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(117)銀河も回っている

地球は46億歳

職場でご一緒しているおじさまの造詣が深いことは以前に何度も書いた。
私は何を言われてもちんぷんかんぷん。
 
おじさまの読書量は半端ではない。私の父も「生き字引き」と言われていたが父を超える。

私は自分のことを、結構深掘りタイプで「研究肌」と思っていたがおじさまと話していると「私はなんにも知らないのだ」とつくづく思い知らされる。

おじさまに言われて分からないことはその日のうちにすぐに調べる。そして「脳」に落とし込む。

先日もおじさまに
「寺田寅彦は麹町に住んでいたのですね。
住んでいた跡地にも行ってきました。特に記念碑のようなものはなくマンションが立っていただけでしたけど。ここから番町小学校に通っていたのか、と感慨深いものがありました。」

寺田寅彦は夏目漱石の弟子で「吾輩は猫である」にも登場する、物理学者であり随筆家。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/寺田寅彦

「そうか。調べたのか。そうやって興味を持って勉強していくといい。」

「あのあと、地球と月の距離の36万キロも、太陽から8分で光が地球に届くことも調べて確認しました。」

「そうか…」

おじさまは私にあらゆるジャンルの話をする。特に宇宙の話は私の専門分野「氣」と重なるため私の琴線に強く触れてしまう。

「太陽の周りを水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星が回ってるんだよ。数年前、冥王星のランクが落ちたの知ってるかい?冥王星は月よりも小さくて惑星じゃなくなったんだよ。」

続けて、
「太陽の周りを惑星が回っている。
太陽も回っている。
太陽のような恒星が数百から数千個集まっている天体のことを銀河っていうんだよ。
銀河も回っている。」
「地球は何歳なのですか?」
「46億歳ぐらいだよ。」
「地球の寿命は何歳なのですか?」
「あと約50億年。」

生命の誕生するのに40億年。
それまで生命は存在していなかった。
人類が誕生から700万年。
ほんの700万年で人間は地球を壊そうとしているのだ。地球が怒って当然だろう。


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