グローバルNo.1を目指すクラシコが実践する最高水準のモノづくり
国内だけでなく、海外からのお問合せや注文が増えているクラシコ。
メディカルアパレルの業界で、医師が着るおしゃれな白衣やナースウェア、聴診器を販売しています。
本日はクラシコが掲げる「世界最高をつくろう」のバリューをご紹介。
D2C事業部 執行役員 / マーケティングを担当する江村知也(えむら)と、取締役/チーフデザイナーの大豆生田(おおまめうだ)にインタビューしました。
入社時に感じた、世界を狙える商品クオリティ
──まず率直に伺います。「世界最高をつくろう」のバリューは、どれぐらいクラシコは体現されているのでしょうか?
私は中途採用で5年前に入社していますが、商品については、その時すでに「世界最高をつくろうとしている」というのは感じました。
チーフデザイナーの大豆生田(おおまめうだ)が「クラシコブランドはこうあるべきだ」という確固たるものを持っていて、ブレないモノづくりをしているんです。
商品に自信が持てないと、マーケティングや営業でごまかし、よく見せようと振る舞う必要が出てきて苦しくなるものですが、クラシコに関してはそうする必要が一切ないんです。
お客さまに対して誠実でいられる。正面から向き合えるんです。
──ECサイトの運用をするなかで「世界最高をつくろう」はどのように反映されていますか?
クラシコのECサイトは私が入社して3年目にリニューアルしているのですが、その時は商品が持つ世界観に、ECサイトの世界観をできるだけ近づけることを意識しました。
機能面もそうですが、当時はデザインや世界観も、商品が持つ魅力を十分に表現しきれているとは言えなかったんです。
──具体的にはどのような改善をされたのでしょうか?
当時ECサイトに掲載されていた写真は、モデルが固定で、背景は白地と商品の特徴がわかりにくかったんです。
そこで外部からアートディレクターを招き、社内のデザイナーとチームを組んで撮影方法を変えて見せ方を一新。商品コンセプトに合わせてモデルを変更したり、背景にニュアンスカラーを取り入れたり。屋外での撮影も行うようになりました。
例えば、「今治シリーズ」という商品があります。今治タオルメーカーの品質と技術の掛け合わせで実現した綿100%の白衣とスクラブで、肌に優しく、柔らかで心地良い生地が特徴。
また、今治の水は質がいいので綿も柔らかく仕上がるんですよね。それを表現するために、今治の海を想起させるロケーションを選ぶ工夫をしました。
これらはパートナーであるアートディレクター任せにするのではなく、社内の知見にもつながるような巻き込み方を意識しています。それによって、バリエーションが生まれました。
クラシコ品質をECサイト全体で表現する
──クオリティの高い商品がまず先にあり、そこにECサイトの写真やデザインを追いつかせる発想なんですね!
そういう面では、記事コンテンツにも妥協することなく、ライターにもこだわるようにしています。
ドラマ「コウノドリ」のモデル医師など、5名の名医を取材した記事があるのですが、こちらも医学部卒で本も出版されている実績のあるライターの方にお願いをしました。
クラシコだからこの記事が作れたんだと、読者の方に思ってもらえるようなコンテンツにしたかったんです。
──江村さんは「世界最高をつくろう」のバリューを体現するために、どんなことに力を入れていますか?
立場上、デザインや撮影のディレクションはできるのですが、あえてそれはしないようにしています。
私の役割はアートディレクターやライターなどのクリエイターを信頼して仕事を任せるところまでです。
彼らの創造性を引き出せるような立ち位置で仕事をし、自分の想像をはるかに飛び越えたものを作り続けるようにしています。
いかに想定を超えていけるか。そこをとても意識しています。
進化させてきた定番商品「クラシコテーラー」
──ここからはチーフデザイナーの大豆生田さんにお話を伺います。ずばり、クラシコのモノづくりで大切にしていることは何でしょうか。
僕は、クラシコほど「ヒアリング」をお客さまにしている企業はないんじゃないかという自負を持っています。
だからこそ要望はできるだけ、特に機能面のニーズは満たせるよう研究開発を続けてきました。
──実際にどのような商品改良の変遷があったのでしょうか?
クラシコを立ち上げた時に作った「クラシコテーラー」というロングコートの定番商品がありますが、こちらはもう何度もリニューアルしています。
当時、医師の白衣といえば、ポリエステル素材の「給食の白衣」を思わせるペラペラのものが主流でした。ファッション性はゼロです。
そこで僕たちは初め、綿100%の高級感がある肌触りのよいものを作りました。着心地の良さとかっこよさを追求したんです。
ところがシワや縮み、ストレッチ性のないことが課題になり、すぐに改良へと踏み切りました。
──具体的に、どのような改良が施されたのでしょうか?
クラシコでは、「糸」から開発することも多いのですが、その上で、縦糸と横糸に何を選び、打ち込み本数をどの程度にすれば、高級感とストレッチ性と耐久性のバランスが取れるかなど、回数を重ねて試行錯誤します。
また日本には、生地の加工法でもさまざまな技術があります。その中でも、綿の肌触りと機能性の両方を高めることができる加工法があるのですが、国内でも2社ぐらいしか設備がないものも使用していたりと、常に開発を繰り返しています。
ここまで開発にこだわると、本来であれば販売価格も高くつきます。
その点クラシコは「D2Cモデル」がベースにあることで、価格を抑えることができています。そこは他社に比べても、かなり魅力的な部分です。
世界最高水準の仕事をするために
──妥協のないモノづくりをするなかで、大豆生田さんが心がけていることは何でしょうか?
「モノづくりで完ぺきなものはない」という精神で日々仕事をしています。新しいものを作ってもすぐに否定から入らないといけません。
体つきも好みも、人それぞれちがいます。時代に合ったデザインもあれば、年齢に合わせたデザインもあります。オーダーメードですら、日々技術が進化しているため、完ぺきというものは存在しません。
顧客にとっての最高、を常に考えて仕事をするようにしています。
──グローバルNo.1を目指すクラシコは、どんなブランドを目指していくのでしょうか?
医療従事者の着る白衣は、ユニフォームであり作業着です。だからこそデザインはベーシックに、「このスタイルや着心地は本当に最高か?」を問い続けています。
シンプルで素材にこだわる、クリーンで美しいテーラード、というのが根底にあり、そこから個々の商品テーマに合わせて世界観を出していきます。
お客さまが実際に着たときの「最高」と、私たちクラシコが表現する世界観の「最高」が組み合わさったブランドをこれからも提案し続けていきたいと思います。
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