論理古代史

1947年、松江市生まれ、本籍鳥取県。理学博士。本書は、物理学で涵養した論法がどこまで…

論理古代史

1947年、松江市生まれ、本籍鳥取県。理学博士。本書は、物理学で涵養した論法がどこまで記紀の論理体系を考究できるかを試みたのが始まりです。人間にとって論理は、本質を究明する重要な手段であり、最も重要な理念や直観力を支えるものです。ronrikodaisi@gmail.com。

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2024.7.18<新版>目次

<新版>日本書記・古事記の隠蔽・改ざんされた論理的事実とその論理的体系 -四韓の王統と連枝した倭国皇統の系譜体系の新しく開発した『DNA種族解析法』による科学的論…

論理古代史
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2024.7.18<新版>4-8.和邇氏藤原不比等

4-8.和邇氏藤原不比等と政事統括者藤原朝の始まり4-8-1.藤原不比等が和邇氏である事実  藤原不比等が和邇氏である事実があります。 藤原不比等が、娘である第44…

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2024.7.18<新版>4-7.記紀を編纂した倭国亡命政権

イラスト:まちゅこけ作、「愛と怒りの唄姫・まちゅこけ(怒涛の唄)」。 4-7.記紀を編纂した倭国亡命政権4-7-1.親新羅の第37代斉明A淵蓋蘇文=重祚第40代天武と古事記…

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2024.7.17<新版>4-6.高句麗物部朝

4-6.欽明朝に繰りこまれた高句麗物部朝(第31用明・蘇我馬子、35代皇極A蘇我蝦夷)(1)蘇我馬子と物部宇麻呂と高句麗第25代平原王とサーサーン朝ペルシア帝国皇帝ホスロー…

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2024.7.16<新版>4-5.記紀の直祖・第26代継体以降の皇朝本史

4-5.記紀の直祖の第26代継体以降の皇朝本史 4-5-1.記紀編纂者達の直祖の新羅金氏11世代・第26代継体  記紀編纂者達の直祖が新羅王族分国の金官加羅国出自の新羅金氏…

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2024.7.15<新版>4-3.倭国前史

4-3.倭国前史4-3-1.倭国部族同盟統括者の「DNA縄文人」である尾張氏、大伴氏、物部氏の概要 「DNA呉越系倭人混血縄文人」族は父系制ですが、「母系DNA呉越系倭人」で…

論理古代史
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2024.7.15<新版>4.記紀の論理的歴史の概要、4-1.記紀の論理的歴史の構成、4-2.先史時代

4.記紀の論理的歴史の概要4-1.記紀の論理的歴史の構成  記紀の論理的歴史の概要はた、4-2.先史時代、4-3.倭国前史、4-4.記紀の神武朝から雄略朝までの皇朝前期、4-…

論理古代史
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2024.7.15<新版>4-4.記紀の皇朝初期を集約した前期の神武朝から雄略朝まで(倭国初代~第25代)、4-4-1~4-4-7

写真:兵庫県朝来市の天空の城・竹田城跡。 4-4.記紀の皇朝初期を集約した前期の神武朝から雄略朝まで(倭国初代~第25代) 4-4-1.宗主の神武B朝ニニギ族と新羅金氏始…

論理古代史
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2024.7.14<新版>3.論理的事実を体系的に説明できる考察結論、3-1,2,3,4,5,6,7,8,9

3-1.倭国為政体制は、天上の四韓の第一位非政事為政者の母系制倭国『大后』と地上の父系制倭国政事統括者『大連』との同位共同統治 倭国と四韓を非政事為政した『大…

論理古代史
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2024.7.14<新版>3-10.高句麗滅亡、百済滅亡により記紀の倭国金氏朝は終焉、 3−11,12,13,14,15,16,17,18,1…

写真:古代メキシコ・マヤ文明の赤の女王(7世紀後半) 3-10.高句麗滅亡(642年or 668年)、百済滅亡(660年)により記紀の倭国金氏朝は終焉 倭国金氏朝は、第36代孝…

論理古代史
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2024.7.13<新版>2-27.鮮卑族和邇氏が仕組んだ出雲大社と出雲臣・千家

写真:国宝・松江城。 2-27.鮮卑族和邇氏が仕組んだ出雲大社の建造とヤマト朝廷臣下の「DNA縄文人」の出雲臣・千家の出雲移住 (1)千家は「DNA縄文人」  千家には、天…

論理古代史
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2024.7.12<新版>2-19.蘇我氏の三つの系統,2-20,21,22,23,24,25,26

