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赤色の蝸牛

他人の持つナイフなんて気にならなかった。
それくらい赤い熟した実だった。

のにね、

右手に握る果物ナイフ

ずっと夢を見てたみたい
そんなのまるで双子の合図

先に刺した方が勝ちね

削ってえぐって書いた文字

賞味期限が来て見た現実

今じゃ右手に握る鉛筆
ちゃんと文字も書けてしまう

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