ビスケット爆食い

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teen

大通り沿いのちっちゃな畑で向日葵が下を向いて揺れてる 地面なんか見ても太陽は無いのに何してんだろってソレ鏡に映る自分だった。 向日葵を揺らした風が肌を撫でる 首につけた香水が香る 嗅がせる相手なんかいないのに。 なんで素直になれないんだろう。 あの人にあって自分に無い物を妬んで、 これも試練だとか考えるようになった そうでもなきゃ自分が歩き続ける理由が無くなってしまいそうだから、 ほんとうはあの人が羨ましいし 自分だって憧れる側になりたい。 でも自分はいつも素直じゃなか

    • え〜?

      天才は嫌いだ 天才は苦労を知らなそうだから嫌いだ。 俺が時間をかけて作った砂の城を 彼らはスコップでひょいと作り上げてしまう、 でも彼らは知らない 手を汚すことの美学を。 うーん、俺は性格が悪いのかもしれない 性格が悪いってなんだろう、 心で良くないことを想ってしまっても 口に出さなければ性格が良いと言えるのだろうか、 心に悪魔を飼育していたとしても檻に閉じ込めておけば俺は良い奴でいられるのだろうか、 他人の成功を素直に喜べるようになりたい 自分でも出来そうとか、そういう

      • 乖離

        反射 艶のある黒は俺に話しかけた 横目に映る女子高生のローファー、 その記号的な制服に身を包んだ 自分とは違う何か柔らかい生物のつま先は迷いも無く光っていた。 東京 こんな時間にも渋谷は光り輝いているのだろう。 憧れのネオン、 裏腹に汚い人間たちのコミュニティ、 若者の希望を何に乗せて走るというのか ノイズまみれの爆音は政治に似ている 教えて欲しい、 俺は何が間違っているのか この夏という季節になぜ君に会えないのか なぜこんなにも君を思う季節があるのか 可愛くなるの

        • 過重100%

          ごめん、それで思い出した 綺麗に開かないジュースのパックと割れて顔に張り付く風船ガムと君から来ないメールの返信と払い忘れた三千円と渡れなかった交差点と渡れちゃった退屈な世間 パスポートの期限は去年切れたし 証明写真の頭はボサボサ 時間はぐるぐるぐるぐる回るし 1週間はすぐ過ぎる 久しぶりに来た休日は雨だし お気に入りの靴は底が破けた 時は金なりとか言うけど お金で時を買いたいくらいだし 勉強するから同じ時間だけ猶予を欲しい 東京の空は星が見えないし 織姫と彦星も倦怠期

          口角類

          どこか遠くで 綺麗な目を持った誰かと海を見てた そんな気がした 今でも鮮明に覚えてる。 あの子のまつ毛が尖ってたこと 海の先に待つ地球のカーブを 見透かすような眼差しで 入道雲の下 水平線を突き刺してた 夢じゃない 夢じゃない ここにあるギターも 潮風にやられて錆びてる 夢じゃない 夢じゃない 君の名前は知らないけれど 一緒に歌ったもん ポケットにイヤホン絡ませて 細めた目で笑ってた 血の通った頬のピンクに 興奮してた 君も知ってた 夢じゃない

          ゴールデン・レコード

          都合のいいように人を振り回したい そう思ってしまうのはきっと自分が自分に満足していないから 綺麗な人形が欲しい 本当は汚い綺麗な人形が、 綺麗な人形を振り回してるという事実が欲しい だから都合よく自分を好んでくれる人形が欲しい いや、そんな人に勝手なことは出来ない だから本当は汚い綺麗な人形が欲しい 都合を求めてしまうのは小さな世界で生きてるから 勝手な意見を振り撒いて 衛星に乗せて飛ばす いつか届けば良いなとか そんなバンドマン、 まるでゴールデン・レコード

          ゴールデン・レコード

          赤色の蝸牛

          他人の持つナイフなんて気にならなかった。 それくらい赤い熟した実だった。 のにね、 右手に握る果物ナイフ ずっと夢を見てたみたい そんなのまるで双子の合図 先に刺した方が勝ちね 削ってえぐって書いた文字 賞味期限が来て見た現実 今じゃ右手に握る鉛筆 ちゃんと文字も書けてしまう

          ブルーすぴりっと!

          学ランの前を開けて ポケットに手を突っ込みながら車窓を睨みつける。少し眉に力を入れてヘッドホンからTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTを流す 高速で流れる枕木を数える そんなつもりじゃ無かった。途中から効率を求めてしまった チバユウスケの書く詩はよく分からない それくらいが丁度いいのかもしれない 共感出来る歌詞は今の俺には似合わない。 心を寄り添わせても綺麗に泣けない 吐きたくなるだけだ ハイ!チャイナ! チャイニーズガールが声を掛ける このまま中央線

          ブルーすぴりっと!