2-19.蘇我氏の三つの系統[百済木羅氏、百済木氏、高句麗物部(蘇我)氏] 蘇我氏の系統には、①「DNA源流鮮卑族和邇氏」である新羅第16代継承昔氏訖解(キッカイ)・尼師今…

論理古代史
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2024.7.10<新版>2-16.第26代継体の「継体」とは第16代仁徳の「体の継承」の意、2-17,18,19

百済・武寧王陵 2-16.第26代継体の「継体」とは第16代仁徳の「体の継承」の意 新羅金氏11世代・第26代継体は、父が新羅金氏10世代・新羅葛文王(官位1等官)習宝=彦…

論理古代史
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2024.7.9<新版>2-10.高句麗系呉系倭人朝(第6~9代)と百済系垂仁朝(第11~14代)は並立皇朝、       2-11,12,13,14…

写真:兵庫県西宮市の和邇氏系広田神社、初の斉殿(トキドノ)は葉山媛命。 2-10.『大后』皇統の父系祖の日本列島を集約した高句麗系呉系倭人朝(第6~9代、300年~391年)…

論理古代史
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2024.7.9<新版>2-6.「DNA匈奴休氏」ニニギ族は「DNA匈奴金氏」の宗主、2-7,8

2-6.「DNA匈奴休氏」ニニギ族は「DNA匈奴金氏」の宗主  大夏(たいか、拼音:Dàxià、中央アジアの国)の五候の筆頭の名は休蜜(キュウミツ)と言いました。南匈奴の可汗やシ…

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2週間前
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2024.7.7<新版>2.記紀の隠された論理的事実:2-1,2,3,4,5

2.記紀の隠された論理的事実2-1.記紀の皇統の「DNA種族」 (注)男性は、Y-DNAで表記される核染色体遺伝子のハプログループ(遺伝子分類群)です。女性はミトコンドリ…

論理古代史
2週間前
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2024.7.18<新版>目次

2024.7.18<新版>目次

<新版>日本書記・古事記の隠蔽・改ざんされた論理的事実とその論理的体系 -四韓の王統と連枝した倭国皇統の系譜体系の新しく開発した『DNA種族解析法』による科学的論理解析ノート-

イラスト:まちゅこけ作、「西成を起点として世界をチャームする愛と怒りのディーバ・まちゅこけ:怒涛の唄(アルバム)」。

論理は、本質を究明する重要な手段の一つであり、最も重要な理念や直観力を支えるものです。
ronri

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2024.7.18<新版>4-8.和邇氏藤原不比等

2024.7.18<新版>4-8.和邇氏藤原不比等


4-8.和邇氏藤原不比等と政事統括者藤原朝の始まり4-8-1.藤原不比等が和邇氏である事実

 藤原不比等が和邇氏である事実があります。
藤原不比等が、娘である第44代元正天皇が即位(念願の藤原系天皇朝の端緒を実現)した霊亀2年(715年)に、(国体に関することなので)勅許を得て、自分の邸宅「佐保殿(現 狹岡(サオカ)神社:奈良県奈良市法蓮佐保田町604)」の丘に、迦毛(カモ)大御神につ

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2024.7.18<新版>4-7.記紀を編纂した倭国亡命政権

2024.7.18<新版>4-7.記紀を編纂した倭国亡命政権

イラスト:まちゅこけ作、「愛と怒りの唄姫・まちゅこけ(怒涛の唄)」。

4-7.記紀を編纂した倭国亡命政権4-7-1.親新羅の第37代斉明A淵蓋蘇文=重祚第40代天武と古事記の編纂の始まり

 655年頃、金官加羅が本貫の高句麗宰相・淵蓋蘇文の親新羅の倭国亡命政権の樹立と古事記編纂の構想が始まります。

642年(天武は19歳、蝦夷は56歳)、「DNA匈奴金氏」である高句麗・淵蓋蘇文(エン・ガイ

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2024.7.17<新版>4-6.高句麗物部朝

2024.7.17<新版>4-6.高句麗物部朝

4-6.欽明朝に繰りこまれた高句麗物部朝(第31用明・蘇我馬子、35代皇極A蘇我蝦夷)(1)蘇我馬子と物部宇麻呂と高句麗第25代平原王とサーサーン朝ペルシア帝国皇帝ホスロー二世は皆同一人

倭国、四韓の歴史において、通説と大きく外れていたことの一つが、物部(蘇我)馬子(551年生~628年歿)と物部宗本家15世代物部宇麻呂と高句麗第25代平原王(在位:559~590年)とサーサーン朝ペルシ

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2024.7.16<新版>4-5.記紀の直祖・第26代継体以降の皇朝本史

