かなっぺ

東北地方にて農業で富を得て、教育で未来に希望を残すべく活動している人 日々の活動や考え…

かなっぺ

東北地方にて農業で富を得て、教育で未来に希望を残すべく活動している人 日々の活動や考えたこと、経験したことなどをまったりと、ときに熱く徒然なるままに書いていきます

最近の記事

インド雑記 〜トランスジェンダーへの目線〜

この旅行記を書くこと、noteへ記事を上げること、随分ご無沙汰してしまいました。 「インド雑記」では、2023年12月に旅をした南インドで考えたことを書き連ねてきましたが、今回はインドで出会ったトランスジェンダーの方々について書きたいと思います。 以下、私と一緒に旅をしていたガイドの目線で知ったことを書くので、実態と異なる部分もあると思います。 何卒ご容赦ください。 今から20年ほど前にタイのバンコクでトランジットのために1泊2日の滞在をした時のことです。タイでは生物学的に

    • インド雑記 〜インドの結婚適齢期〜

      のんびり書いている南インド旅行の思い出いろいろ。 今回はインドの結婚事情について書いてみます。 あくまで私の見聞きした範囲の内容です。 私が誤解していたり、間違った情報を得ていることもあるかも知れません。 ご承知の上、お楽しみください。 インドの人口は14億5千人余り。 中国の人口と抜きつ抜かれつも世界1位を誇っています。 その膨大な人口を生み出している仕組みは、結婚の方法にあるのだなぁと旅する中で学びました。 まず、インドの人は初めましての挨拶で 「結婚しているの?」

      • インド雑記 〜インドでゴミを拾う〜

        前回の投稿で、「なぜインドを旅してきたのか」その動機について書きました。 今回は、インド滞在中に私の行動がインド人にびっくりされたことを記事にします。 インドは14億人以上の人々が暮らす国です。 人が暮らせば排出物としてのゴミも出ます。 インドは道を歩けばゴミが落ちています。 ゴミの種類は、人が捨てたものから家畜の糞尿まで様々です。 インドに行くなら、足元に気をつけて歩くことを強くお勧めします。 これらの落ちているゴミ、インドの人々は拾いません。 落ちっぱなし、堆積しっぱ

        • インド雑記 〜インドに呼ばれる〜

          2023年12月中旬、インドの南東部タミル・ナードゥ州にあるヒンズー教寺院を巡る一人旅に出かけました。 きっかけは以下に記していますが、私がインドに行った理由であって、私の渡航動機を読者の方にお薦めするもではありません。 よって、「こんな動機でインドに行く人もいるのだな」くらいの気持ちでお読みくださいね〜 (インドに入国するにはビザの発給を受ける必要がありますが、そのドタバタについては昨年記事にしています。よろしければお読みください♪) インドに行くというのは、日本の海外旅

        インド雑記 〜トランスジェンダーへの目線〜

          あれから14年

          令和6年能登半島地震で亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げます。 また、被害に遭われた方々の心の安まる日が1日でも早く訪れることを心より願っています。 人命救助に携わっていらっしゃる方々、自ら被災しながらも業務に当たっていらっしゃる方々、ありがとうございます。 3月11日が今年も近づいてきました。 ニュースでは例年、 「あの日を忘れないように」 とか、 「あの日を今一度思い出して」 とかいうフレーズが聞かれるようになりますが、私は 「忘れたい。でも忘れたくても忘れられ

          あれから14年

          食糧安全保障 〜農業エトセトラ〜

          何のために仕事をしているのか。 教会を作っている大工に質問した話、というのが有名かも知れません。 一人目の大工は、お金のため 二人目の大工は、自分の仕事だから 三人目は、他者のため(神のため) 話の筋だては違ったかも知れませんが、こんな感じの話であったかと思います。 自分の仕事の先に何があるのか、というのを考える時、農業に携わる私の仕事の先には、「食糧安全保障のため」というのがあると自覚しています。 お国のため!というより、自分のできることを一生懸命にしている人、老若男女問

          食糧安全保障 〜農業エトセトラ〜

          ビザ申請から始まるインド旅 〜農業エトセトラ〜

          インドへ入国するにはビザの申請が必要です。 インドの入国には観光目的であってもビザを取得する必要があります。 このビザ申請を個人で行ったのですが、 「インド旅はビザ申請の時から始まっている!」 と思えるほど、煩雑でした。 旅慣れている方にとっては簡単なのかもしれませんが、海外旅行は数年に1回程度の私にとっては、なかなか骨の折れる作業でした。 これからインドへ行かれる方で、個人でビザを申請する方もいらっしゃることと思うので、あくまで私が申請作業をしたときの経験(2023年11月

          ビザ申請から始まるインド旅 〜農業エトセトラ〜

          補助金なしで農業をするには 〜農業エトセトラ〜

          以前、農業に補助金を投入することについて、 「企業で働いているものには補助金がないのに、 農家だけが補助金を注入されるなんて甘やかしている」 といったような内容の批判を目にしたことがあります。 農家って甘やかされているのかな?と、農業以外の仕事に従事する方の意見を目にしてハッとさせられたことがあります。 一方で、補助金なしで経営することを目指すと、補助金で価格が抑制できている部分の経費も商品価格に計上するので、 「お野菜が高くて買うのに困っています」 「お米が高くて買うのに

