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映画について

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映画の感想を書いています。劇場で観たものをメインに、たまに配信のも。個人の備忘も兼ねて簡単に書きます。
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#ドキュメンタリー

映画『東京裁判』

映画『東京裁判』

横川シネマで映画『東京裁判』観た。日本は戦争してたんだって初めて自分ごと化できた。もっと早く出会いたかった。中学の歴史の授業とかで。これを知ってる知らないで、どう生きていくかが変わる映画。第二次大戦A級戦犯を裁く裁判記録と戦争記録の4時間半のドキュメンタリー。1983年公開のデジタルリマスター化。映像も音もすごく綺麗でドキドキするほど。見る価値あり。

http://www.tokyosaiban

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映画『パヴァロッティ 太陽のテノール』

映画『パヴァロッティ 太陽のテノール』

広島サロンシネマで映画『パヴァロッティ 太陽のテノール』観た。上映前に支配人が「オペラは詳しくないですがパヴァロッティのファンになってしまいました」と挨拶。丁寧な接客大好きです。映画も良かった。若き声と老いた声を比べる愚かさを語るボノ。ダイアナ妃とのエピソード、ローマのカラカラ浴場での三大テノール最初のコンサート、泣ける場面いっぱい。私がパヴァロッティ最初に聴いたのはトリノ五輪のフィギュアスケート

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映画『タゴール・ソングス』

映画『タゴール・ソングス』

ドキュメンタリー『タゴール・ソングス』にえぐられた。最後に来日したインド人女性に自分が重なる。
インドとバングラディッシュでは誰もが知る詩人タゴールを通して今のベンガル人を描く。
「親の言うことが全て。結婚させられて社会を知らないまま生きていくのは嫌なの」と来日して出会ったインドと日本のハーフの同年代の大学生と話す場面は、インドと東京が距離を越えて繋がり、あ、これ今実際に起きてることなんだと実感す

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映画『彼らは生きていた』

映画『彼らは生きていた』

殺し合いなんて、誰もしたくないんだ。

第一次世界大戦のイギリス軍の映像と証言を繋いでモノクロ映像をカラー着色で、ロード・オブ・ザ・リングのピーター・ジャクソン監督が手掛けたというから凄い。
兵士が志願してから過酷な戦地に行き地獄を見てから帰るまで、残されていた映像と肉声が生々しい。

嬉々として流行に乗るように我先にと志願する若者。年齢をごまかして入隊した15歳や17歳の少年は軍服もタバコも似合

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