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映画「クライシス」オピオイド危機を題材にしたヒリヒリしたサスペンス


 事実から着想を得た物語だそうです。


 鎮痛剤の薬が題材になっているのですが、
確かにアメリカの海外ドラマや映画の中で、
トイレの洗面所の鏡の後ろに
鎮痛剤が置いてあって責められていたり、
隠れて飲んでいたり、
とかそういうシーンがよくあります。



 痛みを和らげるために飲んでいたら、
治っても飲むのをやめれない、
とか言ってるのもよく見ます。


 中毒性があり、問題になってるようです。


 ストーリーは鎮痛剤に関わる3人で
進んでいきます。




1 ジェイク


 3人ともひやひやさせるような
緊迫感があるのですが、
一番緊迫感があるのが麻薬捜査官ジェイクです。
ジェイクは潜入捜査をしています。
強い合成鎮痛剤オピオイドの入手の仕方、
ルート、密売人などを調べ上げています。
本当に命がけで、
仕事のためにここまで頑張る事が出来るのかと
思うほどのひりひり感があります。


 ジェイクには、
中毒者になってしまった妹がいます。
このあたりは観ていて怖くなりました。


2 クレア


 建築家の仕事をしているシングルマザークレアです。
クレアはやはり鎮痛剤中毒者になった経験があります。
どうしても欲しくなり、
無茶をした過去も・・・。


 クレアの息子がなかなか帰宅しないことで、
不安が広がっていきます


 クレアも観ていて苦しくなりました。



3 ブラウアー


 ブラウアーは大学教授です。
薬品会社と提携し新薬を開発しています。
新薬の認可が下りる寸前になって、
問題を発見してしまいます。



 倫理観か安定か?



 話が現実にありそうで怖かったです。
あとになって、問題になっている治療薬など
たまにありますもんね。



 この3人が、鎮痛剤という共通点の中、
それぞれ立ち向かうサスペンスです。



 アメリカでは麻薬系鎮痛剤はかなり問題になってるようです。
中毒者はもちろん、死者も多く、
アメリカでは年間9万人以上が死亡しているそうです。
対岸の火事ではないです。
日本だから大丈夫ではなくて、
これからの未来のためにも、
薬などに対して理解し、向き合うのも大事な事だと思いました。




 「DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機」という
海外ドラマもあり、やはり実話に基づいているそうです。
こちらも気になりますね。
このドラマは
「DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機」
ベス・メイシー著
が原作になっているそうで、
かなり深い内容のようです。
読んでみたいです。



「夢の鎮痛剤」として
大々的に宣伝されていた処方薬のオキシコンチンが、
地域の高校生から働き盛りのビジネスマン、
主婦、そして高齢者にいたるまで、
無差別に人々を
オピオイドの魔力に引き込んでいく様を
克明に記録し、
5年間にわたる取材の成果を
この一冊にまとめたそうです!



 痛みのために何気なく内服しているうちに
中毒者になっていた、
ということでしょうか?



 色々考えさせられたサスペンスでした。



 気になった方は是非観てみてくださいね。




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