          補助金なしで農業をするには 〜農業エトセトラ〜

          インドで私も考えたい 〜農業エトセトラ〜

          前回投稿が「コンフォートゾーンから飛び出す」というお話でしたが、 「コンフォートゾーンから飛び出す」一環として(?)、 12月に南インドを訪ねることにしました。 前回の海外旅行はハワイへ行きましたが、今回はインドへ。 なぜインドと問われれば、「縁ができたから」という他ないです。 南インドは農業が特に盛んとのことなので、どのような農村風景が広がっているのか大変楽しみです。 2023年に「世界一の人口」となった国インド 国土は日本の約8.7倍 約14億2000万人の人口は日本

          インドで私も考えたい 〜農業エトセトラ〜

          コンフォートゾーンから飛び出す 〜農業エトセトラ〜

          来年の稲の作付けは、今まで作付けを控えていた品種に決定! 不安はあれど、 「自分の食べたい品種を育てること」 「近未来に直販をするにあたって消費者に提案したい品種を育てること」 が、農家を志したきっかけだよね、と覚悟を決めました。 寒さに弱い、酷暑に弱い、倒伏しやすい、と難易度高めのお米なのですが、 根強いファンが多い品種でもあり、飲食業界での人気も高い。 これまでは、稲作の勉強として育てるのが難しくない品種を選んできましたが、 そろそろ難易度の高い品種に挑戦する時がきたの

          コンフォートゾーンから飛び出す 〜農業エトセトラ〜

          田園風景と農地の未来 〜農業エトセトラ〜

          以前の投稿でも、農作業をしている自分自身が風景の一部になっている事について触れました。 特に都市部にお住まいの方々が田舎に来ると、農村の風景について言及されることが多いかな、と思います。 私が他地域の農村を通りかかったときなどは、 「よく管理された畦だな」 「あの機械は何の作業をしているのかな」 「何を作付けしているのかな」 といったようなことに目が向きがちです。 職歴のせいで、ホテルや観光バスや学校などなどを見かけても色々思いを馳せがちですが。。。 四季折々に田畑で作業が

          田園風景と農地の未来 〜農業エトセトラ〜

          一生食べ飽きない食材 〜農業エトセトラ〜

          人間が一生食べても食べ飽きない食材は何だろうか…? どんなに美味しい食べ物でも、連日食べていたら大半の食べ物は食べ飽きてくるのではないでしょうか。 同じ味付け、同じ量、同じ時間に同じものを食べ続ける… 俳優さんのどなたかが、激しい減量に際して「毎食同じものを食べ続ける」ということをして痩せた、という話をしていたのを耳にしたことがあります。 日本ほど色々な食べ物を食べられる国はない、と聞いたことがあります。 世界各地の料理を提供するお店がたくさんあり、宗教上の食材の禁忌もほと

          一生食べ飽きない食材 〜農業エトセトラ〜

          小規模農家とインボイス 〜農業エトセトラ〜

          2023年10月よりインボイス制度が開始されました。 インボイス=適格請求書 正確な税率を記載することで、売り手が買い手に正確な適用税率や消費税額等を知らせるために伝えるため、とのこと。 消費税は支払うべきもので、免税事業者は消費税の支払いを免除されているからインボイス登録事業者になって消費税分の納税を支払うべき 消費税分が手取りになって免税事業者にとって益税である インボイス事業者にならないことで売買契約時に消費税分の価格の引き下げを要求したら独占禁止法違反 インボ

          小規模農家とインボイス 〜農業エトセトラ〜

          来年の作付け 〜農業エトセトラ〜

          稲刈りが終わったら、田んぼの片づけ、見ない振りをしていた畑の夏野菜の片づけなどなど次の仕事が目白押しです。 2週間ほどゆっくりしていましたが、来年の資材発注の申込書がやってきて、 弛緩していた頭が正気に戻ったような気がします。 来年お作付けは、今まで作付けしていた米の品種から変更しようかなぁと、 模索中。 今までは冷害に強くて、モチっとした食感の銘柄だったけれど、 私自身は食感がサラッとしたお米の方が好み。 一時期は全国的にモチモチ食感の米が続々と登場していたけれど、 モチ

          来年の作付け 〜農業エトセトラ〜

          中山間地の役割 〜農業エトセトラ〜

          農業人口の減少が問題になって久しいと思います。 農業者の高齢化、後継者不足、物価の高騰などなど、抱えている問題は他業種の抱えている問題と同じです。 農業は「生業」としての側面と、環境保全の役割の2つを担っています。 環境破壊の面が取り沙汰されたりもしますが、日本では縄文時代から続く農業は自然に手を入れ続けた結果、営みを続けないと人間生活も脅かされるところまで来ているのではないかな、と考えます。 熊や鹿、猪などが都市部に出没するようになりましたね。 都会の方達は、野山の生き

          中山間地の役割 〜農業エトセトラ〜

          稲刈り完了! 〜農業エトセトラ〜

          コンバインが煙を噴いたり、雨で作業ができない日があったり、猛暑で熱中症になりそうになったりしつつ、約1週間かけて稲刈りを終えることが出来ました。 地域の農業から引退した長老たちが、私の一人でしている稲刈りを散歩ついでに気にしていたらしく、稲刈りの終わったことを共に喜んでくれました。 普段はネガティブワードで私の神経を逆撫でしてくること多々ある長老たちですが、根っこは心配していてくれているのだと、心に余裕が生まれた今なら素直に受け止めることが出来ます。 稲刈り作業中は、ネガテ

          稲刈り完了! 〜農業エトセトラ〜