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映画やTVのドラマ題材として、古今東西と言って良い‘鉄板’ネタこそ、「食」「動物」「子供」に最近では「医療」を加えることも可能かもしれません。
共通概念は観る側は共感しやすい、作る側は感情移入をさせやすい事があります。

その中から「食」について、ちょっと考えていきます。

時代が消費者意識の高まりか、ある程度の素材へのこだわりが見逃せない点に注目します。単に安い素材で大量に作るパイの循環に助けられていた時代は終わっている事が示唆されます。
産地表示は有力なリスク判断に挙げられ、意識を採るか値段を採るかで揺れる経験は料理を作る方なら日常的でしょう。

人間を形成する適切・適度な3要素は、
「食事」「運動」「睡眠」
この3つのアイテムをひたすら繰り返します。この方法は各人異なります。故に生活習慣は各人異なり、健康への直結に繋がる処まで思考が行き届くか、差が出てしまうポイントと考えます。 
こうして思索するのは、自分自身が絶えず健康体でいなければ、代替えが効かない立場としての自覚が恐らく促しているからなのです。

34歳まで東京に住んでいた折、極力、自炊を心がけていました。外の味はどうにも飽きてしまいます。不思議と母の味みたく和食を求める渇望から自分で作る選択となります。
例えば、味噌汁であれば鰹節で出汁を取ったり、或いはサバの味噌煮や茄子の味噌炒め、ドレッシングも粗挽き胡椒をスパイスに調合して、人参とキャベツを細かく千切りにしたサラダを作ったりと、滝田栄の『料理バンザイ』から実践したりしました。

その後、下関に戻ってからは結婚するまで、ほぼ実家の母の料理に戻り、結婚後は料理を苦にしない伴侶の料理を食し、結果、健康面でのケアが施された恵まれた環境下にいることに気付かされます。
普段の食事の構成が細胞や内臓器官に与える影響から、免疫力の増進つまり風邪予防の体力が付くのです。
この部分は満腹感とは違う、意識的な選択の有無になります。

日本人の病死原因の1位が癌というのは、諸外国の中で日本が際立っているのは何故なのか分析されたメディアの捉え方があります。凡そストレス性から発生する説、または遺伝説がよく挙げられています。ですが、食品添加物に触れさせないのは、環境問題への違和感がタブー視されるのと同様に思えてなりません。
日本で使用される食品添加物はその半分以上が特にアメリカからの輸入に頼っています。
分からないのはアメリカでは禁止された物が日本ではOKの種類の物がかなり有るという事です。
食品添加物の過剰摂取が蓄積原因と私は感じる部分があります。これはアルコール摂取の常用性が50代から60代に何らかの血液バランスの新陳代謝の劣化に反映され様々な病気を引き起こす事象と似ているのではないでしょうか。

最近、よく登場する言葉‘免疫力’とは結局、生活習慣に直結していることへの理解に他なりません。風邪に罹りやすい、体調が悪い原因はほぼ生活習慣から免疫力の高低差を顕しているものだと考えます。

元々日本人は理に叶った和食文化で育まれた潜在的に免疫力の高い民族です。それにも関わらず、アメリカ発のファーストフードやコンビニエンスストア利用のライフスタイルへの変化からの食に対して不用意すぎる意識に知らず知らず成り果てていた…そこにきて、現在の環境下から多少の気付きが生まれたのは明るい兆しと解釈されなくもないでしょうか。

便利過ぎることはそんなに大事なことなのか…デジタルトランスフォーメーションが謳われる時代だからこそ、その明暗はよくよく考える必要があるのです。

食と言えば、綿内克幸さんの『Wildberry Pie』のプロモーション用のアルバムジャケットの鮮やかさを私的には挙げたいです。
今の時代には装飾よりもシンプルが一番訴求力があると思う次第です。

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