          それ、見せてよ

          春になったらもっと新鮮な気持ちで 爽やかな温度で 君と出かけるんだ 夏になったらもっと熱い気持ち悪さで 忘れた感触を取り戻すんだ あの日の熱狂に埋もれるんだ 秋になったら感傷的で 何かをわすれてる頃だろう そしたら君とは会いたくないな 冬になったら彗星に乗って もう何も考えられない頭で飛び降りる ジェットコースターで君のとこまで あと1mの距離

          ウェイブ・テクスチャ

          好きになったバンドは解散、あのバンドのボーカルは最近死んだと知った 今更もう遅かった 更新されないアルバムはさざ波に打ち消される砂浜に書いた文字みたいだった 夏、燃えていた あの感情の原因は分かっていた。 でも感情のテクスチャは思い出せない 苦しかった、でも好きだった 忙しかった、そこに生き甲斐を覚えてしまった 色々詰め込んだ夏のプレイリスト、もう更新はされない。昔の曲がただ埋もれてゆく 波打ち際に押し寄せられた海の残骸 花は枯れた 日は沈んだ ストップボタンを押す、レコ

          ウェイブ・テクスチャ

          歩こうよ、いっしょに

          宇宙には時間なんてない ただ人間が生きやすいように何かを刻んで時を作って、繋げて繋げて、 人類が時計を発明した時点で俺たちは人間がいかに微かな時間しか生きられないのか知ることになる 精々頑張ってオスとメスで抱き合って、交じりあって混ざりあって、 宇宙の果てに追いつこうとする。始まりの知らない俺らに終わりは見れない 俺は今日も変な妄想をする。構想を練る、そして寝る 自分と似てるとこがある人間が好きだ でもそいつは世間ではあまり評価が良くないらしい 世間に否定されてる 精

          歩こうよ、いっしょに

          都会の空は星が見えない

          僕らは何を夢に見ただろうか 宇宙に飛び立つことだろうか 果てしない、いや、果てを知らないだけかもしれない 僕らは星を眺めて綺麗だと思うことしかできない弱すぎる存在なんだ 見つけた星に科学者は名前を付けた。馬鹿馬鹿しい、 僕らの希望は星に乗せてブラックホールを求める 木星の輪に飛び込むかもしれない 光線は星を破壊するかもしれない 塵になった僕らの希望は形を取り戻せるのだろうか 都会は人が多い。多すぎる あいつもこいつもどいつも輝きを放てる簡単な世界じゃない 微弱な、役にも

          都会の空は星が見えない

          暗闇ナビゲーション

          どうせ空っぽなんでしょうあの箱は コンクリートでできているあの箱は 都会の駅にたどり着くこの列車は囚人みたいな人間を連れて どうせ静寂なんでしょう待ち受けるのは どうせ喧噪なんでしょう待ち受けるのは 車窓を流れる微かな記憶浸る暇すら与えてはくれないさ だから 路線図を手に描かくの 運転士なんか要らないでしょう 撃ち殺せ今すぐに どうせ空っぽなんでしょうあの頭は コンクリートでできているあの頭は マイノリティは事故と笑う同じ顔したリードで引かれるマジョリティ どうせ必要

          暗闇ナビゲーション

          俺はね、死ねるよって思うのさ

          なんか真夏の海の写真を振り返って思い出した。 特別綺麗でもない深い色をした海とさざ波、終わりなき地平線と少し暗い色をした遠くの空。 果てしないものに怖さを覚える。 果てしないものに希望を抱く。 近くにあるものを愛したい。 知覚できる全てを愛したい。 空に抱く安心と信頼。 永遠に流れる時と空間。 散々ほざいた行き宛ての無い感情なんて 終わりなきを知る海から見たら燦々と散る。 故意に漕いで坂を昇って、恋に焦がれて坂を下ってく。下の見えないこの坂が海まで繋がってればいいな

          俺はね、死ねるよって思うのさ

          まだ十六、十七なんだし子供みたいに無責任で大人ぶったりして都合よくいこうぜ〜〜👊✌️✌️

          まだ十六、十七なんだし子供みたいに無責任で大人ぶったりして都合よくいこうぜ〜〜👊✌️✌️

          星人年齢

          最近はマジでやる気が起きない、 学校は友達がいるから行ってるだけだし 勉強が嫌いなワケじゃないけど 何を目指してるのか分からない ほんとに走り出したくて、授業を抜け出したいとか考えたけど、 どこに行きたいとか考えたけど、 、 そこまでの感情にもなれなかった それもまたウザイ、死ね つまんないから嫌気が刺して気持ち悪くて吐きたい ここで綺麗に泣けたら良かったのにとか思う 無理、気持ち悪い、吐きそう なんで自分が自分でいるだけで大きな力が必要なんだろう、 みんな自分を