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3密音楽活動ノススメ その3「演奏会および観客100%解禁」

クラシック音楽演奏・鑑賞にともなう飛沫感染リスク検証実験報告書が発表された。そもそも、この協会の存在を知らなかったが、業界団体の一角として問題ないだろう。

この報告を一読した。検証の精度と網羅性について、高く評価したい。また、そのメンバーの豪華なこと。クラシック界の重鎮と言われる方々、管楽器はトッププレーヤーばかりで、恐らくブレスコントロールについても間違いなくトップクラスであろう方々の検証なので、とても意味がある。

乱暴に言うと、結論的に「オーケストラの演奏会はやっても問題なし。ただし金管は距離確保」ということだ。何とも素晴らしい。

また、9月11日には新型コロナウイルス感染症対策分科会による「イベント開催制限緩和についての分科会から政府への提言」が発表された。私は、その後の業界団体からのロビー活動も踏まえて、上記分科会のお墨付きがもらえたことは、とても喜ばしいと思う。いずれ、各劇場・ホールや市民センターなども、感染対策はもちろん実施した上で、幾分か以前のような音楽文化が戻ってくるだろう。楽しみだ。

今回の流れを踏まえて、一言だけ言いたい。一体この騒ぎは何だったんだろうねぇと言って、済む問題ではないということだ。この騒ぎをお越し、また不安を助長し、煽り、転売など派生的な問題を誘発し、飲食やイベントなど「不要不急」などとレッテルを張り、そのレッテル張りされた人たちを自粛警察なる人々が血祭りにあげ肩身の狭い思いをさせ、また政府などは給付金や補助金を出さざるを得なくなり、結果的に国や地方自治体の財政をひっ迫させ、全世界を巻き込む大騒動になったことを、本当にみんなどう向き合うべきか、どうこれから考えるべきか。みんなが同罪だ。「おれは悪くない」やつはいない。

「3密音楽活動ノススメ」は恐らくこれで完結させる。元の姿に私は戻りたいからだ。もちろん、マスクはイヤだけどする。マスクしてでも、消毒してでも、音楽を楽しみたいからだ。そんなことじゃない。そんなことじゃないのだ。

13日の日曜日、所属しているオーケストラが本番を無事終えた。観客の積極的なご協力、ホールの万全の態勢、もちろん何よりも幹部はじめオーケストラメンバーのコロナ環境における練習と本番を迎えるまでの狂気ともいえる努力。まさに三拍子揃った、素晴らしい本番だった。これもまた、音楽で重要すぎる、「一体感」になった。これもまた、コロナ真っ只中でないと経験できない、貴重な経験だろう。

音楽、音楽活動について、それも生活のためではない、単なる趣味として。私にとっては「不要不急ではない」けれど、同じ仲間にとっては「不要不急」であることの、何も言えなさ。不安は人それぞれ。考えも人それぞれ。分断のもたらした罪は大き過ぎる。不可抗力と片付けてしまう訳にはいかない。

生きるって何だろう。楽しむって何だろう。自由って何だろう。責任って何だろう。仲間って何だろう。家族って、何だろう。

また、生きるって何だろう。

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