江部航平

掌編と絵など

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川人博著『過労自殺』自ら命を断つということ

※本記事はヘビーな表現を含みます。あらかじめご了承ください。 自殺志願者は人の意見を聞こうとしない。 「一人で悩まず相談してね」とか「自殺専用ダイヤルは何番」とか世間の皆さんは自殺を止めようとしてくれるけど、ほんとに死のうと思ってる人は、わざわざ、電話したり、相談したり、しない。「周りに相談できなくて死んだ」んじゃない。相談したくなかった。自分がいなくなれば一番いい、自分の考えが絶対正しいんだって、本気で考え抜いた回答を否定してもらいたくない。否定され続けて、最後に見つけた

    • 公園に来たのでmorgenみたいにブランコに乗ったけれど骨盤デカすぎで彼女のようには無理

      • Pinterestの保存した画像マジで一生見返さないな

        • オレも意外とやることあるんだなあとヤな気持ちになってる

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        川人博著『過労自殺』自ら命を断つということ

        • 公園に来たのでmorgenみたいにブランコに乗ったけれど骨盤デカすぎで彼女のようには無理

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          春のこわいものと螢・納屋を焼く・そのほかの短編を交互に聴く生き物

          春のこわいものと螢・納屋を焼く・そのほかの短編を交互に聴く生き物

          岸井ゆきのさんの声好きすぎ

          岸井ゆきのさんの声好きすぎ

          踊る小人、喋っちゃダメなルールが芥川龍之介の杜子春に似てる

          踊る小人、喋っちゃダメなルールが芥川龍之介の杜子春に似てる

          生き物メモ10:ダイダラナナフシ

           山より大きな虫。山をまたぎ、街を超え、海を渡る。陸から陸に人を渡すこともある。なににも干渉しない。太古から存在している。

          生き物メモ10:ダイダラナナフシ

          寝たら朝が来ちゃうのわかってるのになんで寝るんだ

          寝たら朝が来ちゃうのわかってるのになんで寝るんだ

          バイオレンス

           あなたは頭痛を訴えて仕事を休んだ。痛い、痛すぎる、まともに動けない。ひとまずの鎮痛薬で和らぐはずの痛みも引かず、あなたは寝台の上で熱を上げていた。念のため病院に行ったら? と提案してみたけれど、病院はいやだ、医者は嫌いだ、と子どもみたいなことをわめいて聞かない。シーツに皺が寄って、ずれた掛け布団が寝台からずれ落ちている。そんなこと言ってたら治るものも治らないわよ、変な病気だったらどうするの? と言ったらあなたは「もう寝る」とうずくまった。  二三時を過ぎていた。あなたのうめ

          バイオレンス

          深夜ドンキに豆乳を買いに行く時の幸福

          深夜ドンキに豆乳を買いに行く時の幸福

          帰省する。そこにある記憶の一端

          実家では臆面もなく放屁できて、それでひと笑い起こせたり、近所の田んぼの中にある墓石が二基だけぽつんと建っていたり、その周辺の田んぼに波打つ泥の轍とか、雨風に晒されたせいで褪せた〈川で遊ぶと危ないよ〉の看板とか、七年前から変わらない風情に現在の自分の抱えたしがらみや鬱屈を二重写しにして眺めてみた。その映像は今でも変わらない風景の中に溶け込めず、圧迫するような形のない焦りがちくちくと内臓をつつき回す。 「老けたな」父が云った。テレビ画面を見ていた。昔、アイドルとして活躍していた

          帰省する。そこにある記憶の一端

          生き物メモ4: ひとまねへび

          ひとに化けるへび。 つづらおばけと同居している。 【ひとまねへびのお話はこちら】 【つづらおばけに関する記事はこちら】

          生き物メモ4: ひとまねへび

          コンプレックス

           酩酊を壊す音に意識が連れ戻される。はやし立てられるように、まどろみの意識は携帯のアラームに揺れる。朝、部屋に差し込む光の色は、0.2グラムの青を含んだ透明な空気に満たされていて、寝台に横たわった体を起こすよりも先に手を伸ばした。いつもの癖、指は五つ。伸ばしたり曲げたりを繰り返すうちに肉体と空間の境界を確かめる。  憂鬱感。  背中の重さに押しつぶされるように、一対の羽がシーツと背中に挟まれて存在感を示す。他の子達はこんなこと気にしないでも良いんだろうなと、どうしようもないこ

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          メモ 獣人

          獣人のくせに毛深いことを気にしていやがる

          走り書きメモ

          転がって、もんどり打って、散らかして大暴れしてやる

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