、鉄道会社、ホテル、飲食店、地方自治体まで様々である。フリーランスの私ですらこれだけのクライアントを抱えられるのだ。

ぶっちゃけてしまえばインバウンド事業はまだここ10年程の歴史しかないので入り込むチャンスは沢山ある上にほとんどの事業社は黒字になっている!
つまり儲かるのだ!
このインバウンド事業の中でブルーオーシャンを見つけられたなら間違いなく儲かるだろう。
私もある程度成熟したと思っていたインバウンド業界で他がやっていないブルーオーシャンを見つけられたので初年度から黒字で生き長らえている。

クライアントの依頼にもよるが年二回~三回の海外出張も行けるので海外好きな人、特に若者達には是非この業界の担い手として入って来てほしい。

東京オリンピックが終わると大阪万博がある。大阪万博の後は日本政府の掲げる2030年60,000,000人の目標も迫ってくる。しかし実はインバウンド業界は2030年に人手不足を迎えると予想される。
なぜなら現在のインバウンド業界を引っ張っているほとんどの人が50代後半~60代が多い上に20代、30代がまだまだ全然育っていないのだ。
是非このチャンスを活かしてこれからのインバウンド業界を盛り上げていこうではないか!?

質問があれば私のわかる範囲で答えるので気軽に連絡をしてもらいたい。

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