口角類
どこか遠くで
綺麗な目を持った誰かと海を見てた
そんな気がした
今でも鮮明に覚えてる。
あの子のまつ毛が尖ってたこと
海の先に待つ地球のカーブを
見透かすような眼差しで
入道雲の下
水平線を突き刺してた
夢じゃない
夢じゃない
ここにあるギターも
潮風にやられて錆びてる
夢じゃない
夢じゃない
君の名前は知らないけれど
一緒に歌ったもん
ポケットにイヤホン絡ませて
細めた目で笑ってた
血の通った頬のピンクに
興奮してた
君も知ってた
夢じゃない
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