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(60)メンタルを鍛える?

「自信」は失敗の数

最強のマーケター森岡毅さんが
「自信は失敗の数」とおっしゃっていた。「自信がない…」という日本人は多い。「自信」がないから行動に移せず、結果「やらない」を選択してしまう傾向にあると。

私の場合、過去の境遇が「やらない」を選択する余地がなく無理矢理「やる」しかなかったのが、結局「今の私」にした。

離婚して一人で娘を育てないといけなかったり、
父親が騙されて家は競売になり、両親の持っていた不動産、財産ほか何から何まで全て一瞬にして無くなった。その後父はアルツハイマーで亡くなり、認知症の母と私は同居したがその生活は闘いの日々だった。

当時は大嵐の雨あられ、大修羅場だったけれど頼る人もなく、泣いてる余裕もなく、母と娘と自分のために生きていかなければならなかったので動いて動いて動きまくった。
が、これまた失敗、失敗、失敗…の連続。しかも失敗のステージのレベルだけは上がっていった。
おかげさまでこの壮絶な環境が私に「根拠のない自信」を与えてくれた。

よく「メンタルを鍛える」というけれど、そんなものはない。瞑想しようが、人文字を手のひらに書いて飲み込もうが鍛えることなんてできない。 
森岡毅さんが「失敗の耐久力」をつけていくことが「自信」に繋がる、とおっしゃっていた。
私もそう思う。

「失敗の耐久力」は新しいアクションを起こすことのハードルをどんどん低くするので、行動を起こすことに対して大した勇気はいらなくなりごく普通の日常の一つになっていく。

私の人生は「インディ・ジョーンズ」か?と思うようなジェットコースター人生だけれど、ベストを尽くして精一杯生きている感はいつもあって、明日が今生の最後の日でも後悔は全くない。やれることは全てやるだけやった。

「自己肯定感」という言葉がもてはやされているが、
「今の自分」に「肯定感」というのは、
「今のままの変わらない私でいい」を肯定しているだけ。
そんなはずないでしょっ!!

以前ビジネスの勉強会に通っていたときのこと。「変わらなくていいよ、そのままで」という本が一番売れる。人は努力が嫌いだから。
「真理」を見抜けっ!!

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