2024.7.16<新版>4-5.記紀の直祖・第26代継体以降の皇朝本史



4-5.記紀の直祖の第26代継体以降の皇朝本史

4-5-1.記紀編纂者達の直祖の新羅金氏11世代・第26代継体

 記紀編纂者達の直祖が新羅王族分国の金官加羅国出自の新羅金氏11世代・第26代継体(推測:450年頃生~539年頃歿)[=新羅葛文王立宗=高句麗第21代文咨明(ブンシメイ)王(在位:492~519年)=新羅第22代金氏智証麻立干 (在位:500~514年)=金官加羅国第10代(

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2024.7.15<新版>4-3.倭国前史

2024.7.15<新版>4-3.倭国前史


4-3.倭国前史4-3-1.倭国部族同盟統括者の「DNA縄文人」である尾張氏、大伴氏、物部氏の概要

「DNA呉越系倭人混血縄文人」族は父系制ですが、「母系DNA呉越系倭人」である母系の氏族名とトーテムも使っていました。つまり、父系だけでなく母系からも考えることが肝要です。
日本列島統括者は、圧倒的な人力、兵力、財力、輸送力、情報伝達力をもっていた「DNA呉越系倭人混血縄文人」で、尾張

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2024.7.15<新版>4.記紀の論理的歴史の概要、4-1.記紀の論理的歴史の構成、4-2.先史時代

2024.7.15<新版>4.記紀の論理的歴史の概要、4-1.記紀の論理的歴史の構成、4-2.先史時代


4.記紀の論理的歴史の概要4-1.記紀の論理的歴史の構成  記紀の論理的歴史の概要はた、4-2.先史時代、4-3.倭国前史、4-4.記紀の神武朝から雄略朝までの皇朝前期、4-5.記紀の直祖・第26代継体以降の皇朝本史、4-6.欽明朝に繰りこまれた高句麗物部朝 5.記紀を編纂した倭国亡命政権、6.『天皇』称号に変えた「DNA縄文人系」『大連』、で構成し、論理的事実を歴史の流れから再検証します。

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2024.7.15<新版>4-4.記紀の皇朝初期を集約した前期の神武朝から雄略朝まで(倭国初代~第25代)、4-4-1~4-4-7

2024.7.15<新版>4-4.記紀の皇朝初期を集約した前期の神武朝から雄略朝まで(倭国初代~第25代)、4-4-1~4-4-7

写真:兵庫県朝来市の天空の城・竹田城跡。

4-4.記紀の皇朝初期を集約した前期の神武朝から雄略朝まで(倭国初代~第25代)

4-4-1.宗主の神武B朝ニニギ族と新羅金氏始祖・第3代安寧(227年~292年)

・宗主・ニニギ族(初代神武B、2綏靖、第4代懿徳)
・新羅金氏7世代・新羅金氏始祖・第3代安寧=新羅葛文王未鄒=高句麗・蜜友(ミツユウ)

新羅金氏7代・新羅金氏始祖・第3代安寧=新羅

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2024.7.14<新版>3.論理的事実を体系的に説明できる考察結論、3-1,2,3,4,5,6,7,8,9

2024.7.14<新版>3.論理的事実を体系的に説明できる考察結論、3-1,2,3,4,5,6,7,8,9


3-1.倭国為政体制は、天上の四韓の第一位非政事為政者の母系制倭国『大后』と地上の父系制倭国政事統括者『大連』との同位共同統治

倭国と四韓を非政事為政した『大后、女王』は母系制を、政事統括した倭国『大連』と四韓の『大王』は父系制をそれぞれ独立に維持し、同位で共同為政した世界でも稀有な例です。
ただし、平安時代に、日本為政体制は、父系制のみの同位共同為政に変更されます。

3-2.天

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2024.7.14<新版>3-10.高句麗滅亡、百済滅亡により記紀の倭国金氏朝は終焉、                   3−11,12,13,14,15,16,17,18,19(終)

2024.7.14<新版>3-10.高句麗滅亡、百済滅亡により記紀の倭国金氏朝は終焉、 3−11,12,13,14,15,16,17,18,19(終)

写真:古代メキシコ・マヤ文明の赤の女王(7世紀後半)

3-10.高句麗滅亡(642年or 668年)、百済滅亡(660年)により記紀の倭国金氏朝は終焉

倭国金氏朝は、第36代孝徳(コウトク)=百済第31代(末王)義慈王(在位:641~660年)=高句麗・大陽王で終焉します。
百済第31代(末王)義慈王は、「DNA縄文人」物部氏から離反した報復で見離され、宗主・高句麗は642年に

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2024.7.13<新版>2-27.鮮卑族和邇氏が仕組んだ出雲大社と出雲臣・千家

