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え〜?

天才は嫌いだ
天才は苦労を知らなそうだから嫌いだ。
俺が時間をかけて作った砂の城を
彼らはスコップでひょいと作り上げてしまう、
でも彼らは知らない
手を汚すことの美学を。

うーん、俺は性格が悪いのかもしれない
性格が悪いってなんだろう、
心で良くないことを想ってしまっても
口に出さなければ性格が良いと言えるのだろうか、
心に悪魔を飼育していたとしても檻に閉じ込めておけば俺は良い奴でいられるのだろうか、

他人の成功を素直に喜べるようになりたい
自分でも出来そうとか、そういうくだらないひねくれた心を捻じ伏せてやりたい

自分の中に違う考えの俺が2人いたら、
どちらかを選択した時点でもう片方は死ぬのだろうか、
その時点で俺はもう1人の新たな選択肢を孕み、そうして分岐するうちに自分の純度は薄まってゆくのではないか、

カルピスの原液は濃いほど美味い
汚れた手で天才に乾杯

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