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19世紀のCOSって何?コストコの略ではないんですのお話^^#14

こんばんは!モモです。

 毎週日曜日の夜に✋
 ソーシャルワークに恋をしてともに旅する世界ー序章ー

 初めての方はようこそ!
 たまにのぞいてくださる方、ありがとうございます^^リピータの方、心からありがとうございます!

 今夜も一緒にゆったりと旅をしていきましょう。
 理想は「アナザースカイ」のような感じ。始める前に旅のアテンション♪
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・連載ですが、初めてでも大丈夫。この旅だけ参加でも大丈夫。
・眠いから途中で寝ますも大丈夫。先にお伝えしておきます。
「おやすみなさい^^」
・ゆーっくり、眠たくなりそうでオッケーです^^
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それでは、今夜も旅のスタート!です。

ざっくりあらすじ


 旅の舞台は、19世紀イギリス産業革命期の後半、ソーシャルワークの源流地に移動してきたところでした。この頃の世界は、革命が起き人々が王政から解き放たれ、自由主義、そして貿易のため植民地を次々に拡大していく、いわゆる帝国主義の時代でしたね。

 そして、最初に産業革命⇒自由主義が起きたと言われるのがイギリスでした。前回お話しした「自由化⇒格差⇒人々の生活困窮⇒貧困問題」の流れが最初に起こったのもイギリスでした。

前回までの旅のおみやげ_______________________
 なぜ、19世紀後半にソーシャルワークの源流があると言われるのか、それは、「制度としての貧困対策だけでは、人々が豊かに暮らし続けることが難しかったから」。ソーシャルワークは、貧困対策の一環であった!
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 ソーシャルワークは、制度的な対策だけでは上手くいかない中で生まれた、いわゆる貧困対策の救世主のようなものだったのですね。では、どんな救世主だったのか、今日は、ついに「ソーシャルワークの源流」のついてお話ししていこうと思います。ここまで来るのに13回、毎週日曜日にお届けしていたので、約3か月かかりました。長かったような短かったような。

ソーシャルワークの源流をたどるにあたって

 これから、この物語のメインストリームをも言えるソーシャルワークの源流での旅が始まります。しかし!その前に、まず大前提として次のことをお伝えしておこうと思います。来週以降本格的にご紹介しますが、一般的に、ソーシャルワークの源流は、19世紀後半にイギリスで設立された、慈善組織協会(Charity Organization Society 略してCOS)と言われています。私も、ソーシャルワーク界の常識を覆すほどの研究をしているわけでもないので、その説を踏襲していこうと思います。ただ、忘れてはいけない事実として、

19世紀後半のイギリスでなくても、その前から、他の国でも貧困(貧しさ)への取り組みは行われていました。

正統派の王道の物語を始める前に、このことだけは、皆さんと共有しておきたいと思います。この時点で、「へ?」と思う方、「そりゃそうだろう。」と思う方、いろんな方がいらっしゃると思いますが、皆さんのどの感覚も間違いではなく当然の感覚だと思います。では、ここで、簡単なクイズを出したいと思います!

第1回ソーシャルワーク心理テスト?開催!

 皆さん、想像してみてください。貴方は、貧しさを感じずに生活ができているとします。特別裕福な訳ではないとしても、食べ物や着るもの、住むところに困っていはいません。そんな時に、目の前にマッチ売りの少女ではないですが、とても貧しい人が現れたとします。そして、あなたにこう言いました。

「あなたが今持っているものを少し分けてもらえませんか?」

さて、こんな時、あなたならどうしますか?なんだか心理テストみたいですね。笑 いつも私がしゃべっているだけなのでたまには問いかけスタイルもいいかも。

A.たまたま手に持っていたパンを1つ渡す
B.自宅に戻り、いらない(けどまだ使える)物をいくつか譲る
C.それはできないと断る

 実際にアンケート調査を行ったわけではないので、正確な割合は分かりませんが、100人がこの質問をされたとして、AやBといった選択をする人が、1人もいないということは、おそらくありえませんよね。そう、逆にいうと、だれか必ず、AやBの選択をする人がいるんです!

そう。つまり、そういうことなんです。

 この心理テストともいえない、問いかけで皆さんと確認したかったことは、あまりにも簡単なこと。どんな時代でもどんな状況であっても、困っている人がいたら助けよう、どうにかしない、そう思う人がいるということです。

 ちょっと話を元に戻しますが、つまり、19世紀後半のイギリスでなくても、貧しさで苦しんでいる人はいて、それを救いたいと思い活動した人がいました。たとえば、17世紀のフランス、ヴァンサン・ド・ポールという人が「慈善婦人会」を設立し、貧しい家庭を訪問して慰め、励ます活動をしていました。18世紀、ペストが流行したドイツでは、貧民救済制度ができて浮浪者への適切な救済を行うことが試みられました。

 日本でも奈良時代には、聖武天皇が当時大流行していた天然痘や自然災害による飢餓から人々を救おうと奈良の大仏を建立しました。これも立派な救済の取組です。(大仏建立のために多くの人が労働力として駆り出されさらに国力が低下したという裏話もありますが・・・)

↑は、ほんの少しの例です。「なーんだ、貧困対策は、19世紀のイギリスでなくてもどこでも行われてたんじゃん!」ということになるわけですが不思議なことに、ソーシャルワークの領域では、なぜか、「19世紀後半にイギリスで設立された、慈善組織協会(COS)」がまるで模範解答のように源流と言われています。なぜでしょう!

なぜでしょう?さて、ここで最近いつものことになってきていますが、

記事の分量がすごいことになっている件③

 文字数が3000字を超える勢い。いや、超えてしまいました。ということで、今夜もこのあたりで終わりにしておこうと思います^^急に終わりになることが続いていてすみません。。。

まとめ:今夜の旅のおみやげ_____________________
ソーシャルワークの源流は、「19世紀後半にイギリスで設立された、慈善組織協会(COS)」!ただし、それ以前から似たような取り組みは世界中で行われていた。
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次回予告

 ということで、次回は、なぜ、ソーシャルワークの源流が「19世紀後半にイギリスで設立された、慈善組織協会(COS)」と言われているのか。そして、COSとはいったいどんな組織なのか。このあたりから続けていきたいと思います。

 最近、どのくらいの方がこの記事を読んでくださっているのかとても不安になることがあります。あまり意味がないのではないか、自己満足なのではないか。いろんな思いがたまーに頭をよぎります。それでも、私自身がソーシャルワーカーとして、発信し続けること、多くの人にソーシャルワークを身近に感じていただけたら、皆さんにとっての生活の支え(武器)になることができたら、という当初の思いを思い出して、引き続き微力ですが、継続していきたいと思います。文章力、もっと上げていきたいですね。頑張ります。

 ということで、今夜も、読みにくい文章にも関わらず、最後までお付き合いいただきありがとうございます。次の旅でお会いできるのを楽しみにしています!次の週末まで皆さん、フリースタイルで、各自いろいろ進めていきましょう。

 それではみなさんおやすみなさい☆彡
 また、この旅って何一体?と思った方は、前回の記事をご参照いただけますととっても嬉しいです。

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