2024.7.13<新版>2-27.鮮卑族和邇氏が仕組んだ出雲大社と出雲臣・千家

写真:国宝・松江城。

2-27.鮮卑族和邇氏が仕組んだ出雲大社の建造とヤマト朝廷臣下の「DNA縄文人」の出雲臣・千家の出雲移住

(1)千家は「DNA縄文人」

 千家には、天照大神の子供「天穂日命」を初代とする系図が残されています。ヤマト応神王朝の官吏であった出雲国造・出雲臣の系図ですが、皇統と同様に、とりあえず出雲国統治者の始祖を脚色した歴史系譜とみておいた方がよさそうです。出雲国造・出雲臣

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2024.7.12<新版>2-19.蘇我氏の三つの系統,2-20,21,22,23,24,25,26

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2-19.蘇我氏の三つの系統[百済木羅氏、百済木氏、高句麗物部(蘇我)氏]

蘇我氏の系統には、①「DNA源流鮮卑族和邇氏」である新羅第16代継承昔氏訖解(キッカイ)・尼師今(在位:310年~356年)(=第13代成務=竹内宿祢)が追放されて現韓国全羅道の栄山江流域を拠点とした百済木羅氏、②「DNA匈奴金氏」である高句麗と新羅と金官加羅から追放移動した百済第26代聖王/聖明王(在位:52

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2024.7.10<新版>2-16.第26代継体の「継体」とは第16代仁徳の「体の継承」の意、2-17,18,19

2024.7.10<新版>2-16.第26代継体の「継体」とは第16代仁徳の「体の継承」の意、2-17,18,19

百済・武寧王陵

2-16.第26代継体の「継体」とは第16代仁徳の「体の継承」の意

新羅金氏11世代・第26代継体は、父が新羅金氏10世代・新羅葛文王(官位1等官)習宝=彦主人(ヒコウシ)王=尾張岐閉(キヘ)で、早逝したとはいえ、新羅太子級の官位と、尾張氏の倭名をもっていました。また、継体の母の新羅金氏鳥生夫人=金官伽倻国妃・淑=近江国振(フル)媛は、父が新羅金氏9代・新羅第19代金氏訥

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2024.7.9<新版>2-10.高句麗系呉系倭人朝(第6~9代)と百済系垂仁朝(第11~14代)は並立皇朝、       2-11,12,13,14,15

2024.7.9<新版>2-10.高句麗系呉系倭人朝(第6~9代)と百済系垂仁朝(第11~14代)は並立皇朝、       2-11,12,13,14,15

写真:兵庫県西宮市の和邇氏系広田神社、初の斉殿(トキドノ)は葉山媛命。

2-10.『大后』皇統の父系祖の日本列島を集約した高句麗系呉系倭人朝(第6~9代、300年~391年)と朝鮮半島を集約した百済系垂仁朝(第11~14代、304年~375年)は並立皇朝

表14.記紀の皇朝前期の皇朝期間

2-11.国祖第10代崇神はニギハヤヒ[=第二代大国主・大歳]

 記紀には、初代神武Bと第10代崇神

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2024.7.9<新版>2-6.「DNA匈奴休氏」ニニギ族は「DNA匈奴金氏」の宗主、2-7,8

2024.7.9<新版>2-6.「DNA匈奴休氏」ニニギ族は「DNA匈奴金氏」の宗主、2-7,8


2-6.「DNA匈奴休氏」ニニギ族は「DNA匈奴金氏」の宗主

 大夏(たいか、拼音:Dàxià、中央アジアの国)の五候の筆頭の名は休蜜(キュウミツ)と言いました。南匈奴の可汗やシルクロード上の善善(ゼンゼン)国王の姓は休氏です。その後休氏一族は江南を経て南下し、先ず南海ルートで列島に入りました。エフタルの婚姻習俗は、一妻多夫制であり、兄弟共通でひとりの妻を娶ります。
 48年、中央アジアの

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2024.7.7<新版>2.記紀の隠された論理的事実:2-1,2,3,4,5

2024.7.7<新版>2.記紀の隠された論理的事実:2-1,2,3,4,5


2.記紀の隠された論理的事実2-1.記紀の皇統の「DNA種族」

(注)男性は、Y-DNAで表記される核染色体遺伝子のハプログループ(遺伝子分類群)です。女性はミトコンドリア遺伝子のミトコンドリアハプログループ(遺伝子分類群)ですが、女性遺伝子は遺伝子数が少ないため種族・部族の分類に対応させられないので、女性は便宜的に同じ種族の男性の「DNA種族」・Y-DNAを援用して、「母系DNA種族」・「